釣り針の種類8種!用途・特徴・釣れる魚まで初心者向けに徹底解説

釣り針の種類8種!用途・特徴・釣れる魚まで初心者向けに徹底解説

釣り針の種類①:丸セイゴ(丸軸・セイゴ針)

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BA-905605/

丸セイゴ針は、針軸が丸くやや太めで強度があり、魚の口にしっかりと刺さるのが特徴の釣り針です。

丸軸のセイゴ針を略して丸セイゴ針と呼ばれ、もともとはセイゴ(スズキの若魚名)を釣るための針でしたが、ほかの魚にも使えるため、海釣りで幅広く使われています。

特徴

丸セイゴ針には、以下のような特徴があります。

  1. 軸が丸く太め
  2. 針先が鋭く、掛かりが良い
  3. 飲み込まれにくい
  4. サイズが豊富

針軸が丸く太めでしっかりしているため、細い針よりも折れにくく、大きな魚にも対応でき、針先が鋭いため魚がエサに食らいついたときにスムーズに刺さります。

針の形状が適度に曲がっているため、魚がエサに食いついたときに口の端に引っかかって飲み込まれにくく、魚へのダメージを抑え、リリースもしやすいです。

また、丸セイゴ針は小魚向けから大物向けまでサイズが豊富で、6号~10号の小さいサイズはアジやメバルに、15号~20号はスズキやクロダイなどに適しています。

どんな魚が釣れる?

魚の種類 サイズの目安
セイゴ(スズキの若魚) 10号~15号
アジ・メバル 6号~12号
カサゴ 8号~14号
アイナメ 10号~16号
クロダイ・マダイ(小型) 12号~18号
シーバス(スズキ) 15号~20号

丸セイゴ針には豊富なサイズがあり、一般的な波止場で釣る場合は8号~10号、セイゴを釣る場合は10号~15号がサイズの目安です。

ほかにも、アジやメバルなどの小魚は6号~12号、クロダイや小型のマダイなら12号~18号がサイズの目安になります。

シーバス(スズキ)を狙うなら、釣りの時期や場所に応じて15号~20号の範囲が、丸セイゴ針の目安です。

どんな釣り方に向いている?

丸セイゴ針はさまざまな種類の魚に対応し、以下のような釣り方が向いています。

釣り方 対象の魚
ウキ釣り メバル、アジ、クロダイなど
フカセ釣り クロダイ、マダイ
投げ釣り カサゴ、アイナメ、キス
ぶっこみ釣り クロダイ、スズキ
船釣り カサゴ、メバル、マダイなど

ウキを使って海中にエサを漂わせる「ウキ釣り」を始め、コマセ(撒き餌)を撒いて魚を寄せながら釣る「フカセ釣り」が、丸セイゴ針を使った釣り方に向いています。

また、針にエサを付けて遠投し、海底にいる魚を狙う「投げ釣り」ではカサゴやアイナメなどが狙え、オモリを付けてエサを海底に置き、魚が食いつくのをまつ「ブッコミ釣り」も丸セイゴ針に適した釣り方です。

ほかにも、船から釣り糸を垂らして底にいる魚を狙う「船釣り」も丸セイゴ針が向いており、カサゴやメバル、マダイなどが狙えます。

丸セイゴ(丸軸・セイゴ針)のおすすめ商品

おすすめの丸セイゴ針は、50本も入ってコストパフォーマンスに優れる「丸セイゴ 徳用50本入 黒(ブラック)」です。

引用元:https://fishingman.jp/products/ssm-4941430014051

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丸セイゴ針は釣り針の中で最も汎用性が高く、さまざまな種類の魚や釣りに使えるので、多めに用意しておくのがおすすめです。

  • 商品名:丸セイゴ 徳用50本入 黒(ブラック) 12号 
  • メーカー:ささめ(SASAME)
  • 入り数:50本入
  • 販売価格(税込):553円

釣り針の種類②:チヌ針

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AC-2919070/

チヌ針とは、主にチヌ(クロダイのこと)を狙うために作られた釣り針のことで、チヌに限らず他の魚にも使えるのが特徴です。

特徴的な形状をしているためバレにくく(魚が食いついたあと外れにくい)、しっかりと魚に掛けて釣り上げることができます。

<h3>特徴</h3>

さまざまな魚や釣りで使えるチヌ針には、以下のような特徴があります。

  1. 針先が内向き(ネムリ形状)
  2. 軸が短めで太め
  3. 飲み込まれにくい
  4. サイズの種類が豊富

チヌ針は針先が少し内側に曲がり込んでいるネムリ針形状のため、魚の口の端に刺さって外れにくく、飲み込まれににくいのが特徴です。

釣り針の軸が短く太めで強度が高く、大型の魚が掛かっても針が折れたり伸びたりしにくくなっています。

また、サイズが豊富にあるので、ターゲット(狙う魚)に合わせたサイズ選びができる点も、チヌ針の特徴です。

どんな魚が釣れる?

チヌ針はサイズが豊富にあり、魚とサイズの目安は以下のようになっています。

魚の種類 サイズの目安
チヌ(クロダイ) 3号~8号
メバル 1号~3号
カサゴ 1号~4号
メジナ(グレ) 2号~5号
キビレ(キチヌ) 2号~6号
アイナメ 3号~6号
マダイ 5号~10号
スズキ 6号~10号

チヌ(クロダイ)を釣る場合は3号~8号、メバルやカサゴなど小さい魚は1号~4号がチヌ針の目安です。

5号~10号程度の大きなサイズを選べば、マダイやスズキ(シーバス)などの大物も狙えます。

どんな釣り方に向いている?

チヌ釣りは主にチヌ(クロダイ)向けの釣り針ですが、以下のような釣り方や対象の魚が狙えます。

釣り方 対象の魚
フカセ釣り クロダイ、メジナ
ウキ釣り クロダイ、メジナ、キビレ
紀州釣り クロダイ
落とし込み釣り クロダイ
ぶっこみ釣り(底釣り) クロダイ、スズキ

コマセ(撒き餌)を撒き、魚を寄せながら狙う「フカセ釣」りや、ウキを付けて海の中層を狙う「ウキ釣り」でクロダイやメジナが狙えます。

米ぬかやパン粉、さなぎ粉などを練って団子状のエサにする紀州釣りにも向いており、チヌ針のフッキング率(魚が針に掛かる確率の高さ)が活きる釣り方です。

ほかにも、防波堤のヘチ(際)にエサを落としてクロダイを狙う「落とし込み釣り」や、オモリを付けて海底に仕掛けを沈めて、クロダイやスズキを狙う「ぶっこみ釣り(底釣り)」にも向いています。

チヌ針のおすすめ商品

チヌ針でおすすめの商品は、ささめの「軽量チヌ 茶 3」です。

引用元:https://fishingman.jp/products/ssm-4941430009491

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一般的なチヌ針よりも少し軽量に作られており、ひねりがあるため魚の口に掛かりやすく、特に撒き餌に同調しやすくなっています。

  • 商品名: 軽量チヌ 茶 3
  • メーカー:ささめ(SASAME)
  • 入り数:19本入
  • 販売価格(税込):161円

釣り針の種類③:ムツ針

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AB-4052150/

ムツ針とは、針先が少し外向きにオフセットされた形状の釣り針のことで、魚の口に掛かりやすくバレにくいのが特徴です。

もともとは「ムツ」を釣るための釣り針でしたが、現在ではカサゴをはじめ、メバルやヒラメにスズキなど、幅広い魚に対応する釣り針として使われています。

特徴

幅広い魚に使えるムツ針の特徴は、以下の通りです。

  • 針先が外向き(オフセット形状)
  • 軸が太めで強度が高い
  • カン付きとカン無しがある
  • サイズが豊富

ムツ針は針先の形状が魚の口に掛かりやすくなっており、口元に掛かることが多いためリリースしやすい上、強度が高く大型の魚にも対応が可能です。

ムツ針にはハリスが結びやすく、太い糸にも対応できる「カン付き」と、シンプル形状で細いハリスの直結に向いている「カン無し」があり、サイズも豊富に揃っています。

どんな魚が釣れる?

ムツ針で釣る魚とサイズの目安は、以下の表になっています。

魚の種類 サイズの目安
ムツ 10号~16号
メバル 6号~12号
カサゴ 8号~12号
アイナメ 10号~16号
ヒラメ、マゴチ 12号~18号
スズキ(シーバス) 14号~20号
ブリ、カンパチ 18号以上

ムツ針はメバルなどの比較的サイズの小さい魚から、ブリやカンパチなどの大物まで、幅広い魚に対応しています。

表のサイズを参考に、釣る魚に合わせて調整してみてください。

どんな釣り方に向いている?

ムツ針が向いている釣り方と、対象となる魚は以下の表のようになっています。

釣り方 対象の魚
ぶっこみ釣り ムツ、カサゴ、アイナメ、ヒラメなど
船釣り ムツ、カサゴ、アイナメ、ヒラメ
投げ釣り ヒラメ、マゴチ
ウキ釣り カサゴ、メバル
ルアー釣り メバル、シーバスなど

「ぶっこみ釣り」や「船釣り」では、ムツやカサゴ、ヒラメなどが狙え、砂地のヒラメやマゴチを狙う場合は、違和感なく魚が食いついてくる「投げ釣り」が向いています。

針が軽めなので自然にエサが沈むため「ウキ釣り」にも向いており、ほかにもワームフックとしてソフトルアーのワームを使った「ルアー釣り」にも最適です。

ムツ針のおすすめ商品

初心者でアジ釣りをしたい方におすすめなのが、ささめ「ムツ 赤ケイムラ」です。

引用元:https://fishingman.jp/products/ssm-4941430093537

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初心者から上級者でも楽しめる、アジビシ(オモリが付いたコマセカゴの仕掛け)に適したムツ針となっています。

海中で魚にしっかりアピールする、人気の高い赤ケイムラ(赤色の特殊繊維でコーティングされた素材)仕様です。

  • 商品名: ムツ 赤ケイムラ 10号
  • メーカー:ささめ(SASAME)
  • 入り数:13本入
  • 販売価格(税込):291円

釣り針の種類④:伊勢尼針

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A9-4113608/

伊勢尼(いせあま)針とは、軸が太く強度が高く、針掛かりがよい釣り針のことです。

太く強靭な軸を持っているため大物を狙うのに適しており、クロダイやスズキ、マダイなどの海魚から、ナマズやコイなどの淡水魚まで幅広い魚種に対応できます。

特徴

伊勢尼針には、以下のような特徴があります。

  1. 太軸で強度が高い
  2. 針先が鋭く貫通力が高い
  3. 飲み込まれにくい(口の端に掛かりやすい)
  4. サイズが豊富

伊勢尼針は軸が太くて強度が高いため、大型魚でも耐えられるほか、フッキング(魚に針が掛かること)しやすく、大物の固い口の中にもしっかり刺さってくれるのが特徴です。

針先が程よく曲がっているため、魚の口端に掛かりやすく飲み込まれにくい上、魚が暴れても外れにくくなっています。

伊勢尼針はサイズも豊富にあり、アジやメバルなどの小型魚からブリやヒラマサ、ライギョなどの大型魚まで、対応できる魚の種類も多いです。

どんな魚が釣れる?

伊勢尼針のサイズの目安と、対象となる魚の関係は以下のようになっています。

魚の種類 サイズの目安
アジ、カサゴ、メバル 3号~6号
クロダイ 6号~10号
マダイ、スズキ(シーバス) 8号~12号
ナマズ 10号~14号
コイ 12号~16号
ライギョ 12号以上
ブリ、ヒラマサ 14号以上

号数が同じであっても、メーカーなどによって若干伊勢尼針の寸法が変わりますが、波止場で使われる伊勢尼針の標準的なサイズは6号です。

アジやメバルなどの小物狙いなら3号~6号、マダイやシーバス(スズキ)なら8号~12号、ブリやヒラマサなどの大物なら14号以上が、サイズの目安になっています。

どんな釣り方に向いている?

伊勢尼針は、太軸で高い強度を活かした以下のような釣り方に向いています。

釣り方 対象の魚
フカセ釣り クロダイ、マダイ
ウキ釣り クロダイ、スズキ、ナマズなど
紀州釣り クロダイ
ぶっこみ釣り ナマズ、コイ、ブリなど
投げ釣り マダイ、スズキ、カサゴ、ヒラメ
船釣り マダイ、ブリ、ヒラマサ、カサゴ

伊勢尼針は「フカセ釣り」や「ウキ釣り」を始め、さまざまな釣り方ができ、対象の魚に合わせた釣り方を選びましょう。

団子釣りとも言われる「紀州釣り」はクロダイ釣りの定番で、針が強く掛かったときに魚の口の奥に入りにくいため、釣りやすいです。

ほかにも「投げ釣り」や「船釣り」にも伊勢尼針は向いているので、上記の表を参考に釣り方を検討してみてください。

伊勢尼針のおすすめ商品

プロマリン(PRO MARINE)「テトラ仕掛 伊勢尼 5号 3P 3本針」は、テトラ仕掛けで釣りをする人におすすめの伊勢尼針です。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223439730-out

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テトラ仕掛け(テトラポッドの隙間に落として根魚(海底にいる魚)を狙う)に適した、3本針×5の仕様です。

3本針×5のセットが3枚入っているので、コストパフォーマンスも高い伊勢尼針になっています。

  • 商品名: テトラ仕掛 伊勢尼 5号 3P 3本針
  • メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
  • 入り数:(3本針×5セット)×3P
  • 販売価格(税込):325円

釣り針の種類⑤:袖針

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BA-5372266/

袖針(そでばり)とは、軸が細くて軽量で、小型の魚を釣るのに適した釣り針のことです。

軸が短く針先が鋭いため小さな魚の口にも掛かりやすく、ハゼやキス、カワハギなどの小型魚を釣るのに適しており、違和感なくエサを食わせることができます。

特徴

袖針の主な特徴には、以下の4つがあります。

  1. 細軸で軽い
  2. 軸が短い
  3. 針先が鋭く掛かりやすい
  4. サイズが小さく、種類が豊富

軸が細く軽いため、小さな魚の口にも違和感なく入りやすく、エサの自然な動きを邪魔しないほか、軸が短いため魚を傷つけにくいのが特徴です。

針先が鋭く小型魚の柔らかい口にもスムーズに刺さり、小型魚を対象としたサイズ展開が豊富な点も、袖針の特徴になります。

どんな魚が釣れる?

袖針は小型魚に向けたサイズが豊富にあり、サイズの目安は以下のようになっています。

魚の種類 サイズの目安
ワマサギ 0.2号~1号
タナゴ 0.3号~1号
オイカワ 0.5号~2号
ウグイ 1号~4号
ハゼ 3号~6号
キス、カワハギ、フナ 5号~8号
ヘラブナ 6号~9号

タナゴなら0.3号~1号、ウグイを狙うなら1号~4号が目安で、5号~8号サイズではキスやフナも狙えます。

より大きな6号~9号はヘラブナ(小型サイズ)が狙え、対象の魚に合わせた袖針のサイズを選びましょう。

どんな釣り方に向いている?

細軸は特に小型魚の釣りに適しており、向いている釣り方は、以下のようになっています。

釣り方 対象の魚
ちょい投げ釣り ハゼ、キス
ウキ釣り フナ、タナゴ
カワハギ釣り カワハギ
淡水の小物釣り タナゴ、オイカワ、ウグイなど

ハゼやキスを狙うなら、軽い重りと一緒に投げる「ちょい投げ釣り」が向いており、フナやタナゴを釣るなら「ウキ釣り」が向いています。

ほかにも、袖針の細軸で針の鋭さを活かした「カワハギ釣り」、淡水でのウグイやオイカワ釣りも、袖針の特性を活かした釣り方です。

袖針のおすすめ商品

ワカサギやタナゴ、オイカワなどの小物を釣りたい人におすすめなのが、OWNER(オーナーばり)「20282 OH 茶袖 2-0.4号」です。

引用元:https://fishingman.jp/products/onb-4953873194986

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小物を狙うときに重宝する万能袖針で、お求めやすい価格なので、多めに準備して釣りに臨むと良いでしょう。

  • 商品名: 20282 OH 茶袖 2-0.4号
  • メーカー:OWNER(オーナーばり)
  • 入り数:5本入
  • 販売価格(税込):114円

釣り針の種類⑥:流線針

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B3-4682521/

流線針(りゅうせんばり)とは、流線型の細長い釣り針のことで、針の軸が長めになっているため、エサが付けやすいです。

特に投げ釣りや船釣りで使われることが多く、キスやアイナメなどのボトムフィッシュ(底物)を狙う釣りに適しています。

特徴

流線針は、細長い流線型が見た目の特徴ですが、ほかにも以下のような特徴があります。

  1. 軸が長く、エサをつけやすい
  2. 針先が鋭く掛かりやすい
  3. 流線型で水の抵抗が少ない
  4. 針のサイズが豊富

流線針は軸が長いためエサが付けやすく、ゴカイやイソメなどの長いエサも、しっかり固定できるのが特徴です。

針先が鋭く魚に掛かりやすいほか、釣り針が流線型なので水の抵抗が少ないので、安定した仕掛けが作れます。

投釣りでエサがズレにくく、サイズも豊富に用意されている点も流線針の特徴です。

どんな魚が釣れる?

釣りたい魚によって流線針はサイズが変わり、魚とサイズの目安は以下のようになっています。

魚の種類 サイズの目安
ハゼ 4号~8号
キス 5号~8号
カレイ、アイナメ 8号~12号
マゴチ、ヒラメ 12号~16号

流線針がよく使われる場面は投げ釣りで、ハゼを狙う場合は4号~8号、キスなら5号~8号が目安です。

また、人気のカレイ釣りでは8号~12号が目安となり、釣りの時期や釣り場に合わせてサイズを調整しましょう。

どんな釣り方に向いている?

流線針に向いている釣り方と狙える魚は、以下の表のようになっています。

釣り方 対象の魚
投げ釣り(サーフ・砂浜釣り) キス、カレイ、アイナメなど
ちょい投げ釣り ハゼ、キス
船釣り カレイ、アイナメ
穴釣り アイナメ、カサゴ

仕掛けを遠くに投げて砂地の底を狙う「投げ釣り(サーフ・砂地釣り)」が向いており、キスやカレイなどの魚が狙えます。

ほかにも、近場の浅瀬で楽しめる「ちょい投げ釣り」や「船釣り」、岩場やテトラポッドに仕掛けを落としてアイナメやカサゴを狙う「穴釣り」も、流線針が向いています。

流線針のおすすめ商品

固形の丸いエサ(ボイリー)を使ってコイを釣る、カープフィッシングに最適な流線針が「BOIL ST フッ素 2号」です。

引用元:https://fishingman.jp/products/ssm-4941430114300

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流線型がボイリーをしっかり捉え、コーティングによりスムーズにコイの口に刺さるので、バレにくくなっています。

ボイリーにはさまざまな大きさや種類(タイプ)、フレーバー(植物系、スパイス系など)があり、練りエサのように溶けて無くならないのが特徴です。

  • 商品名: BOIL ST フッ素 2号
  • メーカー:ささめ(SASAME)
  • 入り数:8本入
  • 販売価格(税込):291円

釣り針の種類⑦:カン付き針

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/8A-1344070/

カン付き針(かんつきばり)とは、針軸の上部にハリス(釣り糸)を通す環(かん)が付いた釣り針のことです。

通常の釣り針は「チモト」と呼ばれる耳の部分を利用してハリスを結びますが、カン付き針はラインを通す環(リング)が付いているため、太いハリスや強力な結び方ができます。

特徴

カン付き針は通常の釣り針とは違い、軸に環が付いているのが特徴ですが、ほかにも以下のような特徴があります。

  1. 強度が高く、大物狙いに適している
  2. 結びやすく、初心者でも扱いやすい
  3. ハリス切れしにくい
  4. さまざまな種類の針にカン付きタイプがある

カン付き針は環を使って太いハリスを結びやすいため、大型魚にも対応できるほか、結びやすく初心者でも扱いやすいのが特徴です。

通常のチモトタイプの釣り針は、糸が釣り針の軸に直接触れるため、摩擦で切れやすいですが、カン付き針は環の中に糸を通すため、摩擦で糸が傷みにくいです。

ムチ針や伊勢尼針、丸セイゴ針などさまざまな種類の針にカン付き針があるため、釣り針の種類を超えて選べます。

どんな魚が釣れる?

ハリスが結びやすいカン付き針ですが、狙う魚ごとのサイズの目安は以下のとおりです。

魚の種類 サイズの目安
コイ、マダイ 8号~14号
スズキ(シーバス) 10号~14号
ナマズ、ヒラメ、マゴチ 10号~16号
ブリ、カンパチ、ヒラマサ 14号~20号
マグロ、クエ(アラ) 18号~24号

コイやマダイを狙う場合は8号~14号、ブリやカンパチ、ヒラマサなどの大物を狙うなら14号~20号がカン付き針の目安です。

魚に合わせるのはもちろん、釣る時期や釣り方などに合わせ、上記の範囲内で調整してみてください。


どんな釣り方に向いている?

マダイやブリなどの青物が狙えるカン付き針ですが、以下のような釣り方が向いています。

釣り方 対象の魚
船釣り マダイ、ブリ、ヒラメ、クエなど
ぶっこみ釣り ヒラメ、マゴチ、クエ、ナマズなど
ショアジギング(岸からのルアー釣り) ブリ、ヒラマサ、カンパチなど青物
トローリング マグロ、カジキなど超大物
ナマズ・コイ釣り ナマズ、コイ

カン付き針は、船で海上に出て釣る「船釣り」や「ぶっこみ釣り」が向いており、船釣りでは太いハリスを使用してマダイやブリ、クエなどの大物が狙えます。

岸からルアーで釣る「ショアジギング」にも向いており、ルアーのアシストフックとしてカン付き針を使い、大型青物(ブリ、ひらまさなど)を狙うことも可能です。

ほかにも、船でルアーを引きながら釣る「トローリング」や、ナマズ・コイなど淡水の大物も、カン付き針は太めのハリスが使えるので向いています。

カン付き針のおすすめ商品

カン付き針を使ったチヌ(クロダイ)釣りをする方におすすめなのが、HARIMITSU(ハリミツ)「BE-6297 カン付チヌ NSブラック 6号」です。

引用元:https://fishingman.jp/products/hrm-4945826500364

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タチウオや海上釣堀にも適しており、50本もの内容量となっているため、コストパフォーマンスの高いカン付き針です。

カン付き針をメインに使う方や、釣り初心者にも安心の容量となっています。

  • 商品名: BE-6297 カン付チヌ NSブラック 6号
  • メーカー:ハリミツ(HARIMITSU)
  • 入り数:50本入
  • 販売価格(税込):439円

釣り針の種類➇:トレブルフック(三本針)

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/96-5722019/

トレブルフック(三本針)とは、軸(シャンク)から3本の針が、放射状に広がった形状の釣り針のことです。

魚が軽く触れただけでも掛かりやすいのが大きな特徴で、ルアーフィッシングで広く使われています。

特徴

トレブルフックには、以下のような特徴があります。

  1. 3本の針でフッキング率が高い
  2. ルアーに装着しやすい
  3. 魚がバレにくい
  4. 大型魚に対応

トレブルフックは3本の針があるので、どの角度からも魚に掛かりやすく、軽く触れるだけで魚が掛かるほか、ルアーのアイ(リング)にスプリットリングを使って簡単に装着できる特徴があります。

針先が3方向に向いてフックポイント(魚が掛かる位置)が複数あるため、1本が外れてもほかの針に掛かりやすく、強度の高いものを選べば大物狙いも可能です。

シングルフック(針が1本)よりも魚が掛かりやすいですが、針が多いため根掛かり(障害物に引っかかること)しやすく、魚へのダメージが大きい、釣り上げたあと針を外しにくいデメリットもあります。

どんな魚が釣れる?

トレブルフックで狙える魚の種類と、フックサイズの目安は以下のようになっています。

魚の種類 フックサイズの目安
トラウト(ニジマス、ヤマメ) #10~#6
ヒラメ、ブラックバス #6~#2
マゴチ #4~#2
タチウオ、スズキ(シーバス) #4~#1/0
ブリ、ヒラマサ、カンパチ #2~#3/0
タチウオ、スズキ(シーバス) #4~#1/0

通常の釣り針は、2号・10号など号で表されているサイズですが、トレブルフックのサイズは特殊で、#2や#2/0などで表されています。

#2の呼び方は「にごう」、数字のあとにスラッシュ(/)と数字が続く#2/0などは「にーぜろ」と呼び、数字だけの場合は数字が小さくなるごとにサイズが大きくなるので、注意が必要です。

スラッシュ付きの場合は数字が大きくなるごとにサイズも大きくなり、サイズ順をまとめると以下のようになります。

サイズが小さい順に:#4・#3・#2・#2/0・#3/0・#4/0・・・

どんな釣り方に向いている?

3本の針が出て魚に掛かりやすいトレブルフックですが、向いている釣り方と対象となる魚は、以下の表のようになっています。

釣り方 対象の魚
ルアーフィッシング シーバス、ヒラメ、マゴチ、青物など
キャスティングゲーム 青物、シーバス
ビッグベイト・トップウォーターゲーム ブラックバス、シーバス
トラウトフィッシング ニジマス、ヤマメ、イワナ

ミノーやバイブレーション、スプーンなどのハードルアーを使った「ルアーフィッシング」や、ショア(岸から)やオフショア(船から)のキャスティングで青物や、シーバスを狙う「キャスティングゲーム」に向いています。

ほかにも、ペンシルベイトやポッパーなどのルアーにトレブルフックを装着し、ブラックバスやシーバスなどを狙う「ビッグベイト・トップウォーターゲーム」にも有効です。

また、スプーンやミノーなどのルアーに、小型のトレブルフックを装着してニジマスやヤマメなどの淡水魚を狙う「トラウトフィッシング」も向いています。

針のおすすめ商品

ワイドゲイプ設計で、魚に刺さりの良さを追求したトレブルフックが、RYUGI(リューギ)「HPT044 ピアストレブル TCブラック」です。

引用元:https://fishingman.jp/products/ssm-4941430201666

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フックポイント(針先)が魚に触れる確率が高められ、魚がフックポイントに触れた瞬間に、しっかり魚に刺さるよう設計されています。

ルアーや障害物に触れ続けた場合でも針先が鈍ってしまわないよう、耐摩耗性特殊鋼材サイバーメタルを採用がされたトレブルフックです。

  • 商品名: HPT044 ピアストレブル TCブラック 4
  • メーカー:RYUGI(リューギ)
  • 入り数:5本入
  • 販売価格(税込):549円

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