【初心者向け】ちょい投げ+ウキ釣りの仕掛け例!釣れる魚一覧と一連の流れ

【初心者向け】ちょい投げ+ウキ釣りの仕掛け例!釣れる魚一覧と一連の流れ

ちょい投げとウキ釣りを組み合わせた仕掛けの方法

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AF-730415/

「ちょい投げとウキ釣りを組み合わせた仕掛け」は、軽く投げるだけで釣りが始められ、ウキがあることで魚のアタリ(食いつき)が分かりやすいので、釣り初心者や女性にもおすすめです。

ちょい投げ+ウキ釣りを組み合わせた仕掛けとは、どのような釣りの方法なのか、仕掛けの構成(必要な道具類)について見ていきましょう。

どのような手法?

ちょい投げ+ウキ釣りを組み合わせた仕掛けは、ちょい投げとウキ釣りを組み合わせた、両者の中間に位置する釣法です。

比較的軽めのオモリを使って、堤防や砂浜などから近距離~中距離に向けて、「ちょい」と、仕掛けを投げるちょい投げと、ウキによってアタリを目視して釣るウキ投げの利点を組み合わせています。

ウキでアタリを見ながら、少し沖の中層~底の魚が狙え、軽い仕掛けで手軽にキャスト(根が)できるので、釣り初心者やファミリーにも人気の釣法です。

基本的な仕掛け構成

ちょい投げ+ウキ釣りを組み合わせた仕掛けの釣りは、次のような道具で仕掛けを作っていきます。

  • 道糸(みちいと)
  • ウキ止めゴム
  • シモリ玉(クッション)
  • 中通しウキ
  • スイベル(サルカン)
  • オモリ(ナス型など)
  • ハリス(細めの糸)
  •  針

道糸(みちいと)

道糸(ライン)とは、リールや釣り竿(ロッド)の先端から仕掛け(オモリや針など)までの釣り糸のことで、おもにナイロンラインやPEライン、フロロカーボンラインの3種類の材質が使われています。

道糸の種類 特徴 扱い方
ナイロンライン 最も一般的な道糸。柔らかくて伸びがある。 吸水性が高いため定期的な交換が必要。
PEラインウキ止めゴムは ポリエチレンを原料にした編糸で伸びにくい。 熱や傷に弱いため別にハリスを用いる事が多い。
フロロカーボンライン 硬くてスレに強い。 ハリスに使われる事が多い。

ルアーフィッシング(ルアーという疑似餌を使った釣り)では、道糸のことをラインと呼ぶことが多く、仕掛けに使う釣り糸(リーダー)はハリスと呼んで区別するのが一般的です。

ちょい投げ+ウキ釣りの仕掛けを使う場合は、感度と飛距離が期待できるPEラインに、フロロカーボンリーダー(ウキとラインの間につなぐ糸)を組み合わせて使いましょう。

カーボンリーダーを使うことで、根ズレ(仕掛けが海底の岩などにこすられること)への耐性が上がります。

ウキ止めゴム

ウキ止めゴムとは、仕掛けの道糸に装着する、ウキの動きを制限するゴムのことです。

狙う深さ(タナ)を固定するときや、ウキが一定以上の高さまで上がってこないようにするために使用します。

ウキ止めゴムは、専用の糸を結んで固定するタイプに比べタナの調整が細かくできませんが、結ぶ必要がないため初心者でも扱いが簡単です。

シモリ玉(クッション)

シモリ玉とは、ウキがウキ止めをすり抜けないようにするための釣具のことです。

ウキとウキ止めの間に挟むことでシモリ玉がウキ止めに引っかかり、ウキの動きを制限することで、ウキが抜けるのを防ぎます。

中通しウキ

中通しウキとは、ウキの中心に道糸を通す穴が開いたタイプのウキのことで、円錐ウキのほとんどが中通しタイプです。

道糸がウキの内部を通ることで仕掛けが絡まりにくく、道糸を張った際にもウキが沈まないため、コントロールがしやすくなります。

また、道糸が自由にウキの中をスライドするため、ウキ止めで自由にタナの調整が可能です。

スイベル(サルカン)

スイベルは(サルカン)は2分割して回転する金属製の釣具で、道糸(メインライン)とハリスをつなぎ、ラインがよれるのを防ぐのが役割です。

ラインはキャストのときや、エサが動くときなどによれたり絡まったりすることがありますが、間にスイベルを入れることで、ラインのよれや絡まりを防いでくれます。

小さすぎると絡まりやすくなり、逆に大きすぎると魚に警戒心を与えることがあるため、釣りに合わせて大きさを選ぶ必要があります。

オモリ(ナス型など)

オモリは仕掛けを安定させ、狙ったタナ(層)まで仕掛けを落とすのが役割の、金属製の釣具です。

オモリには形状によってナス型や丸型、だるま型など様々な種類がありますが、ナス型はちょい投げでよく使われる万能型になります。

ちょい投げとウキ釣りを組み合わせた仕掛けの場合、ウキが軽く沈む程度にオモリの重量を調整しましょう。

ハリス(細めの糸)

ハリスは透明で柔らかく、魚に警戒心を与えないのが特徴のラインで、素材はフロロカーボンが定番です。

フロロカーボン素材のハリスは、水中での透明度が高く、岩などですれる「根ズレ」に強いためハリス用として人気があります。

長さは30~50cm前後で、食い渋りのときはより警戒心を与えにくい、60~80cm程度と長めのハリスを使いましょう。

針は魚を引っ掛ける、魚との接点となる釣具で、エサや釣る魚(ターゲット)に合わせて選ぶのが基本です。

エサを差したときに針先が出るようにし、針先がエサに隠れてしまうと掛かりが悪かったり、エサが外れやすかったりします。

ハリスとの結び目は「外掛け結び」や「内掛け結び」が定番で、最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れると数秒でできるので、マスターしておきましょう。

【初心者向け】ちょい投げウキ釣りの仕掛け例

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ちょい投げウキ釣りの仕掛け例を3つ紹介していきますので、自分に合った方法をチェックしてみてください。

ちょい投げ+ウキ釣りの仕掛け例1

「まずは魚を釣る感覚を味わいたい」という人にぴったりの、シンプルなちょい投げやウキ釣りの仕掛けです。

必要な道具 概要
道糸 ナイロンライン3号前後
スイベル(サルカン) #10~12前後。スナップ付きだと付け替えが楽
ウキ 中通しウキ(2号)
オモリ 中通しオモリ(1.5~2号前後)
ハリス フロロカーボン1〜1.5号で長さ30~50cm
キス針や丸セイゴ針など(魚種やエサに合わせる)

ラインが絡みにくく、投げて待つだけでもアタリがきやすいので、釣り初心者やファミリーにおすすめ。

ロッド(釣り竿)は2~3m前後のちょい投げ用、リールにはスピニングの2000~2500番が扱いやすく、取り回しもしやすいです。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223342979

プロマリン(PRO MARINE)「コアライナー(ボビン巻ナイロンライン)」は、コストパフォーマンスを重視する人におすすめのナイロンラインです。

500mの長さで260円ほど(2025年10月現在)と安価で、ボビン巻きになっているので、持ち運びや取り出しやすくなっています。

  • 商品名:コアライナー(ボビン巻ナイロンライン)500
  • メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
  • 規格:3号
  • 全長:500m
  • カラー:グレー
  • 販売価格(税込):262円

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223451473

プロマリン「TEスナップ付サルカン」は定番のサルカンで、スナップが付いているため、接合や取り外しがしやすく使い勝手がよいです。

スナップ付きサルカンがあれば、メインラインとハリスの付け替えが簡単に行え、ラインが絡まるのを防いでくれます。

  • 商品名:TEスナップ付サルカン
  • メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
  • 規格:10号
  • 販売価格(税込):79円

引用元:https://fishingman.jp/products/onb-4953873192876r

オーナーばり(OWNER)「N3382 鈴なり仕掛キスR2本」は、扱いやすい1.25mの長さの釣り針です。

2本鈎の仕掛けとなっており、ちょい投げ竿からシーバス竿まで幅広い竿で使用できます。

  • 商品名:N3382 鈴なり仕掛キスR2本
  • メーカー:オーナーばり(OWNER)
  • 規格:6号
  • 全長:1.25m
  • 販売価格(税込):268円

具体的な作成手順

まずはリールをロッドにセットし、ラインをロッドのガイドに通します。

次いでウキを通してサルカンを結び、サルカンの下に中通しオモリをセットし、ハリスと針を結んで仕掛けは完成です。

エサを付けてキャストしますが、キャスト時は振りかぶり過ぎないよう静かにキャストし、時々サビいてエサを動かしましょう。

この仕掛けがおすすめの人

以下のような人が、この仕掛けを使った釣りに向いています。

  • 釣りを始めてみたい人
  • 魚を誘いながら釣るのが好きな人

仕掛けがシンプルにできることから、釣り初心者でも簡単に組むことができ、ラインも絡みにくくなっています。

また、エサの動かし方を工夫して魚を誘い込むこともできるので、魚を誘いながら釣るのが好きな人にも向いた仕掛けです。

ちょい投げやウキ釣りの仕掛け例2

「ウキの動きをウキ止め糸やゴム見ながら釣りたい人」や、「中層〜表層の魚を狙いたい」人に向けた、ちょい釣り+ウキ釣りの仕掛け例です。

必要な道具 概要
遠投ウキ 3~5号+シモリ玉
ウキ止め糸やゴム ウキが動きすぎるのを防ぐ
スナップ付きサルカン ラインとハリスの接合が容易
ハリス フロロ1.5号前後
袖針や伊勢尼針

比較的遠くまで投げて漂わせられ、アジやサバ、メバルなど様々な魚が狙えるうえ、目でウキを見ながらアタリが楽しめます。

引用元:https://fishingman.jp/products/sik-vr-h-000108

ウキがウキ止めを通り抜けるのを防ぎ、ウキの動きを制限し仕掛けを安定させる役割があるのがシモリ玉です。

清光商店(SEIKO)「テーパー式シモリ玉」は、特殊樹脂による高浮力で、視認性の高い蛍光色になっており、サイズも極小から特大まで幅広くラインナップしています。

  • 商品名:テーパー式シモリ玉
  • メーカー:清光商店(SEIKO)
  • サイズ:中
  • 販売価格(税込):109円

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223438351

狙うタナ(水深・層)を固定するため、ラインに結んでウキの動きを制限するのがウキ止め糸で、ウキが必要以上に上に上がらないようにするアイテムです。

プロマリン「ウキ止め糸」はコストパフォーマンスの高いウキ止め糸で、特に遠投時にウキが上下にずれるのを防いでくれます。

  • 商品名:ウキ止め糸 
  • メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
  • サイズ:中
  • 適合ライン:3~8号
  • 販売価格(税込):66円

引用元:https://fishingman.jp/products/umz-3511f

アジから青物、アオリイカまで幅広いターゲットに使える遠投用ウキが、ウメズ(UMEZU)「遠投ブルーフラッシュ」です。

ブルーフラッシュを放つ電気ウキになっており、ウキの位置が把握しやすいほか、夜釣にも使えます。

  • 商品名:遠投ブルーフラッシュ
  • メーカー:ウメズ(UMEZU)
  • 規格:5号
  • 販売価格(税込):988円

具体的な作成手順

リールからラインを伸ばしてロッドのガイドを通し、ウキ止め糸(またはウキ止めゴム)とシモリ玉を取り付けます。(ウキ止め糸・ゴムとシモリ玉でタナ(深さ)を調整)

シモリ玉は次いでウキを通してスイベルを結び、スイベルの下にハリスと針を付けて仕掛けは完成です。

エサを付けたら軽くキャストし、ウキが立って沈み始めたら、軽く合わせましょう。

この仕掛けがおすすめの人

この仕掛けがおすすめの人は、以下のような人です。

  • 海釣り公園や堤防で釣りを楽しみたい人
  • 夜釣りをしてみたい人(発光ウキ使用可)

海釣り公園や堤防での釣りは、岸からの距離で釣果が変わることも多く、やや遠投できる仕掛けで魚の密度の濃い場所に仕掛けを投げ込めます。

電気ウキ(発光するウキ)も使えるので、暗闇の中でもウキの確認もできるため、昼間のみならず夜釣でも楽しめる仕掛けです。

ちょい投げやウキ釣りの仕掛け例3

「底も狙いたいけど、浮いた魚(表層の魚)も釣りたい」と、レンジ(層)が異なる魚を狙ってみたい人におすすめの仕掛けです。

必要な道具 概要
ウキ 2~3号
中通しオモリ 1~3号
スナップ付きサルカン ラインとハリスの接合が容易
ハリス フロロ1号前後
1号の流線針や伊勢尼針など

魚によって普段生息している層が異なりますが、広い層を狙える仕掛けで、より多くの種類の魚が狙えます。

日や時間帯によって潮や魚の生息するタナが変わりますが、柔軟に対応できるので、より釣果につながりやすいです。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223436579

スタンダードなウキが欲しい人におすすめなのが、プロマリン「磯波止万能ウキ」です。

磯や堤防などの釣りに最適で、アジやカサゴ、青物など万能に使える定番のウキになっています。

  • 商品名:磯波止万能ウキ
  • メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
  • 規格:2号
  • 販売価格(税込):332円

具体的な作成手順

リールからラインを出し、ロッドのガイドを通したあと、ウキを通してサルカンを結びます。

サルカンの下に中通しオモリをセットし、ハリスと釣針を結んだら仕掛けが完成です。

エサには青イソメやジャリメなどが適しており、針の先がわずかにエサから出るようにすると、魚が掛かりやすくなります。

この仕掛けがおすすめの人

この仕掛けがおすすめの人は、以下のような人です。

  • 日によって潮の速さや水深が変わる釣り場で釣りたい人
  • 風や波があっても釣りたい人

狙うタナ(水深)を自由に変えられるので、日によって潮の速さやタナが変化しても対応でき、風や波があっても狙えます。

「ちょい投げウキ釣り」で釣れる代表的な魚一覧

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B4-6757636/

ちょい投げウキ釣りで釣れる魚は以下のようになっています。

魚種 水深 特徴・ポイント おすすめエサ
キス(シロギス) 砂浜や堤防周辺で釣れる夏の人気魚 青イソメ・ゴカイ
ハゼ 底~中層 秋によく釣れる。小型で初心者向き 青イソメ・ミミズ
サヨリ 表層 ウキ釣り向き。アタリが分かりやすい オキアミ・練り餌
アジ 中層~表層 群れが来れば数釣りできる オキアミ・アミエビ
イワシ 表層 ウキ+サビキで有効 アミエビ
メバル 中層~底 夜釣りでもよく釣れる人気の根魚 青イソメ・オキアミ
カサゴ(ガシラ) 岩場やテトラ付近を狙う 青イソメ・切り身
ベラ 底~中層 堤防周辺でよく釣れる ゴカイ・イソメ
セイゴ(スズキの若魚) 表層~中層 小魚を追ってくる。食いつき鋭い 小エビ・キビナゴ
ウミタナゴ 中層 警戒心が強いが食いは良い オキアミ・練り餌

それぞれの魚の特徴や釣れやすい場所、時期について詳しく見ていきましょう。

キス(シロギス)

キス(シロギス)はスマートで透き通るような銀色をしており、砂地に住むことから「砂浜の女王」とも呼ばれています。

砂浜や堤防、河口など海底が砂で平らなところに生息しており、釣れやすい時期は5月〜9月で、特に夏が最盛期です。

おすすめのエサは青イソメやゴカイで、朝〜午前中が最も活性が高めですが、日中でも釣れます。

ハゼ

ハゼは茶色い小型魚で、汽水域(淡水と海水が混ざるところ)に多くいます。

河口や干潟、護岸沿いの泥底がよく生息している場所で、7月〜10月が釣れやすい時期で、中でも秋がベストシーズンです。

初心者でも狙いやすい魚で、エサには青イソメやミミズを使い、朝マズメや夕マズメ前後に狙いましょう。

サヨリ

口が尖っていて細長くスマートな体をしており、表層を群れで泳ぐ習性があります。

堤防や漁港などの表層が狙い目で、春と秋がベストシーズンですが、地域によっては冬も釣れ、時間帯は朝マヅメや夕マヅメが良いです。

ウキ釣りに向いた魚で、エサにはオキアミや練り餌を用意しましょう。

アジ

アジは群れで回遊する小型の魚で、アジングをはじめ様々な釣法で人気が高く、釣り初心者にもおすすめ。

夜間にエサを追って接岸してくるため夜釣りがメインとなり、堤防や漁港、防波堤などの常夜灯周りが釣れやすいポイントです。

釣れやすい時期は春〜秋で、特に6〜10月がベストシーズンとなり、時間帯は夕マヅメ〜夜間になります。

イワシ

イワシは小型で群れをなして回遊する魚で、回遊ルート上にあれば、港内や堤防から狙えます。

5月〜10月の海水温が高い時期に接岸し、朝マヅメや夕マヅメに活性が上がり、釣れやすいです。

ウキ+サビキ(撒き餌をしてサビキという疑似餌を使って狙う)が適しており、エサにはオキアミを用意しましょう。

メバル

丸くて大きな目が特徴で、沿岸にある岩場や海藻の茂る場所に生息する、夜行性の魚です。

岩場をはじめ、テトラ帯や防波堤の際など、隠れやすい場所を好み、エサを追い求める常夜灯周りでよく釣れます。

12月〜4月ごろがよく釣れる時期で、特に満潮前後が狙い目で、エサには青イソメやオキアミが最適です。

カサゴ(ガシラ)

ゴツゴツした体の根魚で、海底に張り付くように生息しているため、潮の動くタイミングが狙い目です。

岩礁やテトラ帯、堤防の際など身を隠せるような場所にいることが多く、通年釣れますが、中でも冬から春が形もよくなります。

エサには青イソメや切り身が適しており、夜〜早朝にかけて活性が上がるため、釣れやすいです。

ベラ

ベラはカラフルで、ルアーのような派手さをまとった雑食性の魚で、堤防周辺で釣れやすいですが、ほかにも岩場など砂地混じりの場所を好みます。

5月〜10月ごろが釣れやすい時期で、朝から夕方にかけた日中に釣れますが、逆に夜間は砂に潜って睡眠時間です。

エサにはゴカイやイソメを用意しますが、ベラは口が小さいため、小さめにして付けるとよいでしょう。

セイゴ

セイゴはスズキ(シーバス)の若魚で、20~30cm程度のサイズをセイゴ、40~60cm程度になるとフッコ、60cm以上をスズキと呼んでいます。

河口や防波堤、港湾など流れのある場所を好み、冬〜春にかけて釣れやすい時期です。

小魚を追ってくるので、エサには小エビやキビナゴを使い、朝と夕方の時間帯が釣れやすいですが、比較的日中でも釣れます。

ウミタナゴ

ウミタナゴは丸っこく体高のある形をした魚で、群れで行動をする堤防釣りの定番ターゲットになっています。

堤防やテトラなどの影、岩場の際などに生息し、冬〜春にかけての朝と夕方が釣れやすいです。

エサはオキアミや練り餌で、警戒心は強めですが食いはよいので、コマセ(撒き餌)で群れを寄せて釣ります。

ちょい投げウキ釣りの一連の流れ

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/89-187082/

ちょい投げウキ釣りを行うための一連の流れは、以下のようになっています。

  1. 仕掛けの投げ方(キャストのコツ)
  2. 誘い方(魚に気づかせるテクニック)
  3. アタリの見極め方(ウキの動きで判断)

手順を順番に詳しく見ていきましょう。

① 仕掛けの投げ方(キャストのコツ)

ちょい投げでは飛距離を出すことよりも、正確さと静かさがキャスト時に大切で、キャスト時に振りかぶりすぎないよう、肘を支点にして小さく降るようにしましょう。

強く投げようとするとウキが暴れたり、ラインが絡んだりするので、30~40m程度飛ばすことを目的に、静かに投げるのがコツです。

仕掛けを投げ終わったら、ラインを軽く指で押さえてウキを静かに着水させることで、自然に見せられ、魚にプレッシャーを与えにくくなります。

② 誘い方(魚に気づかせるテクニック)

ラインが緩みすぎているとエサの動きが不自然になるため、風や潮に流されないよう竿先で調整しながら、適度にラインにテンションがかかるようにします。

ウキが流れすぎたら竿を軽く引いて仕掛けを動かしますが、動かしたあとに一瞬動きを止め、エサが動いているように見せると効果的です。

ちょっとしたエサの動かし方で魚の食い気を引き出せるため、一定間隔で動かし続けるのではなく、止める時間を設けるなどして活きたエサを演出してみましょう。

③ アタリの見極め方(ウキの動きで判断)

ウキ釣りの醍醐味はウキがスッと沈む瞬間で、ウキの動きを見逃さないことがとても重要になります。

ウキの動きが「ちょんちょん」とわずかに上下左右するときは、魚がエサをつついているときで、スッと沈んだら食い込み始めた瞬間、ふっと沈み込んだら合わせ時です。

最初は波でウキが揺れ、アタリと勘違いすることもありますが、規則的に動いているときは自然現象、不規則なら魚が反応しています。

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