イカ釣りのベストな時間帯は?季節ごとの最適な時間帯の違い・釣り方の違い
イカがよく釣れる時間帯(ベストタイム)はいつか?

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/9F-101375/
イカ(アオリイカ、ヤリイカなど)がよく釣れる時間帯は、朝マズメ・夕マズメ・夜間で、昼間は釣れにくい時間帯です。
イカは時間帯によって釣れやすさが変わるため、より高い釣果を求めたい場合は、釣りをする時間帯にこだわる必要があります。
より詳しくイカが釣れやすい時間帯と、特に釣れやすいおすすめの季節について見ていきましょう。
朝マズメ(あさまづめ)=日の出前後(約1~2時間)
日の出前後の約1~2時間は「朝マズメ」と呼ばれる時間帯で、明るくなってくることでイカがエサを見つけやすくなり、アオリイカやヤリイカなど多くの種類が釣れます。
夜の闇から明るくなることでイカの警戒心が弱まること、プランクトンや小魚などイカのエサが活発に動き出す時間なので、イカも捕食のために活発に動き出すのが朝マズメに釣れやすくなる理由です。
春〜初夏(4月〜6月)はイカが産卵のためにより活発な捕食行動を行い、大型のアオリイカが岸近くまで寄ってくるので釣れやすくなります。
夕マズメ(ゆうまづめ)=日没前後(約1~2時間)
日没前後の約1~2時間は「夕(ゆう)マズメ」と呼ばれる時間帯で、朝マズメ同様にいかが釣れやすくなります。
いかが釣れやすくなる理由は、朝マズメと同じようにイカの活性が高くなりからで、昼間に深場にいたイカが、エサを求めて浅場へと移動してくる時間帯です。
夕マズメでおすすめの季節は、アオリイカなら産卵時期の春や、夏に生まれたイカが活発に捕食しだす秋で、ヤリイカは沿岸に近づいてくる冬のシーズンがおすすめ。
夜間(とくに20時〜24時)※夜釣り
19時以降の夜間はイカの活動が活発になり、暗闇で警戒心も薄れるため、イカが釣れやすい時間帯です。
特に20~24時は、集魚灯や常夜灯(港の照明)に集まる小魚を狙ってイカも寄ってくるため、防波堤や漁港などで電気ウキやエサ巻きスッテなどを使えば釣れやすくなります。
ヤリイカやケンサキイカは、特に夜がメインのターゲットとなる時間帯で、常夜灯など灯りの下は絶好のポイントです。
干満のタイミングとのセットが重要!
イカ釣りは時間帯だけでなく、潮の動き(上げ潮・下げ潮)も意識すると、より釣果アップにつながりやすくなります。
潮の動きが活発な時間帯(満潮の前後1~2時間)が特に狙い目で、イカは小魚などのベイト(エサ)を追って移動する習性があるのが理由です。
特に上げ始め~中潮の上げ潮は、エサの移動によってイカの活性が上がるため、釣りやすくなるタイミングですが、満潮潮止まり(動きが止まる時間帯)は、イカも動きが鈍く釣果が落ちる傾向にあります。
イカ釣りにおすすめのアイテム
イカ釣り(エギング)に適したおすすめのアイテムを、道具ごとに紹介していきます。
| 道具 | おすすめの内容 | おすすめの理由 |
| ロッド(釣り竿) | エギング専用ロッドの7.6~8.6ftで固さはML〜M | エギやルアーが投げやすく、感度も高くてアタリが分かりやすい |
| リール | スピニングリールの2500か3000番で軽量タイプ | 巻き取り力とドラグ性能のバランス良い、疲れにくい |
| ライン(道糸) | PEライン 0.6〜0.8号(約10〜15lb) | 軽くて飛距離が出やすく感度も抜群、エギやルアーの操作性も高い |
| リーダー(ハリス) | フロロカーボン 1.5〜2号(約6〜8lb) | 岩などにこすれても切れにくく、目の良いイカに警戒されにくい |
| ルアー(エギ) | エギ 2.5〜3.5号、重さは10〜30g程度 | イカ専用の疑似餌で、シーズンや潮でサイズ・カラーを使い分け |
| スナップ | エギ専用のスナップ(#0~#1) | エギの交換が楽で、動きを妨げない設計 |
| タモ(あると便利) | 折りたたみ式タモ網 | イカを確実に取り込むために使用、大型アオリイカには必須 |
| クーラーボックス | 小型のクーラーボックス | イカの鮮度を保ち、おいしく持ち帰るため(氷が必須) |
イカ釣りをしようと思っている人、より釣果を伸ばしたいと思っている人は、ぜひチェックしてみてください。
ロッド(エギングロッド)
イカ用ロッドを選ぶ際にまずは長さを決めますが、8ft前後のロッドが扱いやすく(振り回しやすい)、遠投性能ともバランスの取れた長さになるので、8ft台を基準に選ぶのがおすすめ。
7tf台の短めのロッドは、遠投性能は8ft台のロッドに劣るもののより扱いやすく、9ft台になると扱いにくくなりますが、重いルアーを遠投する場合に重宝します。
ロッドの硬さはエギ(ルアー)の重さによって選びますが、オールラウンダー型で通年対応できる標準的な硬さのM(ミディアム)か、ML(ミディアムライト)がおすすめです。

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-356819
シマノ(SHIMANO)「セフィアSS S86M」は、イカ釣り(エギング)で扱いやすい全長8.6ftで、硬さがM(ミディアム)と標準的なスペックのロッドで、幅広い種類のイカが狙えるためおすすめです。
アオリイカだけでなく、ヒイカやツツイカなどのさまざまなイカが狙え、握りやすいグリップで長時間の使用でも疲れにくく、デザインにまでこだわったエギングのためのロッドに仕上がっています。
- 商品名:セフィアSS S86M
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- 重量:105g
- 全長:8.6ft(2.59m)
- 硬さ:M(ミディアム)
- 販売価格(税込):34,571円
リール
イカ釣りのリールは、使用するライン(PEラインの0.6~0.8号)が150m程度巻ける、2500番か3000番が標準的なリールです。
リールのハンドルを1回転させたときに、どれだけのラインが巻けるかを表す「ギア比」の選択も重要で、イカ釣りの熟練度に合わせてギア比を選ぶのが基本ですが、初心者の場合はノーマルギア(5~5.7程度)がおすすめ。
熟練度に応じ、中級~上級の人は1回転あたりより多くラインが巻ける「ハイギア(5.8~6.1程度)」を選ぶと、ラインの回収も早くなりスムーズなイカ釣りが楽しめます。

引用元:https://fishingman.jp/products/smn-045140
SHIMANO「ミラベル 2500 リール スピニング(汎用)」は、イカ釣りに最適な2500番のスピニングリールで、イカに限らず他のターゲットにも使える(汎用)ため、特に初心者におすすめです。
巻きの質や軽さを追求し、ルアーを巻く際のノイズを抑えた設計で、軽さによって長時間の使用の負担を減らしてくれます。
- 商品名:ミラベル 2500 リール スピニング(汎用)
- メーカー:シマノ(SHIMANO)
- 規格:2500番
- ギア比:5
- 実用ドラグ力:3.5kg
- 最大ドラグ力:9kg
- 重量:205g
- 販売価格(税込):17,392円
ライン(道糸)
イカ釣りではロッドをしゃくりあげる必要があるので、伸びにくいPEライン(ポリエチレン素材を編んだライン)の0.6~0.8号が適しています。
初心者はラインの比重が低く水に浮きやすい「フロートタイプ」がおすすめで、ラインを傷つけたり障害物にひっかけたりするリスクが低減し、扱いやすいです。
ラインが細いと感度が良くなり飛距離も伸ばしやすくなりますが、トラブルも発生しやすくなるので、初心者は飛距離と太さのバランスが取れた0.8号、中級者以上は0.6号の細めがおすすめ。

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223275680
コストパフォーマンスに優れたPEラインを求めている人におすすめなのが、プロマリン(PRO MARINE)「スーパーコアファイターPEゲーム」です。
長さは150mでエギングを始め、さまざまなルアーフィッシングに対応する汎用性の高いPEラインになっています。
- 商品名:スーパーコアファイターPEゲーム
- メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
- 規格:0.8号
- 長さ:150m
- 販売価格(税込):1,565円
ルアー(エギ)
イカ釣りでよく使われているルアーがエギ(餌木)やイカメタルで、中でもエギを使ったイカ釣りをエギングと呼び、イカ釣りとして人気が高いです。
エギングをするには専用のロッドやリールなどが必要で、主なターゲットはアオリイカですが、エギのサイズはイカのサイズ(季節)に合わせて選びます。
色は時間帯や時期に合わせて選び、基本は海が澄んでいるときは自然系の色(緑や青など)を、曇り空や海が濁っているときなど、海中が薄暗いときはピンクやパープルなど派手な色を選びましょう。

引用元:https://fishingman.jp/products/ymr-612-028
少しでも釣果を上げたい人におすすめなのが、ヤマリア(YAMARIA)「エギ王K 105mm049」です。
風や波による影響を受けにくく、必要以上に動かないよう設計、低活性のイカでも反応するようになっており、さらにケイムラ仕様で発光してイカに刺激を与えてくれます。
- 商品名:エギ王K 3.5号 105mm 049/モエモエグリーン
- メーカー:ヤマリア(YAMARIA)
- 規格:3.5号
- 全長:105mm
- 重量:22g
- 販売価格(税込):1,526円
スナップ
スナップとは、ライン(道糸)とエギなどのルアーや、リーダーを簡単につないだり切り離したりできる道具のことです。
ラインを結び直さずともエギの交換ができ、ラインを何度も結び直すことで起こる、ラインが短くなる、弱くなるなどの心配もなくなります。
エギ専用ではないスナップを選ぶと、重さによってエギのアクションに影響を及ぼす可能性があるので、必ずエギ専用のスナップを選びましょう。

引用元:www.amazon.co.jp/dp/B0D6VKF47L
エギング用の定番スナップが欲しい人におすすめなのが、ダイワ(DAIWA)「エギ用スナップ EGスナップ 強軸」です。
ボトムから開閉部までを長く取り、軽い力で開けられるようになっているほか、強軸ステンレスならではの高い耐久性で、より大きく開閉ができるようになっています。
- 商品名:エギ用スナップ EGスナップ 強軸
- メーカー:ダイワ(DAIWA)
- サイズ:S、M、Lと各サイズの得用 計6種類
- 入数:10個、得用は30個
- 破断値:S 約19kg、M 約23kg、L 約 34kg
- 販売価格(税込):388円、得用は775円
タモ網
タモ網とは、仕掛けにかかったイカを安全にすくい上げるための網のことで、特に大型のアオリイカや足場の高い場所では、タモ網が必須になることもあります。
選び方は釣り場の水面からの高さに応じて長さを選び、網枠の大きさは狙うイカのサイズに合わせますが、40~50cm前後が一般的。
ネットの網目は細かめを選べばイカのゲソが絡まりにくく、網からイカを外しやすくなるほか、折りたたみ式を選ぶと持ち運びが楽になります。

引用元:www.amazon.co.jp/dp/B0BDRL3VFK/
Major Craft(メジャークラフト)「ランディングシャフト ランディングネットセット」は、コンパクトに収納できる持ち運びに便利なタモ網です。
確実にすくい上げられるよう、ティアドロップ形状(涙形状)になっており、500(5mモデル)でも仕舞寸法が60cmと、エギングに限らずどこにでも持ち運びがしやすい仕様になっています。
- 商品名:ランディングシャフト ランディングネットセット
- メーカー:Major Craft(メジャークラフト)
| 規格 | 400(4mモデル) | 500(5mモデル) | 600(6mモデル) |
| シャフト長 | 360cm | 455cm | 550cm |
| ネット長 | 55×47cm(全モデル共通) | ||
| 継数 | 8本 | 10本 | 12本 |
| 販売価格(税込) | 6,298円 | 6,826円 | 8,740円 |
ギャフ(タモ網またはギャフ)
ギャフとは、釣り上げたイカを確実に陸に引き上げるための、フック形状をした道具のことで、エギングやヤリイカ、アオリイカ釣りでよく使われています。
イカが足一本でかかっているときなど、不安定なかかりでも確実に引き上げることができ、タモ網とは違いイカのゲソ(手足)が絡まりにくいのがメリットです。
デメリットとして、イカに刺して引き上げるので、キャッチ&リリースには向かず、フックによって自身の怪我やイカの身を崩しやすい点があります。
エギングでよく使われているギャフですが、安全重視の人や初心者の人、釣り場によってはタモ網のほうがいい場面もあるので、以下の表を参考に準備してみてください。
・タモ網とギャフの比較
| 釣り条件・釣り場面 | タモ網がおすすめ場面 | ギャフがおすすめ場面 |
| 釣り場の高さ | 水面まで近い(低い堤防や磯の足場が低い場所) | 水面までが高い(高堤防や磯の高所など) |
| 狙うサイズ | 小型〜中型イカ(新子〜500g程度まで) | 中型〜大型イカ(1kg超えにも対応) |
| 掛かり方 | 複数の足でしっかり掛かっている | 足が1〜2本だけで掛かっている場合、または危うい掛かり方の場合 |
| 釣り人の熟練度 | 初心者や安全重視な人 | 中級〜上級者で正確な操作ができる人 |
| 携帯性 | ギャフよりも長尺でかさばる(持ち運びがやや不便) | 軽量でコンパクト(持ち運びしやすい) |

引用元:https://fishingman.jp/products/hmd-4997223613291
コンパクトに仕舞え、道具運びの邪魔になりにくいギャフが、プロマリン(PRO MARINE)「PG ランガンモバイルギャフ 400」です。
仕舞寸法が36cmとコンパクトに収まり、持ち運びに便利な設計となっているほか、ベルクロカバーキャップも付いているので、持ち運びの際に怪我の心配もありません。
- 商品名:PG ランガンモバイルギャフ 400
- メーカー:プロマリン(PRO MARINE)
- 規格:400
- 全長:4.00m
- 継数:15
- 重量:442g
- 販売価格(税込):6,320円
クーラーボックス
クーラーボックスは、イカを持ち帰りたい人にとって必須の道具で、イカの鮮度を左右する道具なため、選び方も重要になってきます。
選び方のポイントは、波止や防波堤のエギングでは10〜15Lサイズ、船釣りや数釣り狙いなら20〜30Lと、狙うイカのサイズや量に応じて選びましょう。
サイズが大きすぎると氷の量も多く必要で冷えにくく、逆に小さすぎるとよく冷えますが、すぐに氷や保冷剤とイカでいっぱいになるので、適したサイズ選びが重要です。

イカ釣りに最適なサイズのクーラーボックスを探している人におすすめなのが、ダイワ「クーラーボックス ミニクール」です。
堤防など岸でのイカ釣り(エギング)に適した、6.5~12.5Lまでの4サイズが用意されているので、イカのサイズや釣りたい量に合わせてサイズが選べます。
- 商品名:クーラーボックス ミニクール
- メーカー:ダイワ(DAIWA)
- 容量:6.5L、8.5L、10.5L、12.5L
- 色:ホワイト、イエロー、マゼンダ、グリーン、ブルー、ホワイト×ブルー、ホワイト×レッド(全7色)
- 販売価格(税込):4,581円~7,397円
イカが釣れる時間帯は季節によって変わるのか?

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/A9-1350819/
イカが釣れる時間帯は、季節によって以下のように変わります。
| 季節 | 主なターゲット | 朝マズメ | 夕マズメ | 夜間 |
| 春 | アオリイカ(大型) | ◎ | ◎ | △ |
| 夏 | ケンサキ・スルメ | △ | △ | ◎ |
| 秋 | アオリイカ(新子) | ◎ | ◎ | ◯ |
| 冬 | ヤリイカ・スルメ | △ | ◯ | ◎ |
春と秋の気温が穏やかな季節は、朝マズメや夕マズメの時間帯に釣れやすく、夏や冬など気温が厳しい季節は夜間に釣れやすくなる傾向にあります。
また、イカの種類によって釣れやすくなる季節があるので、ターゲットに合わせて時間帯を選ぶのがおすすめです。
春(3月〜5月 アオリイカの大型狙いの季節
3~5月のゴールデンウィーク後くらいまでの春は、産卵前の大型アオリイカがエサを求めて浅場に接岸してきます。
春のベストな時間帯は、朝マズメ(日の出前後約1~2時間)と夕マズメ(日没前後約1~2時間)です。
この頃のイカは警戒心が強いため、光の少ない時間帯(朝・夕)に活性が上がり、夜間はまだ水温が低く、イカの活性が低めなのであまりおすすめできません。
夏(6月〜8月)【ケンサキイカ・スルメイカの夜釣りがメイン
6~8月末ごろまでの夏場は、ケンサキイカやスルメイカのシーズンで、ベストな時間帯は夜間(19時〜24時頃)です。
日中は水温が高いため深場にいることが多く、釣れにくい傾向が強いですが、夜になるとエサを求めて浅場に浮上し、小魚やエビを追って活発に動きます。
イカは光に集まる傾向が強いので、集魚灯を使った船釣りや防波堤でのウキ釣り(電気ウキ使用)、エギングが有効です。
秋(9月〜11月) 新子のアオリイカがターゲット
9〜11月の秋は、夏に生まれた子イカ(新子)のアオリイカがターゲットで、ベスト時間帯は朝マズメと夕マズメですが、夏場とは違い昼間も釣れます。
生まれたばかりのイカ(新子)がどんどん成長し、エサを求めて浅場に集まる季節で、昼間でも積極的にエサを追うため、日中も釣れる時間帯が増える季節です。
特にエギング初心者が始めるのにおすすめの季節で、新子の数狙い(数釣り)が期待できます。
冬(12月〜2月)ヤリイカやスルメイカの夜釣りシーズン
12〜2月の冬は、ヤリイカやスルメイカのシーズンで、ベスト時間帯は夜間〜深夜(18〜24時が中心)です。
ヤリイカは冬に沿岸へ産卵に来るため、夜間の常夜灯周辺や船釣りがメインですが、防波堤でも集魚灯や電気ウキを使った釣りで好反応が得られます。
朝夕の時間帯は活性がやや弱いため、常夜灯周辺や船釣りなど、灯りの下で夜を中心に考えるのがベターです。
時間帯によるイカの釣り方の違い

引用元:https://pixabay.com/ja/photos/AB-2564892/
時間帯によってイカの行動が変わるため、時間帯によって釣り方を選ぶと、よりよい釣果につながりやすくなります。
1日を朝マズメと昼間、夕マズメに夜間と4つの時間帯に分け、それぞれの時間帯で成果の出やすい釣り方について解説していきますので、イカ釣りの参考にしてみてください。
朝マズメ(夜明け前後)
マズメ(夜明け前後の1~2時間)は、イカの活性が高く、エサを求めて岸寄りに寄ってくる時間帯なので、絶好のチャンスです。
朝マズメのイカ釣りはエギング(ルアー釣り)が中心で、ルアー(エギ)の色は自然に近い色のナチュラル系(茶・緑・クリア)が適しています。
ロッドの動かし方は、 速めのシャクリとステイ(止め)で、シャクリでイカを反応させ、ステイで食いつくまで待ちの時間です。
昼間
日の出後1~2時間後から日没までの昼間は、イカの警戒心が最も高い時間帯で難易度が高く、上級者向けです。
見えるイカを狙うサイトフィッシングや、スローなエギングが敵しており、ルアーの色は控えめなナチュラル系(自然に溶け込む色、イワシなど小魚の色)でアタックしましょう。
ロッドの動かし方はイカの警戒心に配慮した「ゆっくり&スロー」で、エギをゆっくりと沈ませたり、一定の層をゆっくりと動かしたりしますが、特にフォール時(沈み込むとき)にイカが抱きついてきやすいです。
夕マズメ(日没前後)
日没前後約1~2時間の夕マズメは、イカの警戒心も薄れ活性が高まっていく時間帯で、朝マズメと同様にエギングが有効です。
ルアーのカラーは、まだ明るめの頃はアピール力の強いオレンジ系やピンク系で、薄暗くなる頃は、光が反射しつつ自然にアピールできるゴールド系やラメ入りが有効になります。
完全に日没し暗くなってきたら、紫系や赤黒系のほかグロー系(夜光)がおすすめで、夕マズメ時の動かし方はややスローにしながら、しっかり止めるアクションを繰り返しましょう。
夜間
日が完全に落ちて暗くなった夜間は、イカの活性も高く、常夜灯や光の下に集まるイカが狙い目になります。
釣り方は 電気ウキ釣りやスッテ、夜のエギングで、ルアーのカラーは グロー系(光る)や赤、ピンクなどアピールが強いものを選びましょう。
動かし方はゆっくりしつつフォール重視(落とすだけでもOK)で、特にイカはフォール時に抱きついてくるので、フォールを意識することが重要です。
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