ルアーで魚が釣れない原因と改善策!初心者でも釣果が上がるコツ

ルアーで釣れない原因①:そもそも釣りポイントが間違っている

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AB-3254131/
ルアーフィッシングで、魚が釣れない原因で最も多いのが「釣りスポットが間違っている」ですが、ではどのように釣りスポットが正しいかどうか確認すれば良いのでしょうか。
釣れる人と釣れない人の差が出やすいのがルアーフィッシングですが、押さえる点を押さえて釣果につながるよう、ルアーで釣れない原因と解決策について見ていきましょう。
魚がいない場合
釣り方やルアーが釣ろうとしている魚に合っていたとしても、そもそも魚がいない場合や、魚の数が少ない場合はなかなか釣れません。
しっかり釣りの準備ができているのにも関わらず、全く釣れない場合は以下の点をチェックしてみてください。
チェックポイント
魚がいるスポットには必ず魚のエサとなる小魚などがいるので、狙う魚のエサとなる小魚やほかの魚がいるかを確認しましょう。
また、潮など水流のある場所では流れを考慮したスポットで釣ろうとしているか、水面近くを狙おうとしていないかもチェックポイントです。
魚は水面ではなくボトム(水底付近)に多くいるので、流れや地形を考慮しても釣れないなら、水深も確認してみましょう。
改善策
釣りポイントに魚がいるかどうかわからない場合、改善策として以下の点があります。
- 魚の気配を探る
- ポイント周辺の地形や潮の流れを考える
- スポットの釣果情報や釣具店などで情報収集
まずは釣り場に魚がいるのか、よく釣り場を観察したり、情報を集めたりして魚がいるのか詳しく調べましょう。
釣り場の観察では、狙うターゲットのエサとなる小魚がいるかどうか確認するとともに、流れがある場所では潮の流れや、地形の特徴を考慮しポイントを選ぶことが重要です。
情報収集ではターゲットが釣れた実績のあるポイントか確認したり、インターネットやアプリ、釣具店など詳しい人から情報を聞いたりして、魚がいるかどうか確認をしましょう。
魚の活性が低い(食い気がない)
ルアーで魚が釣れない原因のひとつに、魚の活性が低い場合があります。
魚の気配はあるものの、魚が全く食いついてこない場合は魚の活性が低いことがありますので、次のチェックポイントに照らし合わせて確認してみましょう。
チェックポイント
魚はいそうなのに活性が低い場合は、以下のような理由が考えられます。
- 外気温や水温が極端に高い、または低い
- 天気や時間帯、時期が悪い(産卵期など)
- 釣り人が多く魚が警戒している
魚は変温動物で水温にとても敏感なため、外気温が極端に高かったり、逆に低かったりする場合、魚の活性が低くなります。
また、水温が低い時間帯や魚の産卵期で活性が低くなっている時期など、天候や時間帯などによって魚の活性も変わることもしばしばです。
釣り人が多くいる場合も、魚によっては警戒して活性が低くなったり、人の数に対して魚の数が少なくなって釣れなかったりします。
<h4>改善策</h4>
魚の活性が低い(食い気がない)場合は、以下の点を試してみましょう。
- ターゲットの魚に適した水温かを考える
- 時間帯を変えてみる
- ルアーやアクションを変えてみる(他の人を参考にしてみる)
例えば、バスやシーバスは15℃~25℃、ヤマメやイワナなら10℃~18℃など、ターゲットの魚に適した水温があるので水温を意識することが重要です。
極端に水温が低かったり逆に高かったりすると魚は動かなくなるので、水温が安定する釣り場や時間帯も意識してみましょう。
ルアーの種類や動かし方を変えてみる、ルアーの巻き方をゆっくり(スローリトリーブ)してみるなど、これまでと違ったアクションを起こし、人が多い釣り場を避けるのも効果的です。
ルアーで釣れない原因②:ルアーが合っていない

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/9A-2669218/
ターゲットの魚に対しルアーが合っていないと、釣り方が正しかったとしても食いついてこないので、釣り場や魚に合わせたルアーを選ぶ必要があります。
釣り場に魚がいるのに釣れない場合は、以下の内容を参考に、ルアーの色や種類がターゲットの魚に合っているのかを確認してみてください。
ルアーのカラーが合っていない
同じ釣り場でも時間帯や天候などによって水の透明度が変化することがあり、透明度に合わせたルアーのカラーを選ぶことが重要です。
ターゲットに合わせた種類のルアーに加え、ルアーの色も重要な要素で、これらが合っていないと釣れません。
チェックポイント
釣り場の透明度に合わせたルアーのカラーを選ぶのが基本で、水が濁っているのに地味で目立たないカラーを使っていると、魚からルアーが確認できず食いついてきません。
逆に、透明度が高く住んだ水で派手すぎる色のルアーを使っている場合も、魚に警戒心を与えて釣りづらくなります。
水の透明度に加え、時間帯や天候によっても視認性が変わってくるので、状況に合ったルアーの色になっているのかを確認してみましょう。
改善策
水の濁り具合にあったルアーのカラーは、以下の通りです。
水の透明度 | ルアーのカラー |
澄んでいる | クリアカラー、ナチュラルカラー(シルバーなど) |
やや濁っている | シルバー、グリーン、パールホワイト |
濁っている | 黄色系、ピンク、ゴールド、ホワイト |
また、天候や時間帯によっても明るさが変わるため、晴れているときはナチュラルカラー(シルバーやグリーン)、曇りや雨なら黄色系(チャート)やゴールド系が基本になります。
夜間はホワイト系や発光するグロー系のほか、ルアーの形がしっかり出やすいブラック系を使うとよいでしょう。
魚が狙っているベイト(エサ)とルアーが合っていない
魚はその時期や、場所で普段食べているエサ(ベイト)に強く反応するので、ベイトに合ったルアーを選択する必要があります。
ルアーがベイトに合っていないと、魚から見向きもされず、いつまで経っても釣れないので、次のチェックポイントと照らして、問題点がないか確認してみてください。
チェックポイント
ターゲットの魚が、その時期に食べているベイトの大きさや形に合ったルアーを選んでいるか、チェックしてみましょう。
また、釣り場の水面や水中に小魚やエビ、虫などのベイトがいるかどうかもチェックポイントです。
改善策
まずはその時期にターゲットの魚がどんなベイトを食べているのか、インターネットや釣具店などで情報を集め、知っておくことが大切です。
魚のベイトが小さい場合はルアーも小さくし、小魚を食べているならミノーやシャッド、エビが多いようならクロー系のワームを選んでみましょう。
逆に魚が大きめのベイトを追っているならルアーのサイズを上げ、ボラを狙っているならビッグベイト系、イワシを食べている魚ならメタルジグやシンペンを選ぶのが基本です。
ルアーのサイズが合っていない
魚の口の大きさや、ターゲットの魚が捕食しているベイトとは大きく異なるサイズのルアーを使うと、なかなか釣ることができません。
中にはルアーのサイズにとても敏感な魚もいるので、魚に合わせたルアーを選ぶことはとても重要です。
チェックポイント
ルアーのサイズは、ターゲットとなる魚が捕食しているベイトのサイズを考慮して選ぶのが基本です。
ルアーがベイトより大きすぎると、魚の口に入らなかったり、違和感をもって警戒され見向きされなかったりします。
逆にベイトに対してルアーが小さい場合は、魚に対してアピールにならず、ルアーの存在に気づいてもらえないことも。
改善策
まずはターゲットとなる魚がその時期その釣り場で、どんなベイトを捕食しているのかを調べた上で、魚に合わせたサイズのルアーを選びましょう。
また、魚の活性が高いときは大きめのルアーを使い、ルアーの存在をアピールすることで、食いつきが良くなることもあります。
魚の活性が低い場合はやや小さめのルアーにして、魚が食いつきやすいようにしてあげると効果的なほか、魚が水面でベイトを捕食している場合は、ベイトと同じくらいのサイズのルアーが最適です。
<h3>ルアーのレンジ(深さ)が合っていない</h3>
釣り場のレンジ(水深)にもよりますが、一般的にレンジは浅い方から表層・中層・深層に分けられ、ターゲットがいるレンジにルアーが届いていないと魚に見向きもされません。
魚のほうからルアーを求めて泳いでくることはないので、ルアーが魚のいる層にしっかり届くようにする必要があります。
チェックポイント
基本的に魚は食べやすいベイトしか狙ってこないため、レンジが違うとルアーに食いついてきません。
ルアーが表層を泳ぎすぎていないか、低層にいる魚なのに、浮き上がるルアーになっていないかを確認してみましょう。
改善策
魚がいる層と、ボイル(跳ねる)する状況を見て、以下の表のように選ぶルアーを変えてみましょう。
魚のいる層 | ルアーの種類 |
表層(ボイルあり) | ペンシル、ポッパー、フローティングミノー、リップレスミノー |
中層 | シンキングミノー、バイブレーション、ジグヘッド |
低層(ボトム) | メタルジグ、スプーン、ワーム |
魚がボイルしていたら表層を狙うルアー(ペンシル、ポッパーなど)を選択し、魚が沈んでいるようなら、シンキング系やワームなどを使い分けましょう。
リールを巻き上げる速度でレンジを調整しますが、幾層にも分かれて魚がいて食いつく層が分からない場合は、より上の層から探っていくのが基本です。
いきなりボトムなど下の層を狙うと、上の層にいる魚にラインの存在が見え、プレッシャーを与えるので、上の層から狙っていきましょう。
ルアーのアクションが合っていない
ルアーのアクションには、ただ巻き(一定速度でルアーを巻く)やズル引きなど様々なものがあり、魚の特性に合わせたアクションを行う必要があります。
ルアーの種類やレンジが合っていても、アクションがうまく魚に合っていないと釣れないので、次のような状態になっていないか確認してみましょう。
チェックポイント
投げてルアーを巻くだけの「ただ巻き」をしてみて、反応があるかどうかを確認してみましょう。
ただ巻きのスピードが速すぎると魚がついて行けず、逆に遅すぎても魚に気づかれにくくなります。
魚の特性や活性(食い気)に合わせた速度でただ巻きをしないと、魚が食いついてきません。
改善策
状況 | 巻く速度 | 試してみたいアクション |
活性が高い(魚が動き回っている) | 早巻き | ジャーク、トゥイッチ |
活性が低い(魚がじっとしている) | スローリトリープ | ストップ&ゴー、ボトムバンプ |
プレッシャーが高い(釣り人が多い) | 超スロー巻 | ナチュラルアクション、 |
リールの巻き上げが速すぎると、魚が巻き上げについて行けず食いつかないので、速度をスローにし、アピールが弱いならジャークやトゥイッチでアクションをつけてみましょう。
沈み込むまでの時間を持たせて、魚に食いつきの時間を与えてあげるのも有効な場合があります。
ルアーで釣れない原因③:ルアー以外の要素も重要

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/B1-1572408/
ルアーの種類がターゲットの魚に合っている、レンジなども魚に合わせているのに釣れない場合は、ルアー以外に原因があるかもしれません。
ルアー以外にどういった部分に問題があるのか、チェックポイントを見ていくとともに、改善策についても解説していきます。
ロッド(竿)の選び方に問題がある
ターゲットや釣り場に合ったロッドの長さや硬さ(パワー)になっていないと、「キャストが安定しない」「アワセが決まらない」ことが起こります。
また、ロッドによってルアーの操作性にも影響するので、ターゲットや釣り場にあったロッドを選びましょう。
チェックポイント
ターゲットに適した硬さ(パワー)を選んでいるか、使用するルアーの重さに適したロッドになっているのかをチェックしてみましょう。
また、ロッドは長すぎても短すぎてもキャストやアタリに影響するので、最適な長さになっているのかも重要なチェックポイントです。
改善策
ターゲットやリールに合わせたロッド選びが重要で、ロッドパワーをターゲットに合わせるほか、軽いルアーなら柔らかいロッド(UL~ML)を選びましょう。
また、ロッドの長さによってキャストのしやすさが変わり、一般的に万能と言われるのが、7~9フィートのロッドです。
短いロッドのほうが扱いやすく、長いロッドのほうが遠投しやすくなりますが、ルアーや仕掛けの重さも考慮して、ロッドを選びましょう。
フック(針)に問題がある
フック(針)は魚を掛ける最も重要なパーツで、フックが適していないと、ヒットした際にバレ(外れ)やすくなります。
ルアーやロッドに問題がない場合は、フックに問題がないか、次のチェックポイントと照らし合わせてみてください。
チェックポイント
フックが錆びていないか、曲がったりして掛かりが悪くなっていないかを確認してみましょう。
魚が掛かってもバレやすい場合は、フックの掛かりが悪くなっている可能性があります。
また、ルアーのサイズに対してフックが合っているか、トリプルフックとシングルフックの使い分けができているかもチェックポイントです。
改善策
フックが錆びていたり、掛かりが悪くなったりしていたら、針先をチェックしてシャープナーで研ぐか、新しいフックに交換しましょう。
魚に対してフックが大きすぎると魚が弾いてしまい、逆に小さすぎると刺さりが甘くなるので、ターゲットに合わせたフックのサイズを選びます。
トリプルフックを使っていてバラしが多い場合は、シングルフックに変えて貫通力を上げるのも有効なほか、大型魚を狙っているなら、太軸フックに交換して強度アップを図りましょう。
ライン(釣り糸)に問題がある
ルアーやターゲットに合ったラインではない場合や、ラインの状態が悪いと、「切れやすくなる」「ルアーの働きが悪くなる」など、悪影響が出ることがあります。
また、ターゲットに対してラインの太さが適していないと、アタリが分からないこともあるので、最適なラインなのかチェックが必要です。
チェックポイント
ラインが毛羽立っていたり、ヨレや擦れがあったりするなど、傷んでいないかを確認しましょう。
ターゲットやルアーなどに最適なラインになっているか、太さや種類の確認も必要です。
また、ショックリーダー(リーダー)が適切に結ばれているかも重要なチェックポイントなので、確認してみましょう。
改善策
ラインをチェックして傷んでいたら新品に交換しますが、特にPEラインは擦れに弱いので、定期的な交換が必要です。
交換の際は、ルアーの種類やターゲットに合ったラインの太さや種類を選択し、ショックリーダーを使用する場合は、適切な結び方をしましょう。
ショックリーダーもサイズや素材が適切かどうかを確認し、特にPEラインは結束が重要なので、適切に使います。
リールのセッティングに問題がある
リールのセッティングに問題があると、キャストのミスにつながりやすく、バックラッシュ(糸絡み)も起きやすくなります。
また、「アタリが決まらない」「バレやすくなる」などの症状にもつながりやすいので、次のチェックポイントに照らし合わせて確認してみてください。
チェックポイント
ラインの量が適切でないと、うまくキャストのときに距離がでなかったり、ラインが絡まりやすかったりするので、ラインの量は適正になっているか確認をしてみましょう。
ドラグ調整も締めすぎていても、逆に緩すぎてもラインブレイクなどの原因となるので、適切になっているかチェックポイントです。
また、ルアーの重さに合ったリールになっていることも重要なので、合わせて確認をしましょう。
改善策
ラインを巻く量はスプールの8~9割程度(スプールの端から1mm~1.5mmほど)が、絡まるなどのトラブルが少なく、キャスト時の放出も良い巻き具合なので、巻きすぎないよう注意して最適な量を巻きましょう。
ドラグは強すぎるとライン切れやバレが起こりやすく、弱すぎるとアワセが決まりにくくなるので、狙うターゲットや使用するルアーなどに合わせ、最適なドラグ調整にする必要があります。
軽量なルアーならスピニングリール、重いルアーを使うならベイトリールを使うのが基本ですが、ベイトリールはスプールが回転しすぎてラインが絡みやすいので、その点に注意しながら使いましょう。
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