タチウオ釣りのおすすめ時期・季節はいつ?各シーズンの特徴と釣り方

タチウオ釣りのおすすめ時期・季節はいつ?各シーズンの特徴と釣り方

タチウオがよく釣れる時期・季節

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AA-315160/

岸(ショア)でタチウオが一番釣れる時期は、8月末~11月頃です。(地域によって若干異なる)

季節 状況 釣れる理由
夏(6~8月) ★ やや釣れる 沖合にいるが、活性は高い
秋(9~11月) ★★★ 最盛期 岸に寄り大群が回遊。数釣り、大型も期待できる。
冬(12~2月) ★★ 釣れる 数は減るが、サイズが大きくなる。
春(3~5月) ★ 釣れにくい 産卵前後で深場にいる。オフシーズン気味。

秋は水温が安定し、エサとなる小魚(イワシやアジなど)が沿岸に寄ってくるため、タチウオもエサを追って浅場や堤防周りに集まってくるのがよく釣れる理由です。

特に9月~10月は活性も高まり、エサを求めて大群で沿岸に寄ってくることも多く、数釣りが狙える時期でもあります。

冬場に入ると釣れる数は減りますが、深場(100m以深)に落ちた大型(中にはドラゴン級も)が狙えます。

タチウオ釣りにおすすめのアイテム

タチウオはとても歯が鋭く、触れるだけで切れるほどの歯なので、鋭い歯に対応した仕掛けが必要です。

タチウオ釣りに必要な道具類と、それぞれおすすめのアイテムを紹介していきますので、タチウオの道具を揃える際の参考にしてみてください。

ロッド

タチウオの釣り方にはルアーを使った「ルアー釣り」や、テンヤ仕掛けを使った「探り釣り」などがあり、どちらも8~9ft前後のシーバスロッドやエギングロッドが使われています。

シーバスロッドはルアーが扱いやすく、シーバスの力にも負けない耐久性や、汎用性の高さから初心者が最初に選ぶロッドとしてもおすすめです。

エギングロッドは、エギという疑似餌を使って主にアオリイカを狙う「エギング」で使われるロッドで、シーバスロッド同様にさまざまな釣りに使える汎用性の高さを備えています。

どちらの種類を選ぶかで迷った場合は、より汎用性の高いシーバスロッドのスピニングリールモデルがおすすめです。

引用元:https://fishingman.jp/products/diw-05800230

ダイワ(DAIWA)「ラテオ 86ML・K スピニングモデル」は、ルアーを使ったタチウオ釣りに求められるロッドのスペックを満たし、汎用性の高さがポイントです。

ブランク(ロッドの芯となる部分)が高弾性で細身化され、高い剛性やキャスト時の安定感があり、扱いやすくなっています。

  • 商品名:ラテオ 86ML・K
  • メーカー:ダイワ(DAIWA)
  • リールタイプ:スピニングリール
  • 全長:2.59m
  • 仕舞寸法:134cm
  • 継数:2
  • ルアー重量:7~35g
  • 重量:120g
  • 販売価格(税込):32,010円

リール

堤防など岸からのタチウオ釣りには、キャスト時のライントラブルが少ないスピニングリールを使うのが一般的です。

番手は2500~4000番で、使用ラインはナイロンで3~5号、PEでは0.8~1.0号で150mの長さを巻けるリールを選びましょう。

ギア比は一巻で巻けるラインの量が多いハイギアのリールがおすすめで、キャストから巻き上げの時間も短くなるのでテンポのよいタチウオ釣りが楽しめます。

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-045188

シマノ(SHIMANO)「ミラベル C3000HG リール」は、リーリング(巻き上げ)時のノイズやガタツキを抑えた設計で、スムーズな釣りを楽しみたい人におすすめのスピニングリールです。

ボディなど大型パーツに、シマノが開発した軽量と剛性を高い次元で両立させた新しいカーボン素材「CI4+」を採用し、長時間の使用でも疲れにくくなっています。

  • 商品名:ミラベル C3000HG リール
  • メーカー:シマノ(SHIMANO)
  • 番手:3000
  • ギア比:6.2
  • 重量:205g
  • 実用ドラグ力:3.5kg
  • 最大ドラグ力:9kg
  • 販売価格(税込):17,392円

ライン

タチウオのルアー釣り(ジギング)では、PEラインを使用するのが一般的で、0.6号~1.2号前後の号数で、4本か8本撚りを選ぶ人が多いですがそれぞれに特徴があります。

PEラインの特徴として号数が低い(細い)ラインでも強度が高く、タチウオの強い引きでもラインブレイク(ラインが切れる)しにくく、ナイロンラインに比べ伸びにくいので、感度も高いです。

PEラインは伸びにくいため、アクションを行う際にも動作の力がラインに吸収されにくく、よりダイレクトにアクションがルアーに伝わるため、操作性の面でも優れています。

引用元:https://fishingman.jp/products/sul-4968813536788

タチウオで使われるPEラインは4本撚りや8本撚りが主流ですが、それぞれの利点を合わせ持つのが、6本撚りのサンライン(SUNLINE)「ソルティメイト キャリアハイ6」です。

4本撚りの水流や風を受けやすさ、8本撚りのしなやかで伸びやかな飛距離をバランスよく持ち、ハイグレードなPE素材により、無駄な毛羽立ちや色落ちを抑える設計になっています。

  • 商品名:ソルティメイト キャリアハイ6
  • メーカー:サンライン(SUNLINE)
  • 規格:1.0号(画像は1.2号)
  • 全長:170m/16LB
  • カラー:シャンパンゴール
  • 参考直強力(MAX):7.5kg
  • 撚り数:6本組
  • 販売価格(税込):2,510円

リーダー

タチウオは歯が鋭くラインを簡単に切ってしまうため、歯に対抗する手段としてメインラインの先に、フロロカーボンやナイロン、またはワイヤーのショックリーダー(リーダー)を取り付けます。

おすすめは強度や感度のバランスが良いフロロカーボンで、ナイロンはフロロカーボンやワイヤーに比べ柔らかく扱いやすいですが、フロロカーボンより吸水性があり劣化しやすいです。

ワイヤーはどの素材よりも固く切れませんが、重量があり動きも固くなるため、タチウオに違和感を与えることがあります。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223442150

プロマリン(PRO MARINE)「太刀魚フロロリーダー」は、ラインの糸よれやタチウオの噛み切りを防ぐ設計のフロロカーボン素材ショックリーダーです。

サルカンがラインのヨレや絡まりを防いでくれ、タチウオへのアピールと噛み切りを防ぐケイムラ(発光)パイプを備えた機能性の高いショックリーダーになっています。

  • 商品名:太刀魚フロロリーダー
  • メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
  • 規格:10号
  • 全長:120cm
  • 入数:2セット
  • 販売価格(税込):361円

ルアー

タチウオを岸から狙う場合、よく使われるルアーは金属素材のメタルジグや、ゴムなどの柔らかい素材でできたワーム、プラスチック素材のハードプラグです。

メタルジグは飛距離が出せるため沖が狙え、日中深場に潜むタチウオにもアピールしやすく、ワームのケイムラ(蛍光)仕様は、夜間のタチウオにアピールできます。

ハードプラグはただ巻き(リールを巻くだけ)でもアクションを起こしてくれるものが多く、初心者にもおすすめです。

また、タチウオは夜になるとエサとなる小魚が泳ぐ際に出す波動を感じ取り、エサの位置を把握して捕食するので、バイブレーション系のルアーも効果があります。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223443645

クロスファクター(cross factor)「サイコイナズマシャッド スターターセット」は、ジグとワームがセットになって、はじめてのタチウオ釣りでも手軽に扱えておすすめです。

リールを巻くだけで尻尾部分が左右に振るシャッドタイプのワームで、小魚が泳いでいるような演出をしてタチウオを誘い込みます。

  • 商品名:サイコイナズマシャッド スターターセット
  • メーカー:クロスファクター(cross factor)
  • サイズ:1/2oz(約14.17g)
  • セット内容:イナズマヘッド1/2ozグロー×1個、イナズマシャッドワーム×1本
  • 販売価格(税込):224円

引用元:https://fishingman.jp/products/kiza-65003

汎用性の高いシーバスロッドなどでタチウオを狙いたい人におすすめのメタルジグが、キザクラ(kizakura)「フラッシュラッシュ マキマキ ウィロータイプ」です。

タチウオにしっかりアピールするオリジナルフックやブレードを搭載し、30gの重量でキャスト時の飛距離にも貢献してくれます。

  • 商品名:フラッシュラッシュ マキマキ ウィロータイプ
  • メーカー:キザクラ(kizakura)
  • タイプ:メタルジグ
  • 重量:30g
  • 販売価格(税込):1,009円

フィッシュグリップ

フィッシュグリップとは、釣り上げた魚を安全につかむための釣り道具のことで、フィッシュグリップがあれば素手で魚に触れなくて済みます。

タチウオは歯がとても鋭く、歯に触れただけで怪我をする可能性がありますが、フィッシュグリップがあれば直接にタチウオに触れなくて済むので、より安全性が高いです。

口付近だけでつかむと魚のあごに重力が集中しダメージを与えますが、体ごと水平に支えてあげると、重力が体全体に分散されるため魚へのダメージも軽減できます。

引用元:https://fishingman.jp/products/tak-4995202091252

タカ産業(TAKA)「S-60 1091フィッシュホールド」はコンパクトに持ち運びたい人や、魚をつかんだあとも周囲を汚したくない人におすすめです。

収納ケースが付属しているため持ち運び時にもかさばりにくく、使用後もケースに収納すれば周囲を汚さずに済みます。

  • 商品名:S-60 1091フィッシュホールド
  • メーカー:タカ産業(TAKA)
  • 全長:23cm
  • 販売価格(税込):1,174円

プライヤー

プライヤーとはモノや魚をつかんだり、曲げたりするときにつかう道具のことで、釣り専用のプライヤーはつかむ・曲げる・ラインをカットするなど、さまざまな釣りシーンで使えます。

タチウオは歯が鋭く、触れただけでも怪我をすることがありますが、プライヤーがあればタチウオに直接触れることなくハリが外せるので、あると便利な道具です。

素材にアルミ製やチタン製などがあり、アルミ製は軽量で比較的安価ですが、強い力を加えると変形する可能性があり、チタン製は耐久性と軽さを両立しているものの高価になっています。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223460161

「釣り場にプライヤーを置いてきてしまった。」そんなトラブルを防げるのが、ルキア(LUKIA)「アルティメットスプリットプライヤー」です。

固定フックがついたスパイラルロープが付いているので、「釣り場に置き忘れてくる」、「海の中に落とすなど紛失」が回避できます。

  • 商品名:アルティメットスプリットプライヤー
  • メーカー:ルキア(LUKIA)
  • 全長:19.5cm
  • カラー:パープル
  • 販売価格(税込):3,609円

ヘッドライト

ヘッドライトは周囲を照らすライトで、夜釣が多いタチウオ釣りには必須の釣り道具です。

夜釣は暗闇の中で釣りをするため周囲の見渡しが難しくなり、段差を見落として転倒したり、海に落水したりするリスクが高まります。

ヘッドライトは頭に装着して周囲を照らすので、足元を照らして足場の確認ができ、両手が完全に自由なので安全です。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223478395

プロマリン(PRO MARINE)「センサー付ハイブリッドヘッドランプ」は、手をかざすだけでON/OFF切り替えができる手軽さと、充電でも乾電池でも駆動できるのでおすすめです。

夜釣りがメインとなるタチウオ釣りは、安全面や作業性を考慮してライトの携行が必須ですが、センサー付ハイブリッドヘッドランプは頭に装着できるので、移動も楽になります。

  • 商品名:センサー付ハイブリッドヘッドランプ
  • メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
  • 明るさ(最大時):340ルーメン
  • 連続点灯時間:約3時間
  • 駆動方法:USB充電、乾電池(単4電池×3本)
  • 販売価格(税込):2,060円

エリア別のベストシーズン

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BA-6011477/

タチウオが釣れやすいベストシーズンは9月~11月頃ですが、地域によって以下のように多少ベストシーズン期間が変わります。

地域 ベストシーズン
東京湾・相模湾など関東 9月〜12月
大阪湾・紀淡海峡など関西 8月〜11月
瀬戸内海 9月~11月
九州(博多湾、天草など) 9月~12月
静岡~愛知(遠州灘、知多湾など) 10月~1月

ベストシーズンでは指4本サイズの大型タチウオが釣れることも多く、数釣りも期待できるので、これからタチウオ釣りを始めるのにも適したシーズンです。

タチウオは地域ごとにベストシーズンの長さや釣り方が変わるので、地域ごとのベストシーズンと特徴、注意点を詳しく解説していきます。

【関東エリア(東京湾・相模湾)】

東京湾や相模湾など、関東エリアでタチウオのベストシーズンは9月~12月で、ピークは10月中旬~11月中旬頃までです。

特徴として、東京湾ではタチウオ船が出るほど船釣りでのタチウオ釣りがメジャーで、堤防からも狙えますが、群れが回遊してくるタイミングを狙う必要があります。

注意点として船釣りの場合、深度40~80m前後を狙うため、メタルジグや電動リールなどの道具が必要で、堤防釣りでは人が集中する場所も多いので周囲への配慮(トラブルを防ぐため)が必要です。

【関西エリア(大阪湾・紀淡海峡)】

大阪湾や紀淡海峡(淡路島と和歌山の間)など、関西エリアでタチウオ釣りのベストシーズンは8月~11月で、ピークは9月~10月です。

中でも和歌山県はタチウオの漁獲量が日本一になるなど、紀伊水道は日本有数のタチウオが多く釣れるエリアで、堤防釣り・船釣りともに人気が高く、多くのアングラー(釣り人)で賑わいます。

有名なスポットでは多くの人が集まるため混雑が避けられず、周囲への配慮が必要になるほか、足場が高い堤防も多いため、タモ網が必須となることも多いです。

【東海エリア(遠州灘・伊勢湾)】

駿河湾や三河湾、伊勢湾などがある東海エリアのタチウオ釣りのベストシーズンは10月~1月で、ピークは11月になります。

三河湾エリアは比較的浅い場所も多いため堤防から狙いやすく、駿河湾は岸から一気深くなるので船釣りが中心、伊勢湾周辺も船釣りが盛んで、堤防から狙う場合はタチウオの回遊次第で釣果が変わるエリアです。

水深が深い場所や潮流が複雑な場所を狙う場合は、電動リールや重めのジグが必要で、人気の堤防エリアで狙う場合は人が集中しやすく、堤防が高い場所も多いのでタモ網の準備が必要になることもあります。

【瀬戸内海エリア(明石・姫路・広島など)】

播磨灘(兵庫から広島、香川あたりの海域)や明石海峡、広島湾がある瀬戸内海のタチウオのベストシーズンは9月~11月で、ピークは10月ですが夏から冬にかけて長い期間楽しめます。

潮流が早くタチウオのベイト(エサ)も豊富にいるので、タチウオの好漁場となっており、堤防など岸からのジギングやテンヤ、船釣りも盛んです。

潮の流れが速い場所では重めのジグやテンヤが必要で、堤防から狙う場合は常夜灯の境あたりが狙い目になります。

【九州エリア(博多湾・長崎・熊本)】

博多湾や玄界灘、熊本など九州エリアでタチウオのベストシーズンは9月~12月と、ほかのエリアよりもベストシーズンが長く、ピークも10月~11月と長めです。

博多湾周辺は堤防からの夜釣りが盛んで、九州南部にいくと沖合の船釣りが中心となり、ジギングやテンヤで大物が狙えます。

堤防釣りでは回遊してくるタイミングが短いこともあるため、時合を逃さないことが重要で、船釣りは遠征になることもあるため、天候の変化に注意です。

【四国エリア(愛媛・香川・高知)】

四国エリアはタチウオのベストシーズンが9月~11月、ピークは10月となり、愛媛や香川沿岸の瀬戸内海側はタチウオの好漁場になっています。

瀬戸内海側はタチウオのベイトも豊富で堤防からも船からも狙え、徳島や高知の太平洋側は堤防からのジギングやテンヤが中心で、黒潮の影響で釣果が不安定で当たり年と外れ年がありますが、回遊次第で数釣りができるエリアです。

潮の流れが速い場所や水深の深いエリアでは、重めのジグ(50g~120g前後)やテンヤが必要で、太平洋側はベイトの動きによっては回遊してこないこともあるので、釣果情報サイトなどでチェックしてタチウオ釣りに臨みましょう。

時期・季節別の釣り方のコツ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/8F-5383043/

年間を通してタチウオの行動も変わるため、安定した釣果につなげるには、時期や季節に応じて釣る方法や釣り方を変える必要があります。

季節 特徴
秋(9月~11月) 大群が岸近くまで来る
冬(12月〜2月) 岸からは釣れにくいが沖の深場に大型
夏(6月〜8月) 数は少ないが釣れ始める時期

9月~11月の秋は大群がベイト(エサ)を追って岸近くまでくるため、堤防からの数釣りも期待できますが、逆に12月~2月の冬は岸から離れるため堤防から釣れにくくなります。

夏(6月~8月)は釣れだしてくる頃合いで、数釣りは期待できませんが、より釣果を出したい場合は沖を目指す必要がある時期です。

秋(9月〜11月)

9月~11月の秋はタチウオの大群が接岸してくる時期で、年間で最もタチウオが釣れるベストシーズンでもあります。

堤防からの釣り方は、ルアー釣りのワインド釣法(ルアーを左右に激しく動かしてアピールする方法)が有効で、船釣りではサンマやイワシを使ったテンヤ釣り(オモリとハリが一体化したテンヤにエサを付けて誘う釣り)が有効です。

時間帯は夜釣りや夕(ゆう)マヅメが特にチャンス大で、堤防からの夜釣は常夜灯の境辺りを狙うのが基本になります。

冬(12月〜2月)

12月~2月の冬は岸からはタチウオが釣れにくくなりますが、沖の深場に大型がいるので船釣りでの深場狙いが中心です。

数釣りはあまり期待できませんが、太くて長いドラゴンサイズ(指5~6本サイズ)が狙え、釣り上げたときの達成感を味わえる時期でもあります。

船釣りではサンマの切り身やイワシを使ったテンヤ釣りが有効で、底からタナ(タチウオがいる水深)を探りながら、シャクリとフォールを行いましょう。

夏(6月〜8月)

夏(6月~8月)は、小型のタチウオ(指2本~3本サイズ)が除々に釣れだしてくる時期で、少数が接岸してくることもあります。

堤防よりも沖合のほうが釣果につながりやすく、堤防ではメタルジグでただ巻きや、ジグヘッドとワームを使ったワインド釣法が有効です。

船釣りではアジやイワシなどを使ったテンヤやジギングが有効で、沖合では数釣りが狙えることもあります。

なぜその時期につれる?タチウオの行動パターンや特徴

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AB-5974812/

季節によりタチウオの釣れやすさが変わってきますが、タチウオの行動パターンや特徴を把握しておくと、より釣果につながりやすくなります。

季節ごとのタチウオの行動パターンは、以下の通りです。

時期 行動パターン
春(3月〜5月) 産卵前後の個体が多く、深場に潜って休む
夏(6月〜8月) ベイトを追って夜間に浅場へ回遊
秋(9月〜11月) タチウオがベイトを求めて群れで接岸
冬(12月~2月) 体力温存のため深場に落ちるが、大型が多くなる

それぞれ季節ごとの行動パターンや特徴について見ていきましょう。

春(3月〜5月)に釣れにくい理由

3~5月の春は産卵直後のタチウオが多く、深場に潜って休み、産卵で失った体力の回復を図る個体が多いため、釣れにくくなります。

また、水温も低めでタチウオの活性も上がりにくい季節でもあり、産卵後の体力回復と活性の低さから、春は釣れにくい傾向が高いです。

ベイトフィッシュ(タチウオのエサとなる小魚など)の接岸も少ないため、タチウオもあまり動きません。

夏(6月〜8月)に徐々に釣れ始める理由

6~8月は水温が除々に上昇し、ベイトフィッシュ(ベイト)が沿岸に接岸する時期で、ベイトを追ってタチウオも浅場に移動を始めます。

ベイトの動きに伴ってタチウオの活性も高まってくるため、夏は除々にタチウオが釣れてくる時期です。

タチウオは夜間にベイトを追って浅場を回遊するので、ルアーやテンヤに積極的に反応してきます。

秋(9月〜11月)がベストシーズンな理由

9~11月の秋は、1年で最もタチウオが釣れるベストシーズンで、水温が安定しタチウオが最も活発に動きます。

大量のベイトが沿岸に接岸し、ベイトを追ってタチウオも群れで接岸してくるので、ルアーへの反応もよく、数釣りも期待できる時期です。

朝・夕(ゆう)マヅメに大量に釣れる「フィーバータイム」が発生しやすく、釣り初心者やタチウオ初心者もこの時期に始めると、釣果につながりやすいでしょう。

冬(12月〜2月)に大型が釣れる理由

冬にタチウオの大型が釣れる理由は、水温の低下でタチウオは深場に落ちますが(岸から釣れにくくなる)、そのぶん体力を温存して太く長い個体(ドラゴン級)が多くなるためです。

産卵前後で活性はやや落ちますが、1匹のサイズが大きくなりやすいため、大型狙いが期待できる季節でもあります。

大型のタチウオを狙いたい場合は、冬場に挑戦してみるとよいでしょう。

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