【初心者向け】ブリの釣り方をイチから解説!釣れる場所や時期・時間帯・手法まで
ブリの釣り方①:ブリ釣りの基本知識を知る
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/bc-4927603/
ブリ(鰤)を釣りに行く前に、「どの時期が釣れやすいのか」「エサはどうすればいいのか」など、まずはブリの基本知識を得ることが釣果への近道になります。
ブリとはどんな魚なのか、どのようなエサを食べるのかなどブリに関する基本知識について、詳しく解説していきますので、ブリ釣りの参考にしてみてください。
前提①:ブリは「回遊魚」
基本的にブリは同じ場所に留まらず、エサを求めて常に移動(回遊)している回遊魚で、今釣れなくても、回遊してくれば突然釣れる可能性があります。
ブリの釣果はテクニックよりも回遊タイミングに強く左右されるため、海の仕組みや、仕組みに連動するブリの動きを理解することが重要です。
後にも釣り方の項目で詳しく解説していますが、初心者は岸からメタルジグ(金属でできた重量のある疑似餌)を使った、ショアジギング(岸からの釣り)で狙うのが基本になります。
前提➁ブリは「ベイト(小魚)を食べる」
ブリの主食はイワシ・アジ・サバなどの小魚で、ブリはベイト(ブリのエサとなる小魚)を求めて海を回遊しているため、ベイトがいる場所にはブリがいる可能性が高いです。
そのため、ブリのベイトが全くいない場所では、基本的にブリも近づいてこないため、釣れる確率がほとんどありません。
ブリのベイト(アジやイワシなど)は群れで行動することも多く、上空から鳥が海の中に突っ込んでいる「鳥山」や、波立ってざわつく水面(ナブラ)が発生している場所は、ブリのベイトが集まっている可能性も高いです。
前提③:「潮」がすべてを支配している
潮が動くことで潮に乗ってベイトが移動し、ベイトを追って捕食しようとするブリも動くため、潮が海のすべて(食物連鎖)を支配しています。
上げ潮・下げ潮など、潮が動いている時間帯はベイトも動き、ブリも集まるので釣れやすいです。
逆に潮止まり(潮が止まる時間)は、ベイトも動かなくなるため、ブリの活性も下がり釣れにくくなります。
前提➃:「ブリは突然現れる」
ブリはベイトとなる魚を追って回遊しているため、それまで全くブリがいなかったとしても、ベイトの動きによって回遊ルートが変わり、突然現れることがあります。
鳥山やナブラなどのサインが現れたら、水面下でベイトを追ってブリが集まってきていることがあり、それまでまったく反応がなかったとしても、一気に釣れるチャンスの到来です。
青物(ブリなど青色をした魚)は回遊待ちと言われることがあるように、ブリなどの青物釣りは回遊の瞬間にその場にいることが重要になります。
刻々と状況が変化し、まったく釣れなかったのに急に釣れ出したり、大量だったのがピッタリと釣れにくくなったりするのが、回遊魚のブリ釣りの醍醐味です。
ブリの釣り方➁:ブリの釣れる場所
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/88-5542079/
ブリの釣れる場所を知っておくと、「どこで釣ろうか」迷いにくくなり、勝負するスポットが選びやすくなります。
主にブリが釣れる場所は、以下のような場所です。
- 海峡
- 堤防の先端
- 岬
- 潮目
それぞれがどのような場所なのか、どんな特徴があるのかを詳しく見ていきましょう。
① 海峡
海峡とは、海が陸地に挟まれ狭くなった場所のことで、潮の流れが非常に速く、ブリの回遊ルートになりやすいです。
海峡を通る潮がベイトを運ぶため、ブリのベイトも集まりやすく、ブリの捕食ポイントになっています。
明石海峡や鳴門海峡などは関西屈指の超一級ポイントで、潮の流れが早いので、重めのジグや泳がせ仕掛けが有効です。
② 堤防の先端
堤防の先端は潮通しがよく、潮の流れが当たりやすいためベイトが集まりやすく、ブリが通過しやすい場所です。
ベイトを求めてブリが回遊してくるため、捕食のチャンスが多く、堤防の根元よりも先端の方が圧倒的に釣れる確率が高くなっています。
潮止まり前後を狙うとベイトを追ってブリが接近してくるため、狙い目の時間帯です。
③ 岬
陸地が海に突き出た岬は、潮がぶつかる場所で、流れの変化で潮目やヨレができやすく、回遊魚が通るルートになりやすいです。
ベイトが流されてきて、ブリの捕食ポイントになり、外海に面しているため大型ブリが回遊しやすくなっています。
岬の裏側や潮がぶつかる場所にベイトが溜まりやすく、鳥山やナブラ(小魚が逃げ惑い、水しぶきが上がっている状態)、水面のざわつきが出ることが多いです。
➃ 潮目
潮目は潮と潮がぶつかる境界で、海面に線状の色の違いや、波がざわついた状態となって現れます。
潮で流されてきたベイトが集まりやすく、ベイトを狙ってブリを始め、さまざまな魚が集まりやすい場所です。
潮目を狙うことで釣れる確率が大きく上がり、潮目が動いているタイミング(大潮や中潮)を狙うと、より釣果につながります。
ブリの釣り方③:それぞれの釣り方を知る
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/84-8238903/
ブリの釣り方には以下のような釣り方があります。
最も手軽に釣れるのがショアジギングですが、釣れる確率としては平凡で、ショアジギングと同じ難易度で釣れる確率が最も高いのが、泳がせ釣りです。
ただし泳がせ釣りは生きた魚をブリのエサに使うため、エサとなる魚の確保が難しいなど、それぞれに一長一短があります。
ブリの主な釣り方がどんな釣り方なのか、詳しく解説していくので、自分に合った方法でブリ釣りに挑戦してみてください。
ショアジギング(陸)
ショアジギングはブリ釣りの難易度が高くないため、初心者にもおすすめの釣り方です。
初期費用も他の釣り方に比べ安いので、ブリ釣りとして最も始めやすくなっています。
概要
ショアジギングとは、ショア(陸)から「メタルジグ」と呼ばれる金属製のルアー(疑似餌)を使い、堤防や岬などからブリを狙う釣り方のことです。
エサを用意する必要がないため最も手軽にブリ釣りが始められ、コストも安くつくため人気が高く、初心者にもおすすめ。
海の浅い場所からでもブリなどの青物を狙え、道具は軽〜中重量のルアーを使うスピニングタックル(スピニングリールを使った仕掛け)が一般的です。
釣れる仕組み
ショアジギングで釣れる仕組みは、メタルジグが弱った魚や逃げる魚の動きを再現し、メタルジグに反応するブリが捕食して針に掛かります。
場所によっては、ルアーが根や障害物に掛かる「根掛かり」を起こすことがあるため、根掛かりの回避が必要です。
メタルジグが着底後、すぐに巻き上げることである程度根掛かりが防げ、根掛かりを感じた場合は竿先を下に下げメタルジグの重さを利用して針を外すなど、根掛かりへの対策がいくつかあります。

一誠(ISSEI)「海太郎 ネコメタルロング #052」は、ロングタイプのメタルジグです。
力加減でアクションをコントロールしやすい設計で、水深100m前後にいるブリを狙う場合が多いため、水深に合った150gのメタルジグとなっています。
- 商品名海太郎 ネコメタルロング #052
- メーカー一誠(ISSEI)
- 自重150g
※価格・在庫状況は商品ページでご確認ください。
価格を見る・商品ページへ基本手順
ショアジギングでブリを狙う手順は、以下のようになります。
- 遠くに投げる
- ジグを沈める(着底)
- ロッドをシャクる
- リールを巻く
- 繰り返す
まずはブリがいそうなポイントに着いたら、メタルジグ(ジグ)の付いた仕掛けを遠くに投げ、ジグを底まで沈ませます。
着底したらロッドを軽くシャクり、ジグにアクションを起こしつつ、リールを撒いていきブリを誘い込みましょう。
リールを巻き、釣れていなかったら、再び遠くにジグを投げるところから同じ動作を繰り返します。
メリット
ショアジギングのメリットは、エサを必要とせず、仕掛けも簡単なのでコストが安い点です。
手軽に始めることができ、仕掛けを投げてロッドをシャクり、リールを巻くだけの動作なので、運動量が少なめなのもメリット。
デメリット
ショアジギングのデメリットは、ブリが回遊してこないと釣れない点です。
何度も仕掛けを投げてリールを巻く動作を続けるため、釣れないと疲労しやすい点も、ショアジギングのデメリットになります。
向いている人
ブリをショアジギングで狙うのに向いている人は、釣り自体が初心者の人や、ブリ釣り初心者の人です。
動作が簡単で初期費用も安くつくため、手軽に始められるのが初心者に向いている理由で、ほかにも岸からブリを釣りたい人にも向いています。
ジギング(船)
最も効率よくブリが釣れる方法が、船からのジグを使ってブリを狙うジギングです。
岸からのショアジギングに比べ、大型が釣れる確率も高いですが、ほかの釣り方より多くの費用が必要になります。
概要
船からのジギングは、船に乗って沖(オフショア)に出て、船から真下にジグを落として釣る方法です。
船のソナーを使ったり、よりブリが釣れる確率の高い漁場に案内したりしてもらえるので、ショアジギングよりブリが釣れやすく、大型が釣れる確率も高くなっています。
ただし、波がある時は船の揺れも大きくなるため、船酔いが発生したり海に落ちやすかったりと、注意が必要です。
釣れる仕組み
船からのジギングは、船がブリのいる場所に直接行き、真上からジグを落としてブリを狙う仕組みです。
ブリのいる場所まで船で行けるため遭遇率が高く、他の釣り方に比べ、釣れる確率が最も高くなっています。
基本手順
船からのジギングでブリを釣る手順は、以下のようになっています。
- ジグを海底まで落とす
- シャクリながら巻く
- 繰り返す
船に乗ってブリがいる場所まで移動し、真下にジグを落とすようにして、海底まで落とします。
ロッドをシャクりながら(上下に軽く振る)リールを巻き、釣れなかったら同じ手順を繰り返しましょう。
メリット
船からのジギングは、直接ブリがいる場所まで移動できるので、釣れる確率が高い点です。
大型が釣れやすいのもメリットで、ソナーや船長の経験を元にして漁場まで案内してもらえるため、ブリがいる場所で直接釣れます。
デメリット
船からのジギングは、船に乗ってブリのいる場所に向かうため、船代が必要になる点がデメリットです。
波の高い日や船に弱い人は船酔いしやすい点もデメリットで、船に乗り込む前日はしっかり睡眠を取ったり、事前に酔い止め薬を飲んだりと、準備が必要になります。
足をすべらせて船から落水といった事故もあるため、乗船の際はライフジャケットが必須です。
向いている人
船からのジギングが向いている人は、ブリを確実に釣りたい人や大物を狙いたい人です。
また、ジギングは海中に投下したジグを50m以上巻き上げる必要があり、100g以上のジグをシャクる動作を何回も繰り返すので、体力に自信がある人も向いています。
泳がせ釣り(ノマセ)
泳がせ釣りとは、イワシやアジなどの生きたエサを針に付け、海中で泳がせてブリを狙う釣り方のことです。
ブリは弱った魚を追う習性があるため、生きた魚をエサに使ってブリを狙うのは、とても理にかなっています。
概要
泳がせ釣りはメタルジグを使った他の釣り方とは違い、生きた魚をエサに使うので、ブリを釣る方法の中で最も釣れやすく、大型が釣れる確率も高くなっています。
エサのイワシやアジが自然に泳ぐため、警戒心の高くなったブリにも違和感を与えにくいです。
エサの魚が自然に泳ぐことが重要なので、泳がせ釣りは場所選びが重要となり、堤防の先端や潮目、駆け上がりなどが泳がせ釣りで狙うポイントになっています。
釣れる仕組み
泳がせ釣りは、エサが本物の魚なのでブリが100%本物のエサと認識し食いつきます。
エサとなっている本物の魚が自然に泳ぐため、ブリに警戒心を与えることがなく、メタルジグに比べ食いつきがよいです。
基本手順
ブリの泳がせ釣りの手順は、以下のようになっています。
- アジを針につける
- 海に入れる
- 待つ
エサの魚を針に付け、海に入れてブリがヒットするのを待ちますが、ブリがエサを食うとロッドが一気に曲がるので、アタリが分かりやすいです。
エサの魚が弱っていると泳ぎも弱々しくアピールに欠け、すぐに死んでしまうため、ブリの食いつきも悪くなります。
逆に元気がよいとブリにアピールできるので、エサの魚は元気であればあるほど釣れやすいです。
メリット
ブリの泳がせ釣りのメリットは、他のどの釣り方よりも釣れる確率が高い点で、大型が釣れる確率も高いです。
ヒットした瞬間、竿ごと引き込まれるような強いアタリがあり、他の釣り方より迫力が楽しめる点も、泳がせ釣りのメリットとなっています。
デメリット
ブリの泳がせ釣りのデメリットは、エサとなる生きた魚を確保する必要があるため、メタルジグを使った釣り方に比べ、手軽に釣りができない点です。
ブリを狙う前に、エサとなる魚を準備しないといけないため、まずはエサ釣りが必要になります。
また、手返しが悪い点もデメリットで、エサが弱ったら付け替える手間が必要で、他の釣り方に比べ荷物も多いです。
向いている人
ブリの泳がせ釣りが向いている人は、ブリを確実に釣りたい人や大物を狙いたい人です。
泳がせ釣りのエサはブリが普段食べているエサそのものなので、ブリが違和感なくエサに食いつくため、釣れる確率や大物が釣れる確率も高くなります。
また、泳がせ釣りはのんびり釣りたい人にも向いており、エサを泳がせてブリが食いつくのを待つ釣りなので、エサを投入してから釣れるまでのんびりした釣りです。
ブリの釣り方➃:釣れる時期と時間帯
引用元:https://pixabay.com/ja/photos/8c-212290/
より確実にブリを釣るためには、ブリが釣れやすい時期や時間帯を把握しておく必要があります。
ブリがよく釣れる時期や時間帯について、詳しく解説していきますので、確実にブリを釣りたい人は参考にしてみてください。
ブリの釣れる時期
ブリは時期によって釣れやすさが変わり、最も釣れやすいのが秋(9~12月)となっています。
逆に釣れにくいのが、水温が高くなる夏(6~8月)や、水温が低下する冬(1~2月)です。
最も釣れやすい秋を中心に、各時期のブリの動きについて詳しく見ていきましょう。
秋(9〜12月)
9~12月の秋は、年間で最もぶりが釣れやすいベストシーズンです。
冬に備えて荒食い(捕食量が最大)する時期で活性が高く、ブリのベイト(エサ)が岸に寄り、ベイトを求めてブリも接岸してくるので、ショア(岸)でも釣れるチャンスが増えます。
ブリの形も良く、数も出やすい(関西は特に強い)ので、釣果を上げたい人はこの時期を狙ってチャレンジしてみましょう。
春(3〜5月)
3~5月の春は、秋に次いでブリが釣れやすいセカンドシーズンです。
産卵前後で回遊が活発になりますが、潮の動きとベイト次第で釣果が変わりやすく、日ムラが起こりやすくなっています。
ブリの数は多くないものの大型が釣れやすいため、数釣りは難しいけれど大型が狙える時期です。
夏(6〜8月)
気温が年間で最も高くなる6~8月の夏は、水温の上昇を避けてブリが深場へと移動するので、年間で最も釣れにくくなる時期です。
深場へと移動するためショアから狙うのはやや厳しいですが、船からのジギングはピンポイントで狙えるため、まずまずの数が釣れます。
また、夏はブリよりもワラサやハマチサイズが多く、大型は狙いにくい時期です。
冬(1〜2月)
1~2月は水温の低下により、ブリの活性がダウンするため、釣れにくくなる時期です。
海峡や深場ならチャンスがあり、ブリのいる場所で直接釣れる船からは、超大型の寒ブリが狙えます。
日本海側の北陸あたりでは、毎年超大型の寒ブリが水揚げされ高値で取引されていますが、ショアから狙うのは厳しい時期です。
ブリの釣れる時間帯
ブリは時期によって釣れやすさが変わりますが、一日の中でも釣れやすい時間帯と、逆に釣れにくい時間帯があります。
一日でブリが釣れやすい時間帯は、朝マズメと夕マズメで、ブリを狙うなら外せない時間帯です。
それぞれの時間帯がどんな時間帯で、ブリがどのような動きをしているのかを詳しく見ていきましょう。
朝マズメ(夜明け前後)
夜明け前後の薄暗い時間帯は朝マズメの時間帯で、夕マズメと並んで一日で最もブリが釣れやすい最強の時間帯です。
光量の変化により、ブリのベイト(エサ)が浮いてくるため、ベイトを追ってブリの動きや活性も高まります。
ブリの捕食スイッチが入りやすく、一発目の回遊に当たると、連続で連れ出す爆発力ある時間帯です。
夕マズメ(日没前後)
日没前後の時間帯が夕(ゆう)マズメで、朝マズメに次いで2番目にブリが釣れやすい時間帯です。
日中に動かなかった魚が動き、ベイトが岸寄りすることが多いため、ベイトに反応して昼間に下がっていた活性が再び上がり出します。
ブリの警戒心も下がりやすいため釣れやすくなりますが、朝マズメに比べると、勝負できる時間は短めです。
昼間
昼間は光量が多く、ブリの警戒心も高まっているので、一般的には釣れにくい時間とされていますが、例外として潮が動けば釣れます。
また、ナブラ(小魚が捕食魚から逃げようと海面で跳ねて波立った状態)の発生や鳥山(鳥が魚を捕食すべく上空から海に入っていく状態)、ベイトが大量に発生している場合は、昼間であっても釣れやすい例外です。
昼のブリはベイトのいる場所に密着する傾向にあるため、ベイトを見つけるのがブリを見つけることにつながりますが、ベイトが動かない単調な凪や無風はブリの動きも鈍いため、釣果はあまり期待できません。
夜
ブリは基本的に昼行性の魚なので、夜間は活発に動いていませんが、常夜灯周りでベイトがいれば可能性があります。
しかし、夜は活動範囲が狭く昼間ほど広範囲に回遊しないため、他魚種より集まっている可能性が低いです。
夜の狙い目としては、潮が動いてベイトが通る港の入口(常夜灯回り)や、外海向きの潮通しの良い堤防で、メタルジグよりも生きた魚を使った泳がせ釣りの方が、釣れる悪率も上がります。
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