【初心者向け】海釣りルアー完全ガイド|選び方・釣り方・おすすめ魚種まで徹底解説

【初心者向け】海釣りルアー完全ガイド|選び方・釣り方・おすすめ魚種まで徹底解説

海釣りのルアーフィッシングを始める際に知っておきたい基礎知識

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BF-1787081/

海釣りのルアーフィッシングとは、磯や港湾、河口など海のエリアでルアー(疑似餌)を使って魚を釣ることです。

釣れる魚の種類も豊富な海釣りのルアーフィッシングですが、次のような魅力があります。

海釣りのルアーフィッシングの魅力

海釣りのルアーフィッシングは、ルアーをキャスト(投げる)して広範囲を探れ、魚がルアーに食いつく瞬間がダイレクトに感じられる魅力があります。

ルアーは餌つけ不要なので、イソメやゴカイなどの虫が苦手な人でも釣りが楽しめ、手が汚れにくく気軽に釣りが楽しめるため、初心者にもおすすめです。

海釣りのルアーフィッシングでは、アジをはじめシーバス(スズキ)や青物(ブリ・カンパチなど)まで、多種多様な魚が釣れるのが、大きな魅力となっています。

海釣りのルアーフィッシングの種類

海釣りのルアーには、大きく分けて「ショア(陸)用」と「オフショア(船)用」の2種類があります。

ショアからの釣りは、陸からルアーを投げて魚を狙うスタイルで、手軽に始められ釣り場の選択肢も多いことから、初心者にもおすすめです。

■ショアでの代表的な釣り方とターゲット(狙える魚)

釣り方 主な釣り場 釣れる魚
シーバスフィッシング 港湾・河口・堤防 シーバス(スズキ)
ライトゲーム 港・堤防・漁港 アジ、メバル、カマス
ショアジギング 堤防・磯・サーフ(砂浜) 青物(イナダ、カンパチ)、ヒラメ
フラットフィッシュゲーム サーフ・河口 ヒラメ、マゴチ

これらの中で初心者におすすめなのが、港や堤防でのアジング(アジ釣り)やシーバス(スズキ)釣りです。

また、オフショア(船)からの釣りは、沖に出て大物を狙うスタイルで、ブリやマグロなど深場の魚も狙え、魚群探知機が使用できるので釣れる確率も高くなっています。

■代表的なオフショアのルアーフィッシング

釣り方 釣れる魚 特徴
ジギング ブリ、ヒラマサ、カンパチ メタルジグで深場の魚を狙う
キャスティングゲーム マグロ、シイラ 海の表層を泳ぐ魚を狙う

海釣りならではのポイント

海釣りのルアーフィッシングは、潮の流れや水深・魚の回遊パターンなど、川や湖などの淡水とは異なったポイントがあります。

釣り場 特徴 釣れる魚
堤防(防波堤) 初心者向け、安全で釣りやすい アジ、メバル、シーバス
漁港・港湾 小魚が多く、魚の隠れ家が豊富 アジ、メバル、カマス
サーフ(砂浜) 広範囲を攻められる ヒラメ、マゴチ、青物
磯場 大物狙い向き、足場に注意! シーバス、青物、根魚

海釣りのルアーフィッシングでは潮の流れを意識し、回遊魚か居付き魚かの意識をした釣り方が必要です。

潮の流れを意識する

潮の動きが活発な時間帯(満潮・干潮の前後1~2時間)は、魚の活性が上がりやすいのでよりエサに食いつきやすくなります。

また、潮がぶつかる場所(潮目・カケアガリ・河口など)に魚が集まりやすいので、時間帯やルアーを投げ込むスポットを意識して、釣果につなげましょう。

回遊魚と居付き魚

回遊魚とは、アジや青物など同じ場所に留まらず、季節や成長過程に応じて海を移動する魚のことで、居付き魚は回遊せずに同じ場所で過ごす魚です。

回遊魚は移動しながらエサを探す習性があるので、堤防の先端など群れが回ってくる場所を狙うと掛かりやすくなります。

また居付き魚は海底付近にいるので、狙うにはボトムを攻めるルアーアクションが必要です。

海釣りのルアーフィッシングの流れ

海釣りでは、 潮の動き(潮目や干潮・満潮など)や、魚のいる場所を意識することが成功のカギです。

まずは釣りたい魚か釣り場(堤防・港・サーフなど)を選び、魚の回遊ルートや潮の流れを考えましょう。

ルアーをキャストして魚がいそうな層を探りますが、ただ巻き(ゆっくりリールを巻く)やリフト&フォール(ルアーを上下に動かして魚を誘う)などのアクションを試します。

魚が釣れたら状況に応じてリリースするか、持ち帰りの準備をしましょう。

海釣りならではの道具選び(初心者向け)

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海釣りのルアーフィッシングを始めるにあたって、必要最低限な釣り道具を以下にリストアップしました。

必要な道具 役割 初心者向けの選び方
ロッド(釣り竿) ルアーを投げて魚を狙う 7~9フィートのシーバスロッドが万能
リール 糸を巻く、魚を引き上げる 2500~4000番のスピニングリール
ライン(釣り糸) ルアーを操作し、魚を釣る PEライン0.6~1.5号+リーダー(フロロ2~4号)
ルアー 魚を誘って食わせる メタルジグ、ミノー、ワームが基本
スナップ・スイベル ルアー交換をスムーズにする #0~#2のスナップが便利
プライヤー(ペンチ) フックを外す、ラインを切る 錆びにくいステンレス製
フィッシュグリップ 釣れた魚を安全に掴む ヒレの鋭い魚対策に必須
ライフジャケット 安全対策 特に堤防やサーフでは必須

上記の道具が、海釣りでのルアーフィッシングを始める際の基本装備となり、これらがあればルアーを使った海釣りが始められます。

釣りを続けていくと必要なものが分かってくるので、適宜入れ替えたり追加したりして、自分好みの釣りスタイルを作っていきましょう。

海釣りに適したロッドの選び方

釣り竿には海釣り用や川などの渓流用のほかに、釣り方やターゲット(狙う魚)などによって多種多様なモデルがあります。

初心者が海釣りをする場合、おすすめのロッドは汎用性が高いシーバスロッドです。

海釣りに適したおすすめロッド

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  • 商品名:ルアーニスト 86M 2.59m ロッド
  • メーカー:DAIWA(ダイワ)
  • 長さ:2.59m
  • 販売価格(税込):7,699円

シーバスロッドはシーバス(スズキ)釣りはもちろん、初心者におすすめの「サビキ釣り」や「ちょい投げ」ができる、汎用性の高いロッドです。

また、ロッドは短いと取り回しがしやすく、長いロッドほど遠投がしやすくなりますが、初心者は7~9フィート(2.5m前後)が扱いやすい長さになります。

海釣りに適したリールの選び方

リールには大きく分けて「スピニングリール」と「ベイトリール」がありますが、どんな魚を釣るのか、どんな釣り方をするのかによって選ぶルアーが変わります。

初心者におすすめなのが、スピニングリールで汎用性の高い2500番~4000番です。

海釣りに適したおすすめリール

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  • 商品名:レガリス LT3000-CXH スピニングリール
  • メーカー:DAIWA(ダイワ)
  • 番手:3000
  • 販売価格(税込):10,069円

リールの番手はリールのサイズやパワー、糸巻き量を表しており、番手が大きいほどリールが大きくパワーがあり、巻ける糸の量も多くなります。

逆に番手が低いと巻ける糸の量は減りますが、より細い糸に対応できるようになり、魚や釣り方に合わせて番手を選ぶのが基本です。

アジやメバルなどの小魚を釣る場合は1000番~2500番前後、ブラックバスやエギング(イカ)なら2500番~3000番が一般的ですが、釣る魚が特に決まっていない場合はバランスの取れた2500番~4000番手がおすすめです。

海釣りに適したラインの選び方

ライン(釣り糸)にはおもに「ナイロンライン」「PEライン」「フロロカーボンライン」「エステルライン」の4種類があります。

中でも釣りでよく使われるのがナイロン・PE・フロロの3種類ですが、海釣りで初心者におすすめなのが「PEライン」です。

<h4>海釣りに適したおすすめライン</h4>

引用元:https://fishingman.jp/products/sul-4968813434008

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  • 商品名:シグロン PE×4 0.8号
  • メーカー:SUNLINE(サンライン)
  • サイズ:0.8号
  • 長さ:150m
  • 販売価格(税込):916円

PEラインは細い繊維の糸を編み込んで1本のラインになっており、ほかのラインよりも引っ張りに強く、ほとんど伸びないので、魚が掛かったときに分かりやすいです。

また、ほかのラインに比べると水を吸いにくく、リールに巻いた際にも巻きグセがつかないため、長く使えます。

PEラインは4本、8本など4の倍数の細い糸が編まれており、ハリス(釣り針に結ぶ糸)にナイロンやフロロカーボンを使うのが基本です。

海釣りに適したルアーの選び方

海釣りで使われるルアーには大きく分けて「ハード系」と「ソフト系」の2種類があります。

金属や木などの硬い材質がハード系(メタルジグ、ミノーなど)、軟質プラスチック製がソフト系(ワームなど)ですが、狙う魚に対応したルアーが発売されており、それらの中から選ぶと間違いありません。

海釣りに適したおすすめルアー

引用元:https://fishingman.jp/products/isi-4589611486114

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  • 商品名:海太郎 アメミノー 48MR-SF #006
  • メーカー:一誠(ISSEI)
  • 種類:ミノー
  • 販売価格(税込):1,044円

一誠(ISSEI)「海太郎 アメミノー 48MR-SF #006」は、アジやメバルを釣る「ライトゲーム」向けの小型ルアーです。

ゆっくりリールを巻く(リトリープ)と左右に触れるようなアクション(タイトウォブリングアクション)をし、巻くのを止めると浮上し魚を誘い込むようになっています。

海釣りでよく釣れる魚&おすすめルアー

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海釣りでよく釣れる魚や釣り場に合わせたおすすめルアーを紹介していきます。

釣り場ごとのおすすめルアーを分かりやすく表にしてあるので、ルアーを選ぶ際の参考にしてみてください。

初心者が狙いやすい海の魚と釣れる釣り場

どこでどんな魚が釣れるのかを以下の表にまとめてあります。

主なターゲットを「小型魚」「中型魚」「大型魚」に分類し、それぞれに最適なルアーを紹介しているので、参考にしてみてください。

魚種 釣れるシーズン 釣れるシーズン おすすめルアー ルアーの使い方
アジ 港・漁港・堤防 春~秋 ワーム+ジグヘッド ただ巻き・フォール
メバル 港・漁港・磯 冬~春 ワーム+ジグヘッド スローなただ巻き
シーバス(スズキ) 河口・港湾・堤防 通年 ミノー、バイブレーション ただ巻き・トゥイッチ
ヒラメ・マゴチ サーフ・堤防・河口 春・秋 メタルジグ、ミノー ボトムをリフト&フォール
青物(イナダ・カンパチ) 堤防・磯・サーフ 夏~秋 メタルジグ、トップウォータールアー ジャーク&フォール

釣り場ごとのおすすめ魚&ルアー

海釣りの釣り場には「港・漁港」「堤防(防波堤)」「サーフ(砂浜)」「磯場」などがあり、それぞれの場所で釣れる魚とおすすめルアーは、以下のようになっています。

釣り場 釣れる魚 おすすめルアー
港・漁港 アジ、メバル、シーバス ワーム、ミノー
堤防(防波堤) シーバス、カマス、青物 メタルジグ、ミノー
サーフ(砂浜) ヒラメ、マゴチ、青物 メタルジグ、ミノー
磯場 シーバス、ヒラメ、青物 メタルジグ、バイブレーション、ミノー

メタルジグとミノーは海で多くの釣り場で使えるルアーなので、海釣りをメインに考えている人は揃えておくと便利です。

シーバスを狙う場合は、ミノーとバイブレーションを組み合わせることも多いので、それらを基本にそろえていくと良いでしょう。

■ワーム(港・漁港に)

引用元:https://fishingman.jp/products/isi-4589611485056

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  • 商品名:海太郎 スパテラ #035/ケイムラレインボー
  • メーカー:一誠(ISSEI)
  • 入数:9個
  • 販売価格(税込):492円

ワームとは、ミミズや小型の魚などを模した、プラスチックやビニールなどの柔らかい素材でできたルアーのことです。

「海太郎 スパテラ #035/ケイムラレインボー」は左右非対称な形状で、ロッドアクション(釣り竿の動かし方)によってさまざまな動きをして、魚を誘ってくれます。

なお、神奈川県の芦ノ湖や山梨県の富士五湖など、ワームの使用が禁止されているエリアもあるので、使用可能か確認のうえ使いましょう。

■ミノー(港・堤防・サーフに)

引用元:https://fishingman.jp/products/isi-4589611485964

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  • 商品名:海太郎 アメミノー 48SR-SS #001
  • メーカー:一誠(ISSEI)
  • 販売価格(税込):1,185円

ミノーとは魚が食べる小魚(ベイト)の形を模したルアーのことで、ツアー釣りで最も一般的な種類のルアーです。

一誠(ISSEI)「海太郎 アメミノー 48SR-SS #001」は、アジやメバルを対象とした小型ミノーで、スローリトリープ(ゆっくりリールを巻く)とほぼノーアクションになります。

逆にリトリープを早くすると、重心を中心に上下に動いたり、左右に振ったりするウォブンロールアクションを行い、ルトリープに合わせた変化のあるミノーです。

■メタルジグ(堤防・サーフ・磯場に)

引用元:https://fishingman.jp/products/tict-4988540220873

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  • 商品名:クールジグ Cool jig CJ-03
  • メーカー:TICT(ティクト)
  • 重量:6.5g
  • 対象魚:アジ、メバルなど小型魚
  • 販売価格(税込):550円

メタルジグとは、魚を模した金属製ルアーのことで、堤防(防波堤)やサーフ、磯場でよく使われます。

金属製で重量があるので、キャストで飛距離を出しやすいほか、比重が高く水深を測ったり地形の変化を探ったりしやすいです。

TICT(ティクト)「クールジグ Cool jig CJ-03」は、弱りながらも生きながらえようとする小魚の動きを再現し魚を誘い込みます。

■バイブレーション(磯場に)

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223501055

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  • 商品名:CLA042 ブレイズビーン BIW
  • メーカー:CROSS FACTOR(クロスファクター)
  • 販売価格(税込):144円

バイブレーションとは、リールを巻くと細かく振動するルアーのことで、ミノーに比べて重量があるため、より遠くにキャストできます。

基本的にただ巻き(リールを巻くだけ)で激しいアクションを起こすので、初心者におすすめのルアーです。

「CLA042 ブレイズビーン BIW」は、小粒のコンパクトなボディで、海釣りのルアーフィッシング初心者におすすめのアジやメバル釣りに適しています。

海釣りのルアーアクション(動かし方)

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BC-4927603/

海釣りでルアーを使う場合、ロッドの動かし方やリールの巻き方により、アクションを起こしてくれるルアーも多いです。

ルアーアクションを行うことで、より魚にアピールして誘い込むことができるようになります。

1. ただ巻き(初心者向け・最も簡単)

ただ巻きは、リールを巻くだけのアクションで、リトリープとも呼ばれ、ルアーアクションの中で最も簡単で初心者向けです。

一定の早さでリールを巻くのを「ステディリトリーブ」と言い、巻く速度によって次のような名称があります。

リトリーブの名称 リールを巻く早さ
デッドスローリトリーブ 超低速巻き
スローリトリーブ 低速巻き
ミディアムリトリーブ 中速巻き
ファーストリトリーブ 高速巻き

釣りの状況にもよりますが、一定間隔で正確にリトリーブするよりも、早さを変えながら巻き上げるほうがルアーにアクションが生まれ、魚が食いつきやすくなる傾向にあります。

2. リフト&フォール(底を狙う)

リフト&フォールとは、ルアーを上下に動かすアクションのことで、ロッドを上下に動かしてリフト&フォールを行います。

ルアーを上昇させることがリフト(リフトアップ)、逆に下降させるのがフォール(フォーリング)です。

リフト&フォールの前に、まずはロッドを水平にしてラインのたるみをなくし、ロッドを一気に垂直に立てるように引っ張り上げ、ルアーが底に到達するまでそのまま待ちます。

ルアーが底に到達したら再びラインのたるみをなくし、リフト&フォールを繰り返しましょう。

3. ストップ&ゴー(食わせの間を作る)

ストップ&ゴーとは、ルアーを動かしたあと動きを止め、再び動かすルアーアクションのことです。

やり方としてはリトリーブしたあとに巻き上げるのを止め、再びリトリーブをして巻き上げを停止というアクションを繰り返すだけです。

(例)5秒間リトリーブ→2秒間巻き上げ停止→5秒間リトリーブ→2秒間巻き上げ停止・・・

ストップ&ゴーは、魚を誘い込み、ルアーに食いつく時間を与えるアクションで、ゴーで誘い込んでストップで食わせる時間を作ります。

4. トゥイッチ(小刻みに動かす)

トゥイッチとは、リトリーブしながら同時にロッドも小刻みに動かし、ルアーに動きを与えるルアーアクションのことです。

ロッドの先で軽くルアーを引っ張り、ロッドを元の位置に戻すとラインにたるみ(糸フケ)が出てくるので、そのたるみをリールで巻き上げる動作を連続させ、ルアーを動かします。

糸フケが起きないとルアーに大きなアクションが生まれないので、感覚をつかむためにも、まずはルアーの動きが見える場所で練習をするのがおすすめです。

5. ジャーク(強く動かして魚を誘う)

ジャークとは、ロッドを大きくあおり、ルアーをスライドさせるルアーアクションのことです。

リトリーブしながらロッドを大きく動かしてルアーをスライドさせたり、ロッドの先(ロッドディップ)を小刻みに動かしルアーをスライドさせたりする、ショートピッチジャークもあります。

ジャークを繰り返すことで激しい動きをルアーに与えることができますが、ジャークに対して反応がよいジャークルアーもあるので、状況に応じて用意するのもおすすめです。

海釣りのタイミングとポイントの選び方

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/88-4933219/

釣りのポイントやタイミングを見極めることで、より釣りやすい状況になります。

釣れるポイントの選び方や釣れるタイミングは、海釣りにとって重要なポイントなので、それぞれを見ていきましょう。

釣れるポイントの選び方

海の釣り場には堤防(防波堤)や港・漁港、サーフ(砂浜)などさまざまな釣り環境があります。

それぞれの釣り環境の特徴や釣れる魚、その環境や魚に適したおすすめのルアーを以下の表にまとめてありますので、参考にしてみてください。

■釣り場ごとの特徴と狙える魚

釣り場 特徴 釣れる魚 おすすめルアー
堤防(防波堤) 足場が良く、初心者向け シーバス、アジ、メバル、青物 ワーム、ミノー、メタルジグ
港・漁港 小魚(ベイト)が多く、魚が集まりやすい シーバス、アジ、メバル、カマス ワーム、小型ミノー
砂浜(サーフ) 遠投が必要、ヒラメ・マゴチが狙える ヒラメ、マゴチ、青物 メタルジグ、ミノー
磯場 ベイトが多く、大物が狙える シーバス、青物、根魚 メタルジグ、ペンシル
河口 塩分濃度の変化で魚が集まる シーバス、ヒラメ、チヌ ミノー、バイブレーション

海のポイントにはそれぞれ特徴があり、釣れる魚も変わってきます。

■魚が集まるポイントの特徴

ポイント 特徴 釣れる魚
潮目(しおめ) 異なる潮の流れがぶつかり、ベイトが集まる シーバス、青物
常夜灯の下 夜はプランクトンが集まり、小魚が寄る アジ、メバル、シーバス
岸壁の際 魚が身を隠せる場所になっている メバル、根魚
カケアガリ(海底の斜面) 浅場から深場に変化するエリア ヒラメ、マゴチ
テトラポッド周辺 隠れ家になり、魚が多い 根魚、シーバス
河口付近 淡水と海水がまじり(汽水)、シーバスが集まる シーバス、ヒラメ

釣れるタイミング(時間帯・潮の動き)

魚の活性が高くなる時間帯を狙うことによって、ヒット率を大幅に上げることができます。

■ベストな時間帯

時間帯 特徴 釣れる魚
朝 マズメ 魚の活性が最も高く、ルアーに反応しやすい シーバス、ヒラメ、アジ、青物
夕 マズメ エサを捕食する時間帯、夜行性の魚も活動開始 シーバス、ヒラメ、アジ、メバル
日中(昼間) 魚の活性が落ちるが、深場や日陰でチャンスあり ヒラメ、マゴチ、根魚
夜釣り(夜~深夜) シーバス、アジ、メバルが常夜灯周りに集まる シーバス、アジ、メバル

初心者は魚の活性が高い「朝マズメ」や、エサを捕食する時間帯で夜行性の魚も活動を開始する「夕(ゆう)マズメ」を狙うのがおすすめです。

夜釣りの場合は「常夜灯周辺」を狙うのがおすすめで、常夜灯周辺にはアジやメバル、シーバスが集まりやすくなっています。

常夜灯によって明暗の境ができ、境にはエサを狙う魚が集まっているので、明暗の境を狙ってルアーをキャストするのがおすすめです。

潮の動き(潮汐)をチェック

潮の動き(潮汐)によっても魚の活性が変わり、活性が高くなる潮の状態を狙うことでもヒット率が上がります。

潮の状態 特徴 釣れる魚
満潮前後(潮が高いとき) 魚が岸に寄りやすく、エサを捕食する時間帯 シーバス、ヒラメ、青物
干潮前後(潮が低いとき) 浅瀬では魚が減るが、深場や岩場でチャンスあり 根魚、ヒラメ、マゴチ
潮が動く時間帯(上げ潮・下げ潮) 魚の活性が高まり、エサを食べる時間帯 アジ、シーバス、青物

潮が動く時間帯(上げ潮時、下げ潮時)の前後1時間程度が魚の活性が高まり、エサを食べる時間帯なので、初心者におすすめのタイミングです。

上げ潮時は、あまり動かないプランクトンなどの魚のエサが潮の動きと共に流され、エサを捕食する魚の活性も高まります。

また、満ち引きの中間である「止め潮」は潮の流れがなくなるため、魚のエサが移動しなくなり魚の活性も落ちるので、初心者は止め潮の時間帯は避けるようにしましょう。

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