堤防で釣れる魚一覧!魚の種類ごとに表で総まとめ
堤防で釣れる魚一覧①回遊魚系

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B7-7924561/
海の堤防付近には様々な魚が集まってきますが、堤防で釣れる魚を以下のように分類し、紹介していきます。
- 回遊魚系
- 根魚系
- フカセ・ウキ釣り系
- 投げ釣り・ちょい投げで釣れる魚
- ルアー・泳がせ釣りで人気の魚
分類ごとに魚の種類と、釣れやすい時期や時間帯、おもな釣り方について解説していきますので、堤防釣りでターゲットを選ぶ際の参考にしてみてください。
まずは、堤防で釣れる主な回遊魚系は以下のとおりです。
| 魚種 | 特徴・備考 |
| アジ(マアジ) | サビキ釣りの定番。小型はアジゴ |
| イワシ(マイワシ・カタクチイワシなど) | 群れで回遊。サビキで釣れる |
| サバ(マサバ・ゴマサバ) | サビキ・ルアーで釣れる。回遊性強い |
| カマス | サビキやルアーで釣れる。小型でも引きが強い |
| サヨリ | 見た目が細く表層を泳ぐ魚。フカセ・ウキ釣りで |
| コノシロ | サイズは大きめで、サビキで釣れる。コハダの成魚 |
| タチウオ | 夕方~夜のルアー・ウキ釣り。夏~秋の人気魚 |
| シイラ(小型) | 沿岸近くまで来ることもある。ルアー向き |
| ソウダガツオ(ヒラソウダ・マルソウダ) | カツオ系。カゴ釣りや弓角で |
| トビウオ | 稀に堤防で網や投げ釣りに混ざることも |
| メジ(小型マグロ) | 沖堤防や潮通しの良い堤防で稀に |
それぞれの魚の特徴や釣りのベストシーズン、釣れやすい時間帯を詳しく見ていきましょう。
アジ(マアジ)
アジ(マアジ)は、尾びれの前にゼイゴと呼ばれる硬いウロコがあり、群れで活動することが多く、釣り初心者が最初に狙う魚としておすすめです。
アジの最盛期は夏から秋にかけてで、朝まずめ(夜明け前後1時間程度)、夕(ゆう)マズメ(日没前後1時間程度)に活性が上がります。(エサの食いつきが良くなります)
アジを狙える仕掛けは複数ありますが、中でもポピュラーなのが、アジング用のロッド(5~6ft前後)に2000番程度のスピニングリール、各種ジグヘッドにワームを組み合わせて狙うアジングです。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223332192
これからアジ釣りをしてみようと思っている人、釣りを始めてみたい人におすすめなのが、プロマリン(PRO MARINE)「CB レジェスタアジングセット」です。
全長1.8mのアジングロッドに、リールやライン(釣り糸)がセットになったコストパフォーマンスの高いモデルで、ルアーとリーダーを揃えれば手軽に釣りが始められます。
- 商品名:CB レジェスタアジングセット
- メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
- 全長:1.8m
- 仕舞寸法:90cm
- 継数:2
- 付属糸:ナイロン1号
- 重量:82g
- 販売価格(税込):5,318円
イワシ(マイワシ・カタクチイワシなど)
イワシは青魚(背中から見た時に青く光って見える魚)の一種で、背側が青色、腹側が銀色をしており、体長は成長で10~30cm前後になります。
釣りのベストシーズンは春〜秋で、地域によっては初夏から秋がピークとなっており、定番の釣り方はサビキ釣り(カゴと疑似餌付きの仕掛けを使う)です。
狙い目のポイントとして、堤防の先端や曲がり角付近、港内の突堤、潮通しの良い場所などがあります。
サバ(マサバ・ゴマサバ)
サバは青物に分類される回遊魚で、背中に特有の縞模様に腹部は銀白色をしており、「サバの生き腐れ」という言葉があるほど傷みが早いです。
春から夏にかけては北上、秋から冬にかけては南下しており、ベストシーズンは初夏〜秋ごろで、港に群れで入ってきます。
サビキ釣りやカゴ釣りで狙えるほか、小型ジグを使ったルアー釣りでも狙え、ヒットしたときの引きの強さが楽しめる魚です。
カマス
カマスは、丸みを帯びた棒のように細長い体に鋭い歯を持つ肉食性の魚で、水分が多く身が柔らかいのが特徴です。
小型~中型が堤防周辺や沿岸の比較的浅い場所を回遊し、秋〜初冬が狙いやすいシーズンになります。
小型のメタルジグやミノー、サビキ釣りでもかかりやすく、回遊している群れに当たると数釣りも狙える魚です。
サヨリ
サヨリは前方に長く伸びる赤い特徴的な下あごのある魚で、サンマを細くしたような細長い銀白色の体をしています。
ベストシーズンは接岸してくる秋から冬にかけてで、朝マズメや夕(ゆう)マズメ、潮上げの時間帯が狙い目です。
サヨリは水面直下を泳ぐ性質があるため、専用の「サヨリ仕掛け」や、小さなウキを使いアミエビを付けて狙います。
コノシロ
コノシロはブリのような出世魚(成長にともなって呼び方が変わる魚)で、シンコ(4~5cm)が成長するとコハダ(7~10cm)、13cm前後でナカズミとなり、やがてコノシロ(15cm以上)になります。
平べったい体に長く伸びた背びれが特徴で、シンコやコハダサイズを含めると堤防で1年中狙えますが、成長したコノシロが群れで接岸してくる秋〜冬がベストシーズンです。
サビキ釣りが基本で、堤防のほかにも河口や汽水(淡水と海水が交わるところ)、サーフ(砂浜)などで狙えます。
タチウオ
タチウオは、太刀のように長細い体にとても鋭い歯を持つのが特徴で、尾までつながる長い背ビレがありますが、腹ビレがありません。
タチウオのベストシーズンは夏~秋で、秋はより大型が狙えますが、夜行性のため夜釣がメインです。
釣り方は、ワインド釣り(ジグとワームを使い、ルアーを左右に振って誘う釣法)やテンヤ釣り(鉛が付いた仕掛けを使った釣り)、ウキ釣りなど複数あります。
シイラ(小型)
シイラ(マヒマヒ)は大型の回遊魚で、世界中の温帯地域に生息していますが、日本では九州や四国や東海地方などを中心に釣れます。
夏から秋にかけて日本の沿岸を回遊しますが、エサのトビウオを追って小型のシイラ(ペンペン)が接岸してくることもあり、そのときが堤防からの狙い目です。
シイラは青物の中でも暴れる部類で、タックルにはPE4号以上、リーダー80lb以上を使用する必要があります。
ソウダガツオ(ヒラソウダ・マルソウダ)
カツオに似たソウダガツオはサバ科ソウダガツオ属に属し(カツオはサバ科カツオ属)、カツオよりも小型で、カツオの腹部にある縦縞模様が無いため、模様で区別しやすいです。
ソウダガツオのベストシーズンは7月〜12月頃で、中でも夏から秋にかけて湾内や海岸近くに接岸してくるため、堤防から狙いやすくなります。
堤防からソウダガツオを狙う方法は、オキアミエサを使ったカゴ釣りやショアジギング、サビキ釣りにサーフトローリングなどです。
トビウオ
トビウオは流線形をした空を滑空できる珍しい魚で、大きな胸ビレを翼のように広げ、空中を数十m~数百メートル飛びます。
トビウオのベストシーズンは春~初夏ごろで、夜間に常夜灯周りに集まることがあるので、堤防にライトを設置して引き寄せ、玉ウキやシモリ仕掛けで狙う方法が一般的です。
メジ(小型マグロ)
メジ(小型マグロ)とは本マグロの幼魚を差し、体の下側に白い横縞の模様があることから、「ヨコワ」の名称でも知られる魚です。
メジのベストシーズンは春(3月~5月ごろ)と冬(12月~2月ごろ)で、春は産卵のために浅場の岩礁帯に来たところを、コマセ(集魚剤とオキアミを混ぜたもの)やウキフカセ釣りで狙います。
堤防で釣れる魚一覧②根魚系

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/89-187069/
堤防で釣れる魚のうち、根魚(ねうお:岩礁の間や海藻周辺に根付いている魚)に属する魚の一覧は以下のようになっています。
| 魚種 | 特徴・備考 |
| カサゴ(カシラ) | 定番の根魚。テトラ周辺が狙い目 |
| メバル | 冬~春の夜釣りに人気。ウキ釣り・ルアーで |
| アイナメ | 冬に人気。投げ釣り・胴突きで |
| タケノコメバル | ルアーやブラクリでも釣れる |
| オコゼ | 背ビレに毒ありで注意!高級魚 |
| ギンポ | 穴釣りで釣れる。天ぷらが美味 |
| ドンコ(エゾアイナメ) | 冬の釣り物。鍋に向く魚 |
| ムラソイ | カサゴに似た魚。引き強い |
| ヨロイメバル(カジカ) | 冬季によく釣れることも |
堤防で釣れる根魚の概要と釣れる時期、時間帯や釣り方について詳しく見ていきましょう。
カサゴ(カシラ)
カサゴは根魚の代表格で、赤褐色系のまだら模様をしたゴツゴツした体に、背びれや尾びれなどに鋭いトゲのあり、岩礁に潜んでいます。
カサゴはほぼ年間を通して釣れますが、冬から春にかけてがベストシーズンで、夜行性のため夜間から朝マズメにかけてが狙い目で、胴突き仕掛けやワームの穴釣りが主な釣り方です。
メバル
メバルは和名で「眼張(めばる)」と言うように目が大きく、体高があるスリムな体は黒褐色で横縞がぼんやりと見えます。
夜行性で視力がよいことから、夜間~朝マズメにかけてが狙い目で、冬〜春(12〜3月頃)がベストシーズンです。
釣り方には軽いウキ釣りやジグヘッド+ワームのメバリング、小エビやゴカイを使ったエサ釣りがあります。
アイナメ
夜行性のアイナメは円筒形に細長い体をしていますが、周辺の環境により体の色が変化するため、赤褐色や紫褐色などさまざまな体色をしている根魚です。
秋〜初冬がベストシーズンで、主な釣り方にアイナメの習性を利用した、エサをゆらゆら落として誘う「ブラクリ釣り」があります。
タケノコメバル
カサゴにも似た形をしたタケノコメバルは、黄色みがかった茶褐色の体で、体長は25~40cm前後になり、口先から眼を通りエラ蓋にまで至る線が特徴的です。
年間を通して釣れますが、中でも春~夏にかけてがベストシーズンで、昼夜問わず釣れやすいですが、特に夕マズメに活性が高まります。
ブラクリ+虫エサの穴釣りや、ワーム釣りがタケノコメバルの主な釣法です。
オコゼ
オコゼはゴツゴツした岩のような顔と、トゲトゲした尾びれや腹びれに強力な毒を持ち、周辺の環境に合わせて体色を変化させながら、砂底などに潜んで待ち伏せをします。
夏~秋がベストシーズンで昼夜問わず釣れますが、活性が高まる夕マズメが狙い目で、小魚や小エビをエサとした胴突き仕掛けやブラクリが主な釣法です。
ギンポ
ギンポは帯状の細長い体をしており、背びれに沿うように黒い三角形の模様が特徴的で、背びれに鋭いトゲがあることから、「カミナリウオ」などの別名があります。
ほぼ一年中狙える魚ですが、気温が低い期間は穴の中や岩礁でじっとしていることがあり、春~初夏にかけてがベストシーズンで、朝マズメや夕マズメが狙い時です。
ゴカイやイソメなどをエサにした穴釣りや、胴突き仕掛けで狙います。
ドンコ(エゾアイナメ)
ドンコ(エゾアイナメ)は、大きな口と下アゴから伸びるヒゲが特徴的な魚で、秋〜冬がベストシーズンですが、特に寒い時期に岸近くに来ます。
夜間に動きが活発となり、イソメやサンマ切り身などをエサにした投げ釣りで狙うのが一般的です。
ムラソイ
カサゴにも似たムラソイは全体的に黒っぽい色をしており、体長は30cm前後まで成長し、防波堤の足元やテトラ帯など、硬く複雑な底質に生息しています。
年間を通じて釣れやすいですが、ベストシーズンは比較的活発な春〜夏で、夜間が狙い目です。(昼間は岩礁など障害物の奥にいることが多い)
ワームとジグヘッドを使ったツアー釣りや穴釣りで狙います。
ヨロイメバル(カジカ)
ヨロイメバル(カジカ)はカサゴに似た姿をしており、大きくても体長が20cm程度と、メバル属の中でも体長が短く、体に複雑な模様があります。
釣りのベストシーズンは冬〜春にかけて、夜間や朝マズメが狙い目の時間帯で、イソメなどを使った根が釣りやブラクリ仕掛けが主な釣法です。

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-394217
シマノ(SHIMANO)「ソルティーアドバンス MEBARU S76UL-S」は、根魚狙いなどソルトゲームに適した、初心者でも扱いやすいモデルです。
繊細なアタリに追従する柔軟なロッドで、喰い込み性能を重視したソリッドティップ仕様になっています。
- 商品名:ソルティーアドバンス MEBARU S76UL-S
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- タイプ:スピニングモデル
- 全長:2.29m
- 継数:2
- 仕舞寸法:117cm
- 重量:75g
- 販売価格(税込):13,551円
堤防で釣れる魚一覧③フカセ・ウキ釣り系

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AF-730415/
堤防からウキを使わずにエサやハリ、糸を海中に漂わせて魚を狙う「フカセ釣り」や、ウキを使った「ウキ釣り」で狙える魚の一覧は以下のようになっています。
| 魚種 | 特徴・備考 |
| チヌ(クロダイ) | フカセ・タンゴ釣り。警戒心強いが人気 |
| グレ(メジナ) | 冬~春、フカセ釣りの定番 |
| サンバソウ(イシダイの幼魚) | 初夏~秋に混じってくる |
| ボラ | 警戒心は強いが大型になる。引きは強烈 |
| アイゴ(バリ) | 背ビレに毒ありで注意! |
| ニザダイ | 大型になるが臭みが強く人気は低め |
| ウミタナゴ | 小型だが手軽。冬でも釣れる |
フカセ釣りやウキ釣りで釣れる魚の特徴やよく釣れる時期、狙い目の時間帯と主な釣法について詳しく解説していきます。
チヌ(クロダイ)
チヌ(クロダイ)黒いマダイの形をした雑食性の魚でとても警戒心が強く、ターゲットとして人気が高いです。
ベストシーズンは産卵のために浅場へ移動してくる春~夏で、少し深場へ移動する秋も比較的釣れやすく、朝マヅメや夕マヅメが狙いやすい時間帯になります。
ルアー釣りや落とし込み釣り、フカセ釣りで、普段チヌが食べている甲殻類や多毛類などをエサにして狙うのが一般的です。
グレ(メジナ)
グレ(メジナ)には口太グレと尾長グレの2種類がおり、堤防からは口太グレが狙え、引きの強さからゲーム性の高い魚です。
ウキを使ったフカセ釣りが基本で、仕掛けを軽くして自然に流れるようにして、浅場ではタナを浅く狙っていきます。
サンバソウ(イシダイの幼魚)
サンバソウはイシダイの幼魚で、黒と白の特徴的な縦縞模様をしており、群れで堤防の壁際を回遊しています。
初夏~秋頃はサンバソウがよく釣れる時期で、日中でも狙えますが、より釣りやすい時間帯は朝マズメ~昼ごろです。
オキアミやエビ、イソメをエサにウキ釣りで表層~中層を狙いましょう。
ボラ
ボラはタイヤの跡のような模様があるのが特徴で、堤防周辺や河川、河口で群がって泳いでいることも多く、雑食性でエサごと底部に堆積した泥まで食べる性質があります。
通年連れますが暖かい時期に浅瀬に移動してくるため、4月~11月頃までの朝マズメ~午前中いっぱいがよく釣れる時期で、アミコマセを撒きエサに、棒ウキを使ったウキ釣りが定番です。
アイゴ(バリ)
アイゴ(バリ)はスズキ目アイゴ科に属する雑食性の魚で、背ビレや腹ビレ、尻ビレに毒を持っており、沿岸の岩礁の影に潜んでいます。
堤防周りでは夏~秋によく釣れ、日中でも比較的活性が高く、フカセ釣りではチヌ(クロダイ)釣りの外道(ターゲットではない魚)として釣れることも多いです。
ニザダイ
ニザダイはカレイにも似た葉のような魚で、尾びれ近くに3本の縦縞があるため「サンノジ」の別称でも呼ばれます。
雑食性の魚で夏~秋にかけての日中に釣れやすく、フカセ釣りでオキアミや海藻の練り餌で狙えますが、強い引きが楽しめる魚です。
ウミタナゴ
淡水魚のタナゴに似ていることから「ウミタナゴ」と呼ばれ、北海道の中域以南のほぼ日本全域に生息しており、肉食性で小型のカニや甲殻類、多毛類などが主なエサです。
晩秋~春先の日中が狙い目で、特に冬場に釣れやすくなり、オキアミやアミエビをエサにしたウキ釣りで狙います。

引用元:https://fishingman.jp/products/diw-06575315
ダイワ(DAIWA)「リバティクラブ磯風 1.5-53・K」は、堤防でのフカセ釣りや海釣り公園で様々な魚を狙える、扱いやすいロッドです。
様々な魚を狙えるよう扱いやすく、頑丈な設計でクセのない調子に仕上げた、万能竿に仕上がっています。
- 商品名:リバティクラブ磯風 1.5-53・K
- メーカー:ダイワ(DAIWA)
- タイプ:スピニングモデル
- 全長:5.33m
- 継数:6
- 仕舞寸法:101cm
- 重量:215g
- 販売価格(税込):9,116円
堤防で釣れる魚一覧④投げ釣り・ちょい投げで釣れる魚

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BF-1787081/
堤防からエサ付きの仕掛けを遠投して魚を狙う「投げ釣り」と、軽いロッドとオモリを使って手軽にできる投げ釣り「ちょい投げ」で釣れる魚の一覧です。
| 魚種 | 特徴・備考 |
| シロギス | 初夏~秋の人気魚。天ぷらが定番 |
| ハゼ | 夏~秋に堤防や河口で釣れる |
| ベラ(キュウセン) | 鮮やかな色。小型だが釣趣あり |
| メゴチ | キス釣りの外道で美味 |
| ヒイラギ | 小型でよく釣れるがぬるぬるする |
| カレイ(マコガレイ・イシガレイ) | 冬がシーズン。置き竿で狙う |
| アイナメ | 冬の投げ釣りで人気 |
| アナゴ | 夜釣りで出現。ヌメヌメするが食味良い |
| マゴチ | 泳がせ・ルアーで人気。夏がメイン |
| ヒラメ | 高級魚。泳がせ・ルアー向き |
| ギマ | トゲありの珍魚。面白い引き |
堤防から投げ釣りやちょい投げで狙える魚の特徴とベストシーズン、おもな釣法について解説していきますので、気になる魚があったらチェックしてみてください。
シロギス
シロギスはスズキ目キス科の魚で、細長い体と口に特徴があり、北海道南部から九沖縄まで、比較的浅い場所(30m程度)に生息しています。
春先から晩秋まで楽しめますが、初夏~秋がベストシーズンで、より活性の高まる朝マズメが狙い目です。
ハゼ
ハゼは腹びれが吸盤状になっており、汽水域(海水と淡水が交わる場所)や内湾の泥底、浅い海に生息しています。
夏~秋(7~11月)がベストシーズンで、時間帯は朝夕のマヅメのほか、干潮前後も狙い目です。
ベラ(キュウセン)
ベラ(キュウセン)は、緑や朱色などの模様があるカラフルな魚で、ルアーのような色合いをしています。
春~秋がベラのベストシーズンで、特に夏場によく釣れ、アオムシやスナムシをエサに、日中に投げ釣りで狙いましょう。
メゴチ
メゴチはまるで上から押しつぶしたような、エラの部分が体で一番幅広くなった体型をしており、砂泥地に生息しています。
日中に釣れやすい魚で、春~秋にかけてよく釣れますが、特に夏のキスシーズンにより釣れやすく、ゴカイやイソメをエサにちょい投げで狙うのが一般的です。
カレイ(マコガレイ・イシガレイ)
カレイは平べったい体に目が表面(片側)に集まっているのが特徴で、表面の体を周辺の色や環境に合わせて変化できるため、「海の忍者」の別名があります。
秋~冬がカレイのベストシーズンで、朝マズメや夕マヅメのほか、潮の動く時間帯が狙い目です。
アイナメ
アイナメは背びれが尾の付け根まで長く伸びているのが特徴で、カレイのように生息する環境によって体の色を変化させる魚です。
秋~春がアイナメのベストシーズンで、特に冬は寒アイナメが狙え、朝マズメや夕マヅメが狙える時間帯ですが、冬場は日中でも釣れます。
アナゴ
アナゴはウナギに似た長細い魚で、腹びれがないのが特徴で、体の側面中央あたりに白い斑点が並んでいます。
夜行性でアオイソメやサンマ切り身などをエサに投げ釣りの置き竿で狙え、夏~秋がアナゴのベストシーズンです。
マゴチ
マゴチは大きな頭と口を持った左右に平たい体が特徴で、海底の砂地に溶け込むような擬態をしています。
初夏~秋がベストシーズンですが、中でも夏が最盛期で、朝マヅメや夕マヅメが狙い目です。
投げ釣りでアジやハゼ、キスなどの生きエサで狙えますが、ちょい釣りでも掛かることがあります。
ヒラメ
ヒラメはカレイのような平たい体をしており、口を下にして見たときに左側に目があるのが特徴で、周辺の環境に合わせて体の色を変える擬態ができます。
晩秋~冬がヒラメ釣りのベストシーズンですが、夏には小型(ソゲ)も狙え、朝マヅメが最も活性が上がり狙い時です。
投げ釣りではアジやイワシなどの生きエサが有効で、ワームやジグなどのルアー狙いも人気があります。
ギマ
ギマはフグとカワハギを足して2で割ったような、不思議な姿をした魚で、カワハギのようなおちょぼ口に、背ビレと腹ビレには3本のトゲがあるのが特徴です。
産卵のために岸近くまで寄ってくる春~初夏がベストシーズンで、朝マズメが狙い目で、投げ釣りでもちょい投げでも狙え、アオイソメやゴカイなど虫エサに食いついてきます。

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-259035
シマノ(SHIMANO)「サーフリーダー(振出)425CX-T」は、投げ釣りで軽快なキャスト性能を実現する、重量と調子のトータルバランスを追求したロッドです。
軽量設計でキャストの時の負担を軽減し、ネジレを抑える設計によってブランクスが本来のパワーを発揮します。
- 商品名:サーフリーダー(振出)425CX-T
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- タイプ:スピニングモデル
- 全長:4.25m
- 継数:4
- 仕舞寸法:122cm
- 重量:435g
- 販売価格(税込):35,958円
堤防で釣れる魚一覧⑤ルアー・泳がせ釣りで人気の魚

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A9-4272390/
メタルジグやワームなどのルアー(疑似餌)を使って魚を狙う「ルアー釣り」は、堤防からの釣りで人気です。
泳がせ釣りとは、アジやイワシなどの生きた小魚をハリにかけ、泳がせてターゲットの魚を狙う釣り方のことで、堤防からのツアー釣りや泳がせ釣りで釣れる魚は以下のようになっています。
| 魚種 | 特徴・備考 |
| スズキ(シーバス) | ルアーで狙える大型魚。都市型人気ターゲット |
| ヒラメ | フラットフィッシュ。高級魚 |
| マゴチ | 同上、砂底狙い |
| カンパチ(ショゴ) | 小型は堤防にも来る。ルアーや泳がせで |
| ヒラスズキ | 荒磯近くや外洋向きの堤防で稀に |
堤防からルアーや泳がせ釣りで釣れる魚を詳しく見ていきましょう。
スズキ(シーバス)
スズキ(シーバス)は銀白色のスマートな体型で、血合いがほとんどないキレイな身をしているのが特徴で、常に海釣りで人気のある魚です。
サイズによって呼び方が変わる魚で、30cm以下ではセイゴ、60cm程度でフッコ(ハネ)となり、60cm以上になるとスズキと呼ばれています。
春~初夏がスズキのベストシーズンで、秋もベイト(エサ)が多くなるため釣りやすく、朝マヅメや夕マヅメのほか、常夜灯周りに集まる夜間も狙える時間帯です。
ヒラメ
ヒラメは砂地に潜むフィッシュイーター(ほかの魚をエサとする魚)で、座布団クラスの大物が釣れることがあります。
堤防からルアーで狙え、メタルジグやジグヘッドとシャッドテールを組み合わせたワームを使い、リフト&フォールで狙うのが基本です。
マゴチ
マゴチは投げ釣りやちょい投げ釣りのほか、泳がせ釣りや、ルアー釣りで人気のある魚です。
砂地に潜みながら積極的にエサを捕食し、「照りゴチ」と呼ばれる夏の釣り物で、ワームやメタルジグで強い引きが楽しめます。
カンパチ(ショゴ)
カンパチはスズキ目アジ科の大型回遊魚で、幼魚はショゴと呼ばれていますが、小型でも引きが強く、ジギングで人気の高い魚です。
ベストシーズンは夏~秋で、朝マズメが狙いやすいですが、水温の高い時期は堤防周りで回遊しており、日中でも群れが狙えることがあります。
ルアーはメタルジグやミノーなどで狙い、青物の中でも食味が良いことから、天然ものは高級魚として扱われている魚です。
ヒラスズキ
ヒラスズキは外洋に面した堤防や磯で狙えるスズキの亜種で、スズキより銀白色で筋肉質、目が大きく頭部が小さいなどの特徴があります。
ベストシーズンは冬~春にかけてで、低水温期に活発に活動し、海が荒れ気味のときに活性が高まるため狙い時です。
朝マヅメや夕マヅメがよく釣れる時間帯で、重めのミノーやシンキングペンシルを使ったルアー釣りで狙います。

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-394118
シマノ(SHIMANO)「ソルティーアドバンス SEABASS S96ML」は、堤防からのルアー釣りに適した、クラスを超える軽さやシャープさ、パワーを追求したシーバスロッドです。
ガイドはステンレス素材で錆びにくく、ライントラブルを防ぐKガイド仕様となっているので、初心者でも扱いやすいロッドになっています。
- 商品名:ソルティーアドバンス SEABASS S96ML
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- タイプ:スピニングモデル
- 全長:2.90m
- 継数:2
- 仕舞寸法:148.6cm
- 重量:140g
- 販売価格(税込):14,618円
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