リールの種類は大きく7種!初心者向けにそれぞれの特徴を解説
種類1.スピニングリール

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A2-5277291/
スピニングリールとは、ハンドルを回すとスプーつと呼ばれるボビンが上下に動きながら、糸が巻き取られるリールのことで、半円状のベールアームが備わっているのが特徴です。
ベールアームは開閉でき、開いているときは糸が開放できる状態で、閉じているときにハンドルを回すとベールアームも一緒に回転し、糸をスプールに巻き取っていきます。
リールには番手があり、番手と使用ラインの目安、狙える代表的な魚は以下のとおりです。
| 番手 | 釣りの種類 | ラインの目安 | 代表ターゲット |
| 1000番~2000番 | アジング、スーパーライトゲーム | PE:0.2号~0.4号 フロロ:2lb~4lb |
アジ・メバルなど |
| 2000番~2500番 | アジング、メバリング、バス釣り | ナイロン:6lb~12lb PE:0.8号~1.5号 |
アジ、メバル、ニジマス、ブラックバス |
| 2500番~3000番 | エギング、サビキ釣り | PE:0.6号~1.0号 フロロ:2号~3号 |
アオリイカ、ヒラメ、サバなど |
| 3000番~4000番 | シーバス、ショアジギング | PE:1.0号~1.5号 フロロ:16lb~25lb |
シーバス(スズキ) |
| 4000番~5000番 | オフショア | PE:1.5号~2.5号 フロロ:30lb~50lb |
ブリ、ヒラマサ |
スピニングリールのメリット
スピニングリールには、以下のようなメリットがあります。
- 取り扱いが簡単で初心者でもOK
- 軽いルアーでも遠投しやすい
- 左右どちらにもハンドルを付けられる
スピニングリールは、ベールアームを操作し糸の出し入れをコントロールできるので、糸が絡まりにくく、初心者でも扱いやすいのがメリットです。
軽いルアーでも、天候が悪いときや風の強いときでもキャスト(投げ)しやすく、スプールを巻くハンドルが左右どちらにも取り付け可能なので、利き手に関係なく操作できます。
スピニングリールのデメリット
逆にスピニングリールには、次のようなデメリットもあります。
- 小型のリールでは太い糸が巻けない
- 糸(ライン)がよれやすい
スピニングリールには番手があり、番手が小さいとスプールの直径も小さくなることから、小さな番手では太い糸が巻けないのがデメリットです。
スピニングリールの構造上、ラインローラーを介して糸を曲げ、スプールに巻き取っていくため糸がよれやすいのも、スピニングリールのデメリットになっています。
スピニングリールに向いている釣りスタイル
スピニングリールにはさまざまなサイズ(番手)があり、小さな番手(1,000番~2,000番手)では、アジング(ジグを使ったアジ釣り)やメバリング(メバル釣り)が人気です。
3,000番手前後ではサバなどの青物からブラックバス釣り、餌木(エギ)と呼ばれるルアーを使ったエギング(イカ釣り)、4,000番手よリ大きくなると、シーバス釣りやショアジギングなどさまざまな釣りに対応します。
5,000番手あたりでは、船に乗って沖で釣りをする「オフショア」でブリやヒラマサ、ブリなど大物狙いまでできる、幅広い釣りスタイルがあるリールです。
スピニングリールのおすすめ

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-043283
巻きやキャスト、耐久性など基本性能が高くコストパフォーマンスに優れているのが、シマノ(SHIMANO)「アルテグラ C2000S」です。
上位機種からの機能も引き継ぎ、巻き上げがスムーズで、磯釣りから堤防釣り、船釣りまでさまざまな用途に使えるスピニングリールになっています。
- 商品名:アルテグラ C2000S
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- スプール寸法(径mm):42
- ギア比:5.1
- 最大ドラグ力(kg):3
- 重量:185g
- 販売価格(税込):13,645円
種類2.ベイトリール

引用元:https://fishingman.jp/products/diw-00630163
ベイトリールとは、釣り竿の上部にセットし、スプール(糸巻き部分)が本体に埋まっているタイプのリールのことです。
巻き上げるパワーがスピニングリールよりも強く、太い糸でも扱いやすいですが、スプールの回転が糸の排出速度より上回り糸が絡まる「バックラッシュ」を起こしやすくなっています。
ベイトリールのメリット
ベイトリールのメリットは、以下のとおりです。
- 小型のリールでも太い糸が巻ける
- 片手でキャストと巻きの操作できる
- 巻き上げトルクが強くしっかり巻ける
ベイトリールは小型でも太い糸が巻け、キャストと巻きの変更が片手でできる、簡単操作な点がメリットです。
スピニングリールに比べ巻き上げるトルク(力)が強く、力の伝わりがダイレクトな点もメリットで、マグロなどの大型魚を釣る際に力を発揮します。
ベイトリールのデメリット
ベイトリールには、次のようなデメリットもあります。
- ライントラブルが起きやすい
- 軽いルアーが投げにくい
- 初心者には扱いが難しい
スピニングリールに比べバックラッシュなどのライントラブルが起きやすく、軽いルアーを扱いにくい点がベイトリールのデメリットです。
バックラッシュが起きやすい点など取り扱いが難しい点から、初心者は扱いにくい点もデメリットとなっています。
ベイトリールに向いている釣りスタイル
ベイトリールは、主にルアーバス釣りやシーバス、船釣りで使われています。
スピニングリールと比べ、巻き上げる力がダイレクトに伝わることから、マグロやカツオなど大物狙いの釣りに最適なリールです。
ベイトリールのおすすめ

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-046987
堅牢なボディとカーボンクロスワッシャの採用で、長く使えるベイトリールがシマノ「SLX 71HG LEFT 左巻き」です。
無段階調整が可能なブレーキで、アングラー(釣人)に合ったセッティングが可能で、キャストも安定する設計になっています。
- 商品名:SLX 71HG LEFT 左巻き
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- スプール寸法(径mm):32
- ギア比:7.2
- 最大ドラグ力(kg):5.5
- 重量:195g
- 販売価格(税込):16,374円
種類3.電動リール

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-037053
電動リールとは、主に船釣りで使用する、巻き上げが電動になっている両軸(スプールの軸を左右から支える)タイプのリールのことです。
両軸の構造により巻き上げる力があり、船釣りをはじめ、バス釣りやルアー釣り全般、イシダイ釣りなどに使われています。
電動リールのメリット
電動リールには、次のようなメリットがあります。
- 巻き上げの疲労が少ない
- 機能が豊富なモデルも多い
- タナ合わせができる
電動リールは、電動の力で巻き上げてくれるので、手巻きのスピニングリールなどとは違い疲労が少ない点がメリットです。
自動巻き上げのほか、糸巻きのパターン学習など機能が備わったモデルも多く、水深表示機能があるモデルは、タナ合わせ(水深に合わせる)が簡単に行えるメリットもあります。
電動リールのデメリット
電動リールのデメリットは、次のとおりです。
- バッテリーが切れると使えない
- 接続したままにすると過放電の恐れがある
電動リールはバッテリー駆動になっており、バッテリーが切れてしまうと駆動ができなくなる点がデメリットです。
また、ロッドに接続したままにしておくと過放電になる恐れがあり、バッテリーが上がりやすくなるのもデメリットになります。
電動リールのおすすめ

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-034243
ボタン1つで操作可能な、簡単操作の電動リールがシマノ「プレミオ 3000 電動リール」です。
電動超スロー巻き上げなど各種巻き上げ設定や、メモリーバックアップ機能も搭載、電動リール初心者でも迷わず使いやすいモデルになっています。
- 商品名:プレミオ 3000 電動リール
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- スプール寸法(径mm):34
- スプール寸法(幅mm):24
- ギア比:3:6
- 最大ドラグ力(kg):5
- 重量:195g
- 販売価格(税込):31,225円
種類4.両軸リール

引用元:https://fishingman.jp/products/diw-00615058
両軸リールとは、スプールの両側から軸を支える構造のリールのことで、スプールに直接ラインを巻き取っていくため、巻き上げる力が強いのが特徴です。
直接ラインを巻き取っていくため、魚のアタリを感じやすくなっており、船釣りやシーバス釣り、青物釣りなど感度を重視する釣りでよく使われています。
両軸リールのメリット
両軸リールのメリットには、以下のようなものがあります。
- 巻き上げ力が強く大型魚にも対応しやすい
- 糸よれが少ない
- 感度が高くアタリを捉えやすい
両軸リールは巻き上げパワーが強いのがメリットで、大型魚にも対応しやすく、糸よれもしにくい構造になっています。
ラインを直接スプールに巻いていくのでダイレクト感が強く、アタリを感じやすい感度の高さも、メリットの一つです。
両軸リールのデメリット
両軸リールには、次のようなデメリットもあります。
- バックラッシュが発生しやすい
- 操作が難しく初心者には扱いづらい
- スピニングリールに比べ、重くなりやすい
両軸リールはスプールにラインを直接巻いていく構造上、バックラッシュ(糸の絡み)が発生しやすく、スピニングリールに比べ操作が難しいので、初心者には扱いづらいのがデメリットです。
重量もスピニングリールに比べ重くなる傾向にあり、長時間の使用で疲労しやすくなるのも、デメリットになります。
両軸リールのおすすめ

引用元:https://fishingman.jp/products/diw-00621028
スタイリッシュで軽量な両軸リールが欲しい人におすすめなのが、ダイワ「フネX 100H 右巻き 両軸リール」です。
幅広いターゲットに対応可能で、仕掛けの重さに合わせてブレーキ力の調整ができるので、安心してキャストできます。
- 商品名:フネX 100H 右巻き 両軸リール
- メーカー:ダイワ(DAIWA)
- ギア比:6.8
- 最大ドラグ力(kg):5
- 重量:190g
- 販売価格(税込):10,341円
種類5.スピンキャストリール

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/89-187074/
スピニングキャストリールとは、スプールがカバーで覆われ、クローズドフェイスリールとも呼ばれるリールのことで、動作が単純で扱いやすいため入門用リールとして知られています。
クラッチボタンを押しながらキャストに入り、投げるタイミングに合わせてクラッチボタンを離すだけで簡単にキャストでき、バス(ブラックバス)釣りを始め、海でのチョイ投げやサビキ釣りなど多様な用途で使えるリールです。
スピンキャストリールのメリット
スピニングキャストリールには、以下のようなメリットがあります。
- ライントラブルが少ない
- 取り扱いやすい
- 手返しが素早く行える
スピニングキャストリールは、クラッチ操作でラインの排出ができるため、バックラッシュなどのライントラブルが少なく、初心者でも取り扱いやすいのがメリットです。
キャストと巻き上げはクラッチ操作(指1本で操作)で素早く行え、スピニングリールのようにベールを返す必要がないため、手早く手返しができる点もスピニングキャストリールのメリットになります。
スピンキャストリールのデメリット
スピニングキャストリールのデメリットは、次のとおりです。
- 巻き取るパワーが弱い
- 大物には向かない
- 糸よれが発生しやすい
スピニングキャストリールは、ベイトリールに比べると巻き上げる力が弱く、スプールが小型なことから太いラインを巻けず、大物には向かない点がデメリットです。
スピニングリールのように、ラインを横方向にしてスプールに巻き付けていくため、糸よれが発生してしまう点もデメリットになります。
スピンキャストリールのおすすめ

Zebco(ゼブコ)「スピンキャストフィッシングリール」は、アルミ製のカバーや追加のデュアルパドルハンドルが付属しており、スタイルに合わせてハンドルの交換ができます。
耐久性の高いオールメタル製で、右利き・左利きの切り替えが簡単に行えるので、利き手に関係なく使えるスピンキャストリールです。
- 商品名:スピンキャストフィッシングリール
- メーカー:Zebco(ゼブコ)
- スプール寸法(径mm):表記なし
- ギア比:3.4
- 重量:454g
- 販売価格(税込):14,900円
種類6.タイコリール

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223611068
タイコリールとは、太鼓のような形をしたリールのことで、チヌ(クロダイ)釣りに使われるリールです。
見た目はフライリールにも似ていますが、使用するラインに合わせてスプールの深さなどが違い、チヌ釣り専用のリールになっています。
タイコリールのメリット
タイコリールのメリットは、以下のとおりです。
- シンプルな構造で故障が少ない
- リールが軽量で疲れにくい
タイコリールは、スプールやハンドルなどの構造がシンプルなため故障が少なく、メンテナンスもしやすいのがメリットです。
シンプルゆえに重量も軽いため、竿を持ったまま移動する釣りでは、長時間の使用でも疲れにくい点もメリットになります。
タイコリールのデメリット
タイコリールのデメリットは、次のようになっています。
- バックラッシュが起きやすい
- 筏リールと混同しやすい
タイコリールはスプールの回転を抑止する機構がないため、バックラッシュが発生しやすいのがデメリットです。
デメリットまではいかないものの、ダブルハンドルの筏リール(筏の上から糸を垂らす釣りで使用)と混同しやすいので、注意しましょう。
タイコリールのおすすめ

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223611082
軽量で扱いやすいタイコリールが欲しい人におすすめなのが、プロマリン「バトルフィールド黒鯛SG」です。
マシンカットボディの美しいデザインで、滑らかに回る回転性能に優れた、コストパフォーマンスの高いタイコリールになっています。
- 商品名:バトルフィールド黒鯛SG
- メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
- ギア比:1.1
- 糸巻量:3号-100m
- 重量:90g
- 販売価格(税込):5,762円
種類7.フライリール

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AB-6791053/
フライリールとは、フライと呼ばれる毛鉤を用いる、フライフィッシングに使うリールのことで、太くて重いラインを収納できるようになっています。
スピニングリールなどに比べラインの収納量が多く、使う分だけラインを引っ張り出し、リールのハンドルは糸を巻き上げるときのみ使用する、フライフィッシングに特化したリールです。
フライリールのメリット
フライリールには、以下のようなメリットがあります。
- 構造がシンプルでメンテナンスしやすい
フライフィッシングに特化した作りになっており、構造がシンプルで洗浄などのメンテナンスがしやすい点がメリットです。
フライリールのデメリット
フライリールには、次のようなデメリットもあります。
- 他の釣りでは使えない事が多い
- 定期的なメンテナンスが必要
フライフィッシングに特化したリールで、他の釣りでは使えないことも多く、フライリールは水や汚れなどに弱いため、定期的に洗浄などのメンテナンスが必要な点がデメリットです。
フライリールのおすすめ

両利きに対応したフライリールが欲しい人におすすめなのが、アキスコ(AXISCO)「エアーライトフライリール ARA-1D」です。
アルミ製素材をマシンカットし、ディスクドラッグシステムを搭載しており、リールフットカバーも付属になっています。
- 商品名:エアーライトフライリール ARA-1D
- メーカー:アキスコ(AXISCO)
- ギア比:1.1
- 重量:112g
- 販売価格(税込):12,380円
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