釣り糸の種類は4種類!それぞれの特徴・適した釣り・メリット・デメリットを徹底解説

釣り糸の種類は4種類!それぞれの特徴・適した釣り・メリット・デメリットを徹底解説

釣り糸の種類1.ナイロンライン

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/9A-326843/

釣り糸としてよく使われている素材に「ナイロン」があり、素材の関係で絡まるなどのトラブルが起きにくいことから、釣り初心者でも取り扱いやすいです。

ナイロンラインがおすすめの人や特徴、メリット・デメリットに加え、選び方について見ていきましょう。

ナイロンラインはこんな人におすすめ

ナイロンラインは絡まるなどのトラブルが起きにくいので、釣りを始めたばかりの初心者の方や、ルアーフィッシングをする方におすすめ。

また、ナイロンラインはしなやかでもあるため、リールに巻き上げていくルアーフィッシングにも、おすすめな素材です。

延べ竿(リールを使わない竿)でのウキ釣りや、道糸(延べ竿の穂先に使われるラインや、リールに巻くライン)としてもよく使われています。

ナイロンラインの特徴

ナイロンラインは最も一般的な素材のラインで、適度なハリやコシがある上にしなやかさも併せ持っています。

伸びがあるため結びやすく、絡まるなどのトラブルが発生しにくいので、魚がかかったときもバレにくい(逃しにくい)素材です。

ただし、ほかのライン素材に比べると劣化しやすく、収縮性に優れているため、魚が掛かったときのアタリが分かりにくい面もあります。

ナイロンラインが適した釣り

ナイロンラインが適した釣りには、以下のようなものがあります。

  • 延べ竿を使ったウキ釣り
  • ルアーフィッシング
  • エリアトラウト
  • 根掛かりの多い場所での投げ釣り

ナイロンラインは絡まりにくく、取り扱いやすいことから初心者にもオススメのラインで、延べ竿を使ったウキ釣りやルアーフィッシングに適しています。

ほかにも、仕切りがあるなど管理された場所で放流された、ニジマス釣り(エリアトラウト)にも適しており、自然とはまた違った環境釣りが楽しめるため、釣り体験としても最適です。

根掛かり(水底の障害物などに針やルアーが引っかかること)の多い場所での投げ釣りや、道糸としても最適になっています。

ナイロンラインのメリット・デメリット

ナイロンラインは、延べ竿を使ったウキ釣りやルアーフィッシングなどに最適ですが、メリットやデメリットをおさえておくことで、より最適な釣りが楽しめます。

まずはナイロンラインのメリットから見ていきましょう。

メリット

ナイロンラインのメリットには、以下のようなものがあります。

  • ライントラブルが少ない
  • バレにくい
  • 魚が暴れにくい
  • 比較的値段が安い
  • 初心者でも扱いやすい

ナイロンラインはしなやかで伸縮性に優れているので、ヨレや絡まるなどのライントラブルが起こりにくく、絡まっても解きやすいです。

伸縮性があるため魚が掛かったとき、魚に違和感を与えにくいので魚が暴れにくく、また、魚の動きを吸収するのでバレにくい(針が外れにくい)です。

さらには、ほかのラインに比べ安価なものも多く手に入れやすいほか、初心者でも扱いやすいラインなので、入門用としても使えます。

デメリット

ナイロンラインにはメリットだけでなく、以下のようなデメリットもあるので、特性を掴むために、デメリットもおさえておくのがおすすめです。

  • アタリが分かりにくい
  • 吸水しやすい

ナイロンラインの優れた収縮性はメリットでもありますが、魚が掛かったときに収縮してアタリが分かりづらいデメリットにもなります。

吸水しやすい素材でもあるため、水の中に投げ入れる度に劣化が進み、収縮による劣化と相まって、消耗しやすい点もナイロンラインのデメリットです。

絡まりやすくなるなど扱いにくくなってきたら交換のサインで、月に1、2回程度の頻度での使用なら、半年程度で新品への交換を検討しましょう。

ナイロンラインの太さ(号数)と色の選び方

ナイロンラインには様々な太さ(号数で判断)や色があり、釣り場や釣りの種類、天候などによって選ぶのが基本です。

号数や色の選択を誤ると、魚が釣れないなどの事態になるので、釣り場やターゲットの魚(狙う魚)などに合わせて選びましょう。

太さ(号数)の選び方

ナイロンラインは、ターゲットに合わせて選ぶのが基本で、サビキ釣りの場合は2号ほど、メバルなどを狙う場合は0.5号から2号あたりを選びましょう。

引きが強いバスやクロダイなどの大物を狙う場合は、2号~3号あたりの太めのナイロンラインを選び、より大型が掛かる釣り場では、5号あたりを選んでおくと切られにくくなって安心です。

どの号数を選べばいいのか分からない初心者の方や、汎用的に使えるラインが欲しい場合は3号を基準に選べば、サビキ釣りからキスなどの投げ釣りなど、さまざまな釣りで使えます。

色の選び方

ナイロンラインはイエローやピンク、透明(クリア)などさまざまな色のものが販売されており、釣り場やターゲット、天候などに合わせて色を選びましょう。

最も一般的なのが、水中でラインが見えにくい透明のナイロンラインで、水中に溶け込んで魚に警戒心を与えにくいです。

ただし透明だとどの辺りにキャストした(投げた)のか分かりづらく、仕掛けやルアーの位置も把握し辛くなるので、視認性とステルス性を両立させたい場合は、ライムグリーンを選びましょう。

PRO MARINE ナイロンラインのおすすめ商品

2号から6号までの、価格が手頃なナイロンラインを探している方にオススメなのが、PRO MARINE(プロマリン)「コアライナー(ボビン巻ナイロンライン)」です。

コアライナー(ボビン巻ナイロンライン)500-5号 500m

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223343044

糸巻き量が500mと長く、色も透明(クリア)やイエローなど5色あるので、ターゲットや釣り場などに合わせて選べます。

どのナイロンラインがいいか迷っている方は、汎用性の高い3号で、色はクリアを選ぶのがおすすめです。

  • 販売価格(税込):341円
  • メーカー:PRO MARINE(プロマリン)
  • 規格:2号~6号の5種類
  • 糸巻量:500m
  • 色:オレンジ(画像)、ピンク、グレー、クリア、イエロー

釣り糸の種類2.フロロカーボンライン

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AB-1950583/

擦れに強く比重が高いのがフロロカーボンライン(ポリフッ化ビニリデン素材)で、ナイロンラインに比べコシやハリもあります。

バス釣りなどでは、ハリス(針に直接結ぶライン)なしのメインラインとして使われることも多く、さまざまな釣りの仕掛けやショックリーダーとして使われることも多いです。

フロロカーボンラインはこんな人におすすめ

フロロカーボンラインは、バスフィッシィングや海のエサ釣り、ソルトルアーフィッシング(疑似エサのルアーを使う海釣り)をする人におすすめです。

バスフィッシングではメインラインとして使われることが多く、海でのエサ釣りではハリスとしてもよく使われています。

また、ソルトルアーフィッシングではショックリーダーとしても使われるほか、固く高い摩耗性があるので根ズレに強く、障害物の多い釣り場で釣りを楽しむ人にもおすすめです。

フロロカーボンラインの特徴

フロロカーボンラインは屈折率が約1.42とナイロンラインの約1.53に比べ低く、水の中で見えにくい特徴があります。

伸縮性がそれほど高くないため、ラインを伝わってくる感度がわかりやすいほか、吸水性も低いので水を吸いにくく、耐久性も高めです。

耐久性が高くやや固めの素材なので、障害物などに擦れても削れにくく、外傷に強い特徴もあります。

フロロカーボンラインが適した釣り

ハリやコシのある素材で感度を生かしたバス釣りや、シーバス(スズキ)釣り、エリアトラウトに適しています。

耐摩耗性が高い素材のため、根ズレ(障害物などでラインが擦れて傷むこと)しやすい場所での釣りにも最適です。

中でも、掛かると水中の障害物に潜ろうとするバスの特性から、根ズレに強いフロロカーボンラインが多用されています。

フロロカーボンラインのメリット・デメリット

フロロカーボンラインを使う上で、メリットとデメリットをおさえておくと、より最適な使い方ができます。

フロロカーボンラインのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

メリット

フロロカーボンラインのメリットには、以下のようなものがあります。

  • 耐摩耗性が高い
  • 水中で視認性が低い(目立ちにくい)
  • 感度が高い
  • 沈みやすい
  • 吸水性が低い

フロロカーボンラインは耐摩耗性にすぐれているので、障害物などでも削れにくく、水中での視認性も低いので、魚に警戒心を与えにくいです。

感度が高いのでラインの感触を手で感じやすく、アタリがわかりやすいほか、比重の関係で水に沈みやすい面もあります。

また、吸水性が低く紫外線の影響も受けづらいので、使用を続けていてもそれほど劣化が進まない点もフロロカーボンラインのメリットです。

デメリット

耐摩耗性に優れたフロロカーボンですが、以下のようなデメリットもあります。

  • 巻きグセがつきやすい
  • 結束の強度がやや低い
  • ナイロンラインよりも値段が高い

コシやハリがあって強度がある反面、ナイロンよりも硬いので巻き癖がつきやすく、ライントラブルが発生しやすいです。

また、結束の強度(結んだ時の強度)もナイロンと比べるとやや劣り、結束の強度が弱いとライン切れなどを起こしやすくなります。

結束部はラインの負荷がかかりやすい部分ですが、クロロカーボンラインの中には結束強度を高めたものもありますが、全体的にナイロンラインに比べ値段が高いです。

フロロカーボンラインの太さ(号数)と色の選び方

フロロカーボンラインは、ナイロンラインなどと同じように太さを号数で表す場合と、引っ張り強度を重さの単位:lb(ポンド)で表す場合があります。

フロロカーボンラインを選ぶ際に迷わないよう、号数や重さ、色の選び方を見ていきましょう。

太さ(号数)の選び方

渓流釣りなら1号以下の細いフロロカーボンライン、海でのエサ釣りの場合は1.5号~4号あれば堤防釣りや船釣りでよく使われています。

5号以上のフロロカーボンラインは、針とエサに重りだけのぶっこみ釣りや、シーバス釣りなどの大物狙いのときに最適です。

ラインの号数が小さくなると細くなって引っ張り強度も弱くなり、細いラインは空気抵抗が少ないので、キャストの際により飛距離が出るようになります。

また、細いほうが水の中でも抵抗が低いので、より深い所まで潜っていき、太ければ太いほど水に潜りにくくなるので、釣り場やターゲットに合わせた号数を選びましょう。

重さ(lb:ポンド)の選び方

ポンド数表記の場合は、メーカーによって若干異なっているものの、太さの1号が4lb(ポンド)に該当します。

基本的に、ポンドを4で割った数値が号数に当てはまるので、8lbなら2号、20lbなら5号といった換算が可能です。

色の選び方

フロロカーボンラインで最も一般的なのが、無色透明のクリアやナチュラルと言われる色ですが、色付きを選ぶとアングラー(釣り人)からラインの位置が把握しやすくなります。

色付きのフロロカーボンラインを選べば、ラインの動きで魚のアタリが確認しやすくなるうえ、ルアー釣りでは引いてくる道筋が見えやすくなるでしょう。

ただし、色付きのフロロカーボンラインはナイロンラインに比べ、種類が少なく選ぶ選択肢が限られ、無色に比べると紫外線の影響も受けやすくなるため、劣化が進みやすくなります。

フロロカーボンラインのおすすめ商品

結束力が強いフロロカーボンラインが欲しい方にオススメなのが、RAIGLON(レグロン)「エクシード フロロカーボン002 平行巻」です。

RAIGLON エクシード フロロカーボン002 平行巻

引用元:https://fishingman.jp/products/tlsn-512578

ナイロンなどに比べ硬いフロロカーボンラインを、しなやかで柔らかく仕上げており、糸潰れが少ないよう平行巻きしてあります。

磯釣りやルアーフィッシング、チヌ(クロダイ)の筏釣り用など、様々な釣りで使えるクロロカーボンラインです。

  • 販売価格(税込):1,027円
  • メーカー:RAIGLON(レグロン)
  • 規格:0.6号~6号
  • 糸巻量:50m
  • 色:ナチュラルクリア

釣り糸の種類3.PEライン(ポリエチレンライン)

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/91-656373/

PEライン(ポリエチレンライン)とは、ポリエチレンの細いラインを編んで作られているラインのことです。

引っ張り強度が高く、伸びにくい素材のラインですが、先述のナイロンラインやフロロカーボンラインに比べ、高価なラインになっています。

PEライン(ポリエチレンライン)はこんな人におすすめ

PEラインはショアジギングをする人や、海釣りや投げ釣りなど、リールを使ったルアーフィッシングをする人におすすめです。

中でも「ショアジギング(岸からメタルジグを使った釣り)ではPEライン一択」と言われるくらい、ショアジギングではメジャーなラインになっています。

また、エサを付けずに針だけで釣る「掛け釣り」をする人に向いており、飛距離を出したい釣りを楽しむ人におすすめのラインです。

PEライン(ポリエチレンライン)の特徴

PEラインは、ポリエチレン素材の細い糸を複数本編んで作られた釣り糸で、編まれている糸は4本・8本など、4の倍数になっていることがほとんどです。

複数の糸が編まれて1本のラインになっているので、引っ張り強度がとても高く(ナイロンやフロロカーボンの4~5倍程度)、キャストのときや遠くまでラインを伸ばしても、ほとんど伸びません。

また、PEラインの比重は0.97と釣り糸素材の中で最も軽く、水に浮きやすいため風の影響を受けて流されやすく、軽い仕掛けを使うと沈みにくいという特徴もあります。

PEライン(ポリエチレンライン)が適した釣り

PEラインが適した釣りには、投げ釣りやルアーフィッシング、船釣りがあります。

ルアーフィッシングでは、PEラインをリールのメインラインに使い、ショックリーダー(メインラインとルアーの間に結ぶライン)に繋いで使うのが一般的です。

ほかにも、ラインの伸びがほとんどなく、感度が高いことからアタリがわかりやすいので、アジング(ルアーを使ったアジ釣り)にも適しています。

PEライン(ポリエチレンライン)のメリット・デメリット

PEラインのメリットやデメリットを知っておけば、より最適な環境や条件で、PEラインを使った釣りが楽しめます。

まずはPEラインのメリットから見ていきましょう。

メリット

PEラインのメリットには、以下のようなものがあります。

  • 伸びにくくしなやか
  • 強度が高い
  • 感度が高い
  • 遠距離を狙いやすい

PEラインは引っ張り強度が高く、ほとんど伸びない素材なので、ラインを伝ってくる感度を捉えやすいメリットがあります。

細くてしなやかなので空気抵抗を受けにくく、キャストの際に飛距離を出しやすいのも、PEラインのメリットです。

デメリット

強度や引っ張り耐性が高いPEラインですが、以下のようなデメリットもあります。

  • ハリ・コシがない
  • 根ズレに弱い
  • 使うにはショックリーダーが必要
  • 結束強度が弱い
  • 価格が高い

PEラインは細いラインを複数本編んで作られているのでハリやコシがなく、固いものに触れるとスレや切れが起こりやすいため、根ズレ(水底の障害物に擦れること)に弱いです。

同じ理由でスレに弱いため、ショックリーダーを結んで使う必要があり、直接結んで使えるナイロンやフロロカーボンと比べると、準備に手間が掛かる点もデメリットになります。

また、結束したときの強度も弱く結びがほどけやすい点もあり、以上のことから、取り扱いが難しく価格が高いのもPEラインのデメリットです。

PEライン(ポリエチレンライン)の太さ(号数)と色の選び方

強度や引っ張り耐性が高いPEラインですが、選ぶ際に必ずチェックしたいポイントを解説していきます。

PEラインを選ぶにあたって、最初に決めたい重要な要素が「編み数」です。

編み数の選び方

PEラインは複数の細い糸を編んで1本のラインに仕上がっていますが、基本的に編んでいる本数の多いほうが、性能が高くなっています。

編んでいる糸の数は「4本」「8本」「12本」の3種類が、PEライン編み数の主流で、編み数が増えるとしなやかさも上がる反面、価格も高いです。

中でも性能と価格のバランスが取れているのが8本編みのPEラインで、妥協ない強さやしなやかさ、使用感を得たい場合は12本編みを選びましょう。

なお、バックラッシュ(リール釣りでラインが出すぎて絡まること)が起きにくいのが4本編みですが、飛距離が出にくい編み数です。

太さ(号数)の選び方

太さ(号数)はターゲットに合わせて選ぶのが基本で、例えばアジングやライトゲーム(軽量なルアーやタックルを使った釣り)でメバルを狙う場合は0.4号を選びましょう。

ブラックバスでは0.8号~1号あたりを、シーバスでは1号~1.2号、中型の青物を狙う場合は1.5号~2号が基本の号数です。

基本とは大きく異なる号数を選ぶと、ラインが切れやすくなったり、飛距離が出にくくなったりすることがあるので、ターゲットに合わせた基本の号数を選ぶようにしましょう。

色の選び方

色にはライン全体が1色の単色と、等間隔で色分けがなされているマーキングカラー(マルチカラー)があり、よりステルス製を高めたい場合は透明(クリア)を選びましょう。

単色は色の劣化(色落ち)がわかりやすいため、劣化の進んだ部分が把握しやすく、交換時期がつかみやすいです。

マーキングカラーは等間隔で色に変化がついているので、深度や距離がわかりやすくなっています。

PEライン(ポリエチレンライン)のおすすめ商品

ジャンルを問わず幅広い釣りで使えるPEラインが、SUNLINE「シグロン PE×8 200m マルチカラー」です。

シグロン PE×8 1.2号/20LB 200m マルチカラー

引用元:https://fishingman.jp/products/sul-4968813432134

ミクロピッチ製法で組み上げた、滑らか仕上げの真円構造8本組PEラインで、糸鳴りが少なくスムーズなキャストができます。

視認性の良い鮮明な5色のマルチカラーで色落ちしにくく、ラインの長さがわかりやすいので、船釣りや大物釣りで真価を発揮するPEラインです。

  • 販売価格(税込):2,172円
  • メーカー:SUNLINE(サンライン)
  • 規格:1.2号/20lb、3号/50lb
  • 糸巻量:200m
  • 色:マルチカラー(ブルー・ピンク・オレンジ・グリーン・レッド)

釣り糸の種類4.エステルライン

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/BF-1787081/

エステルラインとは、ポリエステル(PET)素材の釣り糸のことで、伸びにくく、比重の関係でPEラインよりも沈みやすくなっています。

伸びにくい分硬く、ハリも少ないエステルラインですが、どんな人がエステルラインに向いているのでしょうか。

エステルラインはこんな人におすすめ

エステルラインは感度が高く比重も高いため、感度を重視している人や、軽い仕掛けを使う人にオススメです。

わずかなアタリでも感じやすい高感度のため、特にアジングをメインで楽しみたい人にエステルラインは向いています。

エリアトラウトをする人や、クロロカーボンラインほど伸びを必要としない人にも、エステルラインはオススメです。

エステルラインの特徴

エステルラインは伸びが少なく、比重が高いので水に沈みやすい(水になじみやすい)特徴があります。

感度が高いためアタリを感じ取りやすく、アジングやエリアトラウトなど、感度を重視する釣りでよく使われているのもエステルラインの特徴です。

ただし、耐摩耗性が弱いため障害物の多いエリアでは切れやすく、巻き癖が付きやすいうえ、バックラッシュしやすい点もあります。

エステルラインが適した釣り

エステルラインの高い感度を生かし、ルアーを用いたアジングや、細めのラインを使ったエリアトラウトに適しています。

また、PEラインよりも沈みがよいので、仕掛けにアクションを加えながら釣るワカサギ釣りにも最適です。

仕掛けやルアーが軽くても沈みやすいため、感度を求めつつも軽い仕掛けでボトム付近(水底)を狙う釣りにも、エステルラインは適しています。

エステルラインのメリット・デメリット

それぞれのラインにメリット・デメリットがありますが、エステルラインのメリットやデメリットはどのような点なのでしょうか。

メリットとデメリットを知っておけば、よりエステルラインの最適な釣り環境が分かりますので、チェックしてみてください。

メリット

エステルラインには、以下のようなメリットがあります。

  • 伸びにくく感度が高い
  • 比重が高い
  • 細いラインが選べる

エステルラインは、ナイロンラインやクロロカンボンラインに比べ伸びにくく、初心者でもアタリを感じ取りやすいのがメリットです。

比重が高く潮なじみもいいので水に潜りやすく、軽い仕掛けやルアーを使っても、狙った層に到達しやすくなっています。

また、エステルラインには0.2号や0.3号など、髪の毛なみの細いラインも用意されており、ほかのラインにはない細いラインが選べる点もメリットです。

デメリット

エステルラインのメリットを見たところで、次は逆にデメリットも見ていきましょう。

  • ショックリーダーが必要
  • 切れやすい
  • ライントラブルが多い

エステルラインは硬く、0.2号や0.3号などの細いものを使う場合は、エステルラインのみだと切れやすいため、ショックリーダーが必要になります。

負荷をかけると切れやすい点もエステルラインのデメリットで、エステルラインを持たないようにすれば切れやすさも回避できますが、それでも他のラインよりも切れやすいです。

また、ラインが硬いので柔軟さに欠け、リールに巻いた時に収まりが悪く、ライントラブルも起きやすい点もエステルラインのデメリットになります。

エステルラインの太さ(号数)と色の選び方

ターゲットや釣り場、仕掛けなどに合わせてエステルラインの太さ(号数)を選ぶ必要があります。

エステルラインの選び方に迷ったら、以下のことを参考にしてみてください。

太さ(号数)の選び方

様々な釣りに対応し、エステルラインの中でも取り扱いやすいのが0.3号で、どの号数がいいのか迷っている人や初心者におすすめの号数です。

強度を重視したい場合やエリアトラウトの場合は、0.4号前後の太めの号数を選べば、大きめのアジも狙えます。

感度や飛距離を重視する場合は、0.2号から0.3号あたりの細めの号数を選び、アジングをするなら、0.25号から0.3号前後が飛距離や感度などバランスもよいです。

色の選び方

魚に警戒心を与えたくない場合は透明(クリア、ナチュラルカラー)を選び、どの色がよいか迷ったら、警戒心を与えにくいイエローやピンクを選ぶのがおすすめです。

夜釣りの場合は、ピンクやイエロー、オレンジなどの視認性の高い色を選ぶのがオススメで、夜間でも確認しやすいよう集光や発光するエステルラインもあります。

色がついたエステルラインは、色によっては紫外線などの影響を受けやすく、透明に比べ、劣化が進みやすい面があるので、優先順位(視認性を優先するか、耐久性を優先するか)に応じて色を選びましょう。

エステルラインのおすすめ商品

軽量なルアーや仕掛けなどで釣る、ライトゲームのアジやメバル釣りに合わせて素材を厳選し、最適なラインに仕上げてあるのが、RAIGLON「ライトゲーム アジ/メバル エステル」です。

ライトゲーム アジ/メバル エステル

引用元:https://fishingman.jp/products/tlsn-565529

ライン表面の滑らかさや直線性、操作性などの基本性能に重点を置いて設計され、繊細なアタリでもしっかり伝わるよう、高感度なラインに仕上がっています。

スプリットショットリグやキャロライナリグなどのロングキャストにも対応し、超寿命でメンテ不要の手間いらずなエステルラインです。

  • 販売価格(税込):1,280円
  • メーカー:RAIGLON(レグロン)
  • 規格:0.25号~0.6号
  • 糸巻量:150m
  • 対象魚:アジ、メバル

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