根掛かり外しの具体的な手順!おすすめの道具ややってはいけない事も解説
根掛かりの外し方の種類と具体的な手順

引用元:Google Geminiによる作成
根掛かり(ねがかり)とは、釣り針やルアーなど仕掛けが海底の岩や根株、障害物などに引っかかって取れなくなるトラブルのことです。
対応が雑だと釣り具を失う原因にもなるため慎重に外していきたいですが、根掛かりを外すには以下のような方法があります。
• ラインを弾く
• 軽く緩ませる
• 角度を変えて引く
• ルアーの重さを利用
根掛かりを外す方法について、詳しく解説していきます。
ラインを弾く方法
根掛かりを外すとき、最も一般的で成功率が高いのがラインを弾く方法で、根掛かり対処の中でもルアーや仕掛けを傷めにくいため、最初に試したい基本技です。
指でラインを軽く引いてラインに瞬間的な振動を与え、フック(針)が障害物から外れるきっかけを作ります。
より詳しい手順と、ポイントについて見ていきましょう。
手順
根掛かりしている方向に竿(ロッド)を向けて軽く立て(引き)、張り詰めない程度にラインを軽く引っ張ります。
続いてリールの少し前あたりのラインを指で軽く引っ張り(ピンと張り切るほど強く引っ張らない)、パッと離す動作を数回繰り返しましょう。
ロッドを大きく煽る必要はなく、ロッドを根掛かりしている方向に向けて軽く立てたら、あくまでもラインだけを引いて弾くイメージです。
ポイント
ラインを弾いて根掛かりを外す方法を成功させるポイントは、ラインのテンションを張りすぎないことです。
テンションがかかりすぎると、根掛かりしたフックがさらに深く刺さったり、ラインブレイク(ラインの切れ)を起こしたりする原因になります。
瞬間的なショック(衝撃)で根掛かりしたフックを外す方法で、ゆっくり引き続けるとかえって深くフックが刺さることもあるため、短く区切るように振動を与えましょう。
ラインを弾いて根掛かりを外す方法は、特に岩の隙間や藻に強い方法です。
軽く緩ませる
根掛かりしたフックを外そうとするのではなく、ラインテンションを完全に抜いて一度自由にするのが、軽く緩ませる方法です。
フックはテンションが掛かっているほど障害物に食い込みやすくなるため、ラインにかかっている力を抜くことで、自然に外れやすくなります。
引っ張るとフックが外れにくくなり、力の入れ方によってはロッドの破損やラインブレイクにつながることがあるため、道具の保護にもつながる根掛かりを外す方法です。
手順
ラインを緩ませて根掛かりを外す方法の手順は、ロッドを立てたりせずにそのままの姿勢で10~20cmほどラインを出すか、ベールを返してラインテンションを完全に抜きましょう。
その状態で5〜10秒ほど待つと、水中でルアー(フック)が沈み直したり、潮や川の流れなどによってルアーの姿勢が変わったりします。
軽く竿をアオってルアーが抜けるかを確認し、まだ外れてないようなら再びラインのテンションを緩め、ルアーが外れるのを少し待ってみましょう。
これらの動作を数回繰り返し、ルアーが外れないかを慎重に確認します。
ポイント
ラインを緩ませて根掛かりを解消させる方法のポイントは、焦らずに待つことと、外れたかどうかの確認動作をゆっくり行うことです。
ラインを緩ませてすぐに引き始めると再び同じ角度で掛かることも多く、特に軽量ルアーやトレブルフックでは効果が高いため、焦らず試すことでルアーのロストも防げます。
ラインを緩ませる方法は、木や藻の引っかかりに強く、テトラ帯や沈み根にも有効な方法です。
角度を変えて引く
角度を変えて引く方法は、根掛かりした場所とは違う方向から力を加え、フックを引き抜く定番のテクニックです。
多くの根掛かりは、ルアーが障害物の隙間に入り込んだため起き、同じ方向に引き続ける限り状況は変わりません。
そこで、引っ張る角度を変えて引っ張ることで、根掛かりにつながった経路を変えることになり、ルアーが外れやすくなります。
手順
角度を変えて引く方法の手順は、まずは今引いている方向と真逆の方向へ移動し、角度を変えて引っ張ってみます。(岸釣りの場合は20〜30m動ければ理想)
反応がなければさらに角度を変え、場合によっては一度ラインテンションを抜いてから引き直すことでルアーが外れやすくなりますが、ロッドは煽らずに一定の力で引くのが基本です。
根掛かりから抜けた瞬間、ルアーが自分に向かって飛んでくることが多いので、ルアーが当たらないよう注意しましょう。
ポイント
角度を変えて根掛かりを外す方法のポイントは、根掛かりが起きた方向から大きく角度を変えて引っ張ることです。
数十センチの移動では効果が薄い場合もありますが、大きく足場移動ができる場所なら成功率が高くなります。
外れた瞬間にルアーが飛んでくることも多いので、ロッドを下げて構え、外れた反動で自分にルアーが飛んできにくくするのも安全面で重要です。
ルアーの重さを利用
ルアーの重さを利用する方法は、引っ張らずにルアー自身の重さを利用し、できるだけ自然に外れるよう促す方法です。
根掛かりはテンションが一定方向に掛かることで起きますが、ルアーの重さや水流によって姿勢が変わり、フックが抜けることがあります。
フックが石やコンクリートなど硬いものに引っかかっている場合は、この方法を数回行えば外れるケースも多いです。
手順
ルアーの重さを利用して根掛かりを外す手順は、まずロッドを水面近くまで下げ、ラインを張った状態を保ちます。
ロッドを固定したまま動かさず、ルアーが自重で沈み直すのを数秒から20秒程度待ちましょう。
ルアーが自重で沈み込むことで姿勢が変わり、フックが障害物から外れたり、フックの掛かりが浅くなったりすることがあり、外れた感触があれば慌てずゆっくりラインを巻いて回収します。
ポイント
ポイントは張りすぎず、緩めすぎずのテンション管理で、完全に緩めると再び別の場所に掛かることがあり、逆に引きすぎると効果がありません。
特にメタルジグやバイブレーションなど、重さのあるルアーほど有効で、深場ほど効果が出やすいです。
ロッドを立てすぎたり、テンションを掛けすぎたりするとロッドの折れにつながるので、注意しましょう。
根掛かり外しにおすすめの道具

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/81-695271/
根掛かりを外すには外す方法以外にも、外しやすくするための道具も数種類あり、用意しておくと根掛かりが起きても慌てずに対処できます。
根掛かり外しにおすすめの道具について紹介していきますので、用意する際の参考にしてみてください。
ルアー回収機(ロープ式)
ルアー回収機とは、根掛かりが起きているルアーのフックを取り外すための道具のことで、形状や機能に応じてロープ式や、棒式(ポール式)などがあります。
ロープ式はロープをラインに通して重りを落とし、フックやスナップへ直接衝撃を与えて外す方式のルアー回収機です。
深場や遠投でもルアーまで確実にルアー回収機が到達するため、根掛かり外し道具の中で最も成功率が高く、ルアー代を大きく節約できる「根掛かり専用ツールの王道」として、使用者も多数います。
ルアー回収機(棒式・ポール式)
ルアー回収機の棒式(ポール式)は、伸縮ポールの先端でルアーを物理的に掴む、根掛かり外し道具です。
水面直下・岸壁・テトラの隙間など、ロープ式ルアー回収機が届きにくい場面をカバーできます。
回収成功時の衝撃が小さく、ルアーやラインへの負担が少ないのが強みで、足元~近距離の根掛かりに強いです。
フックリムーバー
フックリムーバーとは、棒状のステンレスやカーボン製のシャフトに、先端がフックに引っかけやすい形状になった道具のことです。
軽い根掛かり(藻・小枝・浅い障害物)のフック外しに最適で、大型の回収器を使うまでもない場面で活躍し、時間ロスを大幅に減らせます。
フックの根元を押し込んで引っ掛かりの向きを変えられるなど、細かい操作ができるのがフックリムーバーの強みです。
ラインカッター
ラインカッターとは、どうしても外れない根掛かりに遭遇した際、ラインを最小の長さで安全に切断できるハサミのことです。
PEラインにも対応するカッターなら、ロッドへの負荷を防ぎ、破損リスクをゼロ化できます。
根掛かり時の最終手段を安全に行えるため、釣り全体のトラブルを最小限に抑えられるほか、普段からライン切断に使えるので、常に持っておきたい道具です。

引用元:https://fishingman.jp/products/kiza-08692
キザクラ(kizakura)「Kzラインカッター」は、切れ味抜群で手にフィットしやすいラインカッターです。
20号の太いラインも簡単に切れ、ガン玉を開くための針も付いており、本体にはボールチェーンがあるので、道具バッグやフローティングベストなどにも掛けておけます。
• 商品名:Kzラインカッター
• メーカー:キザクラ(kizakura)
• 販売価格(税込):800円
フィッシングプライヤー
フィッシングプライヤーは、魚に掛かったフックを取り外したり、根掛かりで曲がったフックをその場で修正できたりできる道具です。
ライン処理やスプリットリング交換など、根掛かり後のメンテナンスもフィッシングプライヤーで一括して行えます。
ラインブレイク時にラインを保持するなど、手を切るリスクも避けられるので、釣りに用意しておきたい道具の一つです。

引用元:https://fishingman.jp/products/tict-4988540218825
ティクト(TICT)「フィッシングプライヤー」は、ルアーのフック交換や小型リングにも対応した、持ち運びに便利なコンパクトサイズのフィッシングプライヤーです。
#00~といった小型スプリットリングに対応し、握る部分の金具により閉じておけるので、使わないときや持ち運びの際も、バッグや道具箱にコンパクトに収めておけます。
• 商品名:フィッシングプライヤー
• メーカー:ティクト(TICT)
• サイズ(高さ×幅×奥行):14×6.7×1(cm)
• 販売価格(税込):2,971円
根掛かり防止のオモリ
根掛かりを事前に防ぐべく、テキサスリグ・直リグなど、あらかじめ障害物をかわしやすい形状にしておくことも有効です。
シンカーの形状により、フックが引っ掛かりにくい角度を作ることもできるため、特に岩や枝の多い地形で有効な方法になります。
根掛かりが起きにくくなると、フックを外すなど根掛かりの対応をする時間も減るため、釣りのリズムを守れるのが大きなメリットです。
根掛かり外しの際にやってはいけないこと

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/ba-5372266/
根掛かりが起きるとすぐに外そうと無理に引っ張りがちですが、場合によってはロッドの破損やラインブレイク(ラインの切れ)が起き、道具の破損やルアーの紛失につながります。
根掛かりが起きたらまずは落ち着き、以下のような動作を行わないようにしつつ、先述の「根掛かりの外し方の種類と具体的な手順」を参考に、根掛かり外しを行ってみてください。
① ロッドを立てたまま強引に引っ張る
根掛かりが起きた際、ロッドを立てたまま強引に引っ張ると、ロッドの破損につながりやすいです。
ロッドの角度が立っている状態は最もロッドが折れやすい状態で、ブランクスへ一点集中の負荷がかかり、ロッド破損の大半がこのパターンとなっています。
折れた竿先や反動で外れたルアーが跳ね返り、顔面や目に飛んできて負傷となるケースも多いため、ロッドを立てたまま強引に引っ張るのは避けましょう。
② ラインを素手で強く引く
ラインを素手で強く引くとラインが手に入り込み、切れるなど負傷の原因となります。
PEラインは細くて硬く、強く引くと簡単に指が切れるため、素手でラインを引かないようにしましょう。
一度テンションが抜けた瞬間、反動で深く食い込むこともあり、指の切創だけでなく、痛みで手を放した際にルアーが飛んでくることもあり危険です。
③ 後ろを見ずに強く引いて後方へ倒れる
ラインが切れる瞬間の反動は想像以上に大きく、転倒による怪我が多発しているため、後方を確認せずに強く引いて後方に倒れ込まないようにしましょう。
堤防・テトラで倒れると、落水や骨折、頭部打撲のリスクが高く、負傷の原因となります。
荷物や障害物に足を引っ掛けるのも、足をすべらせて地面に叩きつけられたり、落水したりする危険が高いため、動かない足場で根掛かりを外しましょう。
④ 同じ方向からずっと引き続ける
根掛かりが起きたときと同じ方向からずっと引き続けると、よりフックが食い込みやすくなり、外れない確率がとても高いです。
無駄にラインに負荷がかかり、ラインブレイクもしやすくなる上、ロッドを立てたまま続けてしまう事故(時にロッドが折れる)につながります。
根掛かりが起きたときと同じ角度で引き続けるのではなく、引く方向を変えて外れるか試してみましょう。
⑤ 思い切り引いた状態でラインを突然緩める(または逆に急に引く)
思い切り引いた状態でラインを突然緩めたり、逆に緩めた状態から急に引いたりすると、怪我につながる恐れがあります。
テンションの急激な変化でルアーが跳ね返り、勢い余って顔へ直撃する事故が多数報告されており、特にメタルジグや鉄板バイブ、エギなどは凶器レベルです。
周囲に人がいる場合、他者への怪我につながるので、ラインを引く時は、急激なテンションの変化が起きないように注意しましょう。
⑥ 海に向かってロッドをブルブル振る
海に向かってロッドをランダムにブルブル振ると、無意味にロッドへ負荷をかけ続け、ロッドが折れるなど破損の原因になります。
根掛かりが深くなることもあり、状況が悪化することも多いため、根掛かりが起きたらむやみにロッドを振らないようにしましょう。
根掛かりが起きた角度が分からなくなったり、ルアーの位置がわかりづらくなったりするため、効率の悪い外し方にもなります。
⑦ 根掛かりした場所へ無理に近づく
根掛かりした場所へ無理に近づくのは、落水や転倒による打撲や骨折の原因となり危険です。
テトラの上は濡れると滑りやすく、落水・骨折の事故が非常に多く報告されており、高波・うねりがある場所では、波に飲み込まれやすいなど最悪の場合命の危険もあります。
回収に夢中になって足元の確認を忘れると非常に危険ですので、根掛かりした場所へ無理に近づくのは止めましょう。
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